手作り結婚指輪の表面はツルツルに光沢を出した仕上げ以外にも様々な仕上げ方法があります。
つや消し、シルクサテン仕上げ、ヘアラインなどですが、今回お客様が選んでいただいた仕上げ方法は槌目仕上げです。
槌目とはピカピカに仕上げた表面を手作業で金槌で叩いて仕上げていきます。
金槌の表面もピカピカに磨いてそのピカピカ面を指輪表面に転写していくイメージです。
静止画だとキラキラ感は解りにくいですが、実物は光がピカピカと乱反射してミラーボールの様に輝きます。
お客様は大阪府下よりお越し頂いたお二人です。
どのお客様も最初は少しぎこちないヤスリ作業ですが、慣れてくると作業も捗ります。
ワックスは柔らかいので力は必要なく、撫でるようにしても削れていきます。
椅子の高さは作業しやすい高さに調整が出来ます。
作業内容によって高い方が良かったり、低い方が作業しやすかったりしますので、ご自分で自由に調整してください。
槌目を付けるのはプラチナ鋳造して表面を磨いた後で施しますので、
2人が作るのはストレート型のシンプルな甲丸リングの原型になります。
数時間後ワックスの原型が完成いたしました!
完成してホッとした様子のおふたりでした。
このワックスをお預かりして、当店の徳島工房でプラチナに仕上げていきます。
大阪での作業はこのワックス原型を作るまでの作業になります。
仕上がった指輪がこちらです。
平らでピカピカした面がいくつも折り重なったような仕上がりになります。
この度は本当にありがとうございました!
末永くお幸せに(^^)