V字型の段付きコンビは珍しい形

2017-06-02 09:34:28  | NoComment
                   

本日ご紹介のお客様は兵庫県よりお越し頂きました。

1本の指輪の素材にプラチナとK18イエローゴールドなど異種金属を2つ組み合わせた指輪をコンビネーションと言います。

主に色の違う組み合わせの指輪にする事が多いです。

今回のお客様もプラチナとK18イエローゴールドの2つの素材を使って指輪を手作りしていただきました。

コンビにするための組み合わせ方は幾通りもあります。

例を挙げますと、表面はプラチナ、内側はゴールド。またはその逆。

片側半分はプラチナ、もう片側半分はゴールドと言った具合です。文字で説明するのは難しいので出来上がりを見ていただければわかると思います。

その前にお客様の作業風景を少しご紹介いたします。

ワックス切削作業

コンビネーションの場合、鋳造はプラチナの部分、ゴールドの部分を分けてそれぞれ鋳造してそのふたつを摺り合わせて溶接してくっつけます。

ワックスでの原型製作は分けて作るのではなく、1本の出来上がった状態の形を作っていただき、当店でふたつに分けて鋳造するようにしております。

初心者の方だとパーツごとの削り出しは難しいため、極力簡単に出来るようにサポートさせていただいております(^^)

メンズとレディスとでストレート型とV字型と形違いの指輪になりましたがワックスの原型が完成いたしました。

ワックス指輪を着けてポーズ

ワックスは実際のサイズよりも少しだけ小さく作るので指の奥までは入りません。

無理に入れようとすると割れてしまうことがあるので指の途中まで入れてポーズです!

指輪完成ガッツポーズ

ほとんどの方がワックスを削る作業は初めてだと思います。

ですので完成したときの達成感はひときわだと感じていただけそうです!

ワックス原型をお預かりしてパーツに分け、鋳造の後に仕上げて完成した手作り結婚指輪がこちらです♪

V字とストレートのコンビ結婚指輪

内側にはサファイアを埋め込みました。

左のストレート型の結婚指輪は珍しくは無いと思いますが、右のシャープなV字型で2段になったコンビリングはとても珍しい形だと思います。

当店で摺り合わし作業をして溶接しますが、ピッタリ合わせないと隙間が空いてしまいます。

熟練した職人だからこそキレイに仕上げることが出来る、まさに職人技です!

形の違うコンビリング

この度は本当にありがとうございました。

末永くお幸せに!