手作り結婚指輪の来店から完成までの流れ

2020-10-07 08:05:29  | NoComment
                   

ご紹介のお客様は高知県よりのご来店です。遠方より遥々ご来店いただき疲れも見せず手作り作業をして頂きました。

まず店頭で結婚指輪の手作りについていろいろ説明をさせていただき、作る結婚指輪のデザインを決定していきます。

店頭の沢山の指輪見本を見ていただき、気に入ったデザインを少しアレンジしたような形でデザインが決まりました。

二人で結婚指輪の手作り作業

デザインが決定されますと、作るデザインを設計図の様に紙に書き、そのデザイン設計図を元に作り方を教えながら作業をして頂きます。作り方は指輪のデザインによって多少違ってきますが、どのようなデザインの指輪でもまずチューブワックスの切り出しから始まります。

チューブワックスを作る指輪の幅で切り出します。切り出した断面をヤスリで整えれば結婚指輪の元になるドーナツ状のワックスになります。

指輪の厚みを削る彼

次にドーナツ状のワックスの穴を削ってサイズを合わせ、不要な厚みを適正な厚みまで削っていきます。

ストレート型のシンプルなデザインであればここまでの作業で原型はほぼ出来上がりなのですが、ご紹介のお客様の場合はS字型に削り出し、表面に溝を入れました。

細かい部分を削る彼女

細かい作業ですが、ワックスは柔らかいので力を入れず優しくなでるようにヤスリを動かせば簡単に削ることが出来ます。

約2時間ほどでお二人の結婚指輪の原型が完成しました。完成した結婚指輪の原型がこちらです。

結婚指輪の原型

ご覧の様にS字型の形でトップ部分に斜めに溝ラインが入った結婚指輪の原型です。

高知のお客様手作り結婚指輪の完成

原型は当店でお預かりして約1か月半ほどで貴金属で仕上がった結婚指輪の完成になります。

プラチナに鋳造により貴金属になってからの加工を当店で施して完成です。レディスにはダイヤモンドのセッティングを施します。

サイドにダイヤを豪華に留めた手作り結婚指輪

ワックスではわかりにくかった形がはっきりと見えて、表面を鏡面に磨いた金属の光沢がとても美しい手作り結婚指輪になりました。

サイドにダイヤを豪華に留めた手作り結婚指輪

結婚指輪の作り方はデザインによって多少違いますが、多くは上記のような流れで作業をしていきますので、結婚指輪の購入をご検討のお客様は是非、手作り結婚指輪をよろしくお願いいたします。