大阪でワックスの結婚指輪手作りが増えてます

結婚指輪を手作りする方法は金属を使った鍛造製法かワックスを原型とする鋳造方法があり、大阪梅田のMAKI大阪工房でもどちらの製作方法も可能です。
鍛造では作れるデザインが限られてしまいますが納期が早く、急ぎのお客様には向いている方法です。
ワックス鋳造は作れるデザインはほぼ無限にありますが、納期は約1ヵ月半ほどかかります。
鍛造で作れるデザインはワックス鋳造でも作れます。そのため、納期に拘らなければワックス鋳造の方が作れるデザインも多く、作業も簡単なので初心者のお客様でも短時間で結婚指輪作りが出来ます。

結婚指輪にも流行がある
洋服と同じく結婚指輪も身に着けるアイテムです。結婚の証としての大切な意味のある指輪ですが、ファッションの一部でもあります。
そんな結婚指輪にも洋服と同じでデザインの流行のようなものがあります。結婚指輪のデザインがどのような経緯で移り変わってきたのか見てみましょう。
カットリング時代

30年ほど前の1990年代はカットリングと言われるパイプをカットしただけのような真っ直ぐなシンプルな形で表面にはプレスされたような幾何学的な模様が入っている程度でした。この時期では流行というより、ほとんどがこのような既製品しかなかったので流行とは言えないかもしれません。
歪んだデザイン時代

20年ほど前の2000年代ではワックスで原型を作り、鋳造によって指輪やペンダントなどが作れるようになってきて、結婚指輪もワックス鋳造製法によってシンプルな真っ直ぐなデザイン以外にV字型やS字型の歪んでいるデザインを製造メーカーがブランドを立ち上げるなどして店頭に並ぶようになりました。
これまで幾何学模様が入った程度の結婚指輪しかなかったのでS字型やV字型が珍しく歪んでいる形に人気が集まりました。
個性的オーダーメイド時代

2004年頃からはワックスを使って色んなデザインが作れるようになったため、個性的なデザインの結婚指輪が店頭に並ぶようになりました。各結婚指輪のメーカーさんがこぞって他社には無いような個性的なデザインを作り、貴金属の価格も安価だっだので幅の広いデザインが流行してきました。
また、自分たちの個性や好みを指輪に取り入れた既製品ではなくフルオーダーメイドの結婚指輪が流行りました。
結婚指輪を自分で作る時代

2010年を過ぎたころからワックスを使ってお客様自身に手作りしてもらう手作り結婚指輪が登場してきました。プロの職人が作るような繊細で細かいデザインの結婚指輪は作れませんが、シンプルでも自分自身の手で世界で一つの結婚指輪が作れるようになり、お店に頼むフルオーダーよりも手作り結婚指輪のお店も増えてきました。
ワックスを使うので真っ直ぐな形や歪んだ形が自分たちの好きなように作れるので、お客様自身の作れる範囲になりますが、幅は3mm程度の歪んでいる形が多く作られたようです。
細身の指輪が人気の時代

2015年ごろからゴールドの地金相場が高騰し結婚指輪の価格を抑えるために各結婚指輪の製造メーカーは細い指輪のラインナップが増えてきました。景気もそれほど良くなかったので細く軽く作って価格を抑えて消費者に購入しやすい価格にするためでした。
手作りで作る結婚指輪もワックスで作る方法以外に昔ながらの鍛冶屋のように金属をそのまま丸めて溶接して仕上げていく鍛造製法の手作り結婚指輪を作らせるお店が増えてきました。
ワックス鋳造の場合細い指輪だと強度が弱く歪みやすいため、強度のある鍛造で細い指輪を手作りしてもらおうという事です。幅が細くシンプルなストレート型の結婚指輪の人気が高まっていました。
ナチュラルな自然な風合いが人気の時代

2020年頃には直線的なクールなデザインよりも、丸みがあったり表面をワザと傷を付けたようなナチュラルなデザインが流行してきました。ゴールドを使って表面を凸凹にしたアンティークなデザインも人気になっていました。バブルのころの派手なゴールドではなく、イエローゴールドやピンクゴールドのつや消しなどの落ち着いた結婚指輪です。
メンズにもダイヤが入ったユニセックス時代

2022年現在では鍛造で作るシンプルなデザインの流行が少し落ち着き、ワックスで手作りするお客様が増えてきました。また、特徴的なのは女性物にダイヤを入れることは普通でしたが、男性物にもダイヤモンドを入れたいというお客様が増えています。
ジェンダー平等で男女の区別なくステレオタイプな考えを無くしたユニセックスなデザインになってきました。昨今の男性は美意識が高くスキンケアをするなどファッションもダイヤの指輪でも似合う服装の人が増えてきたためでしょう。
大阪で手作りする結婚指輪の流行も変化
このように時代によってシンプルだったり、拘ったり、作り方なども変わってきています。特に流行に敏感な大阪のお客様は時代によって手にする結婚指輪にも変化しているようです。
2022年はまだ4月ですが、鍛造で作る場合は納期が早いというメリットよりも、ワックスで手作りした少し歪んだ柔らかいエレガントなデザインが流行るのではないでしょうか!