結婚指輪の表面には自分で模様を入れられます

2020-11-23 03:54:43  | NoComment
                   

結婚指輪の元になる原型のワックスは柔らかく簡単に切ったり削ったりすることが出来ます。また熱で溶かしてくっ付けたり盛り上げたりすることが出来るとても便利な素材です。

ワックスは爪でひっかくだけで簡単に削れる硬さなので模様などを入れるのも容易に入れることが出来ます。そのためヤスリや先の尖った道具で模様を入れるだけでなく彫刻刀やハンドモーター、細かいデザインであれば針の先のようなもので模様を入れることが出来ます。

結婚指輪の太さは2mm~3mmと細いのですごく細かい模様を入れるには顕微鏡などをのぞきながら作業をするようになります。初心者のお客様の場合はこのような作業は難しいですが、簡単なデザインの模様はハンドモーターなどを使えば簡単です。

ハートを削った結婚指輪の原型

今回ご紹介のお客様は指輪の表面にハンドモーターを使ってハートマークを彫っていただきました。ハートの模様は二つの指輪を合わせると浮かび上がるように半分づつのハートをそれぞれ彫っています。

模様を入れるにはマジックなどで下書きをして、その部分をなぞるように削っていくので簡単です。少し不安な方は不要なワックスで練習してから本番のワックスを削っていただきますので安心してください。失敗しても熱で溶かせば元の表面に戻すことが出来るので全く心配はいりません。

ハートの模様などは単純な形なのでほぼ失敗することは無くできるデザインです。こちらのお客様もきれいにワックス原型を仕上げることが出来、プラチナで仕上げることが出来ました!

合わせるとハートが浮かぶ手作り結婚指輪

結婚指輪の指のサイズはカップルによって組み合わせが違ってきます。そのため既製品では作ることが出来ません。ハートの模様は二人が気にったようにマジックで下書きして、そのとおりに彫るので厳密には作り手によって微妙に形がちがい、オリジナルのハート模様になります。

ハートを削った手作り結婚指輪

こちらのデザインはハート型が良くわかるようにハートの中をブラストのつや消しにして強調しています。光沢表面の一部をつや消しにしているのでアクセントにもなりおしゃれな仕上がりとなりました。