大阪で手作り感あるアンティーク模様が人気の結婚指輪

2024-12-06 16:52:42  | NoComment
                   

大阪工房にご来店でワックスを使って結婚指輪を手作りして頂きました。

ワックスを使った製作方法はいろいろなデザインを作れるのがメリットで、今回ご希望のデザインもワックスでしか作ることが出来ないデザインでした。

素材はプラチナですが、表面を自作でランダムにヤスリで削り、その削り跡を活かしてアンティーク風に仕上げたデザインです。

今時の若い人らしくとても個性的なファッションのお二人がご来店です。そのファッションに似合うデザインはシンプルな甲丸リングなどではなく、レトロ調のデザインが良く似合います。

結婚指輪を手作りする大阪のお客様

チューブ状のワックスから作りたい指輪幅を切り出します。チューブワックスに切りたい幅の目安線を引きます。罫書きコンパスという道具を使い、ワックスの表面にラインをケガいていきます。

ケガいた線に沿ってワックスをのこぎりで切り出します。ワックスは柔らかいのでまっすぐ切るのは難しく、どうしても歪んで切れてしまいがちです。そのため、希望の幅よりも少し広めに切りはじめ、多少歪んで切れたとしても指輪幅は必ず確保できるように切っていきます。

指輪のサイズを合わせる彼

指輪を切り出すことが出来たら、切った断面をヤスリで削って平らにならします。また、希望の指輪幅になるまで削っていきます。

ワックスは柔らかいので、切る、削る。などの作業は簡単で女性でも力は必要ありません。逆に力を入れすぎるとうまく出来ないこともあるので優しく扱うのがワックス製作のコツです。

指輪の表面を削る彼女

サイズを合わせたのちに、余分な表面の厚みを削り一旦シンプルな甲丸形の指輪原型にします。

シンプルな甲丸形が出来たらいよいよ表面の模様を削ります。表面を削るヤスリは通常のヤスリを使いランダムな角度でいびつになるように削っていきます。

このランダムに削る作業が一番難しく、人間とは不思議なものでランダムに削っているつもりでもいつの間にか規則正しく削ってしまいがちです。

そのため、本番のワックスを削る前に不要なワックスを削ってランダムに削れるかどうかの練習をしていただいております。

ランダムに削るためのコツはいくつかあって、削り方を変えるのが一番的確に削れます。

ワックスを持つ角度を変えたりヤスリの削る方法を変えたりします。自分の好みのデザインに削れる確認が出来たらいよいよ本番のワックスを削ります。

ワックスで結婚指輪の原型を完成させた大阪のカップル

基本はストレート型なのでワックス製作時間はそれほど必要なく、約1時間半ほどで結婚指輪の原型が完成しました!

アンティーク風でレトロな雰囲気を出すにはイエローゴールドでも可能ですが、ゴールド系は変色などがあるためプラチナで鋳造し仕上げました。

プラチナはどのような薬品に対しても腐食や錆びたりせず安定した金属です。

永遠に変わらないということからブライダルリングには一番適した金属といえます。

完成した結婚指輪がこちらです!

表面をアンティーク風に削って作った手作り結婚指輪

アンティーク風のレトロな雰囲気が良く出ています。自然なナチュラルな仕上げが上手に削れています。細身なので身に着けていても邪魔にならず表面はつやが無いのでどのような服装や場所でもつけていきやすいデザインとなりました。

大阪のカップルが手作りした結婚指輪

表面は完全なつや消しではなく、少し半光沢に輝くため安っぽくありません。むしろ高級感のある仕上がりになりました。

お二人にはとても喜んでいただき満足して頂けました。

この度は大阪工房での結婚指輪手作りご来店ありがとうございました!

大阪工房で作るワックス特有の模様を活かした結婚指輪

2024-10-04 16:07:56  | NoComment
                   

大阪工房へご来店頂いたお客様のご紹介です。

結婚指輪の手作り方法では、ワックスを使った作り方と、金属をそのまま指輪に仕上げる作り方が出来ます。MAKI大阪工房ではどちらの方法でも製作可能なので指輪のデザインによってどちらの方法で作るか決めて頂きます。来店当日に決定して頂いても全然大丈夫です。

今回のお客様はワックスでしか作れないデザインでしたので、ワックスを削り出して指輪の原型を作って頂きました。

手作り作業する大阪工房のお客様

ワックスを使った指輪作りのデザインは自由にいろいろなデザインを作ることが出来るというのが一番の特徴です。

シンプルなストレート型のデザインはもちろん、S字型やV字型、表面に模様を入れるといったことが出来るので自由度は高いです。また、柔らかい素材なので女性でも簡単に削ることが出来、作業時間も彫金に比べると短時間で指輪原型製作が可能です。

手作りするデザインはストレート型のフォルムに表面を螺旋状のねじり模様を削り込むといったデザインです。

作りたい指輪幅でチューブワックスから切り出すために目安線を入れます。それぞれ女性物は2.5mm、男性物は3.0mmの幅で切り出すためにチューブワックスの端からそれぞれの指輪幅のラインをケガキコンパスで引いていきます。

ノコギリで切り出すときに目安線よりも少し広めに切り出します。ワックスは柔らかいのでまっすぐに難しく歪んで切れてしまうため広めに切って余分な部分をあとでヤスリで削って希望の幅に合わせます。

作業体制は自由に

ワックスを切った断面はヤスリで削って平らにしますが、据え置き型のヤスリにこすりつけて削っていきます。おろし金で大根やチーズを削るイメージです。

座っても作業は出来ますが、人によっては立って行った方がやりやすいという人もいらっしゃいます。真上から見てやすり掛けすると平らな面を正確にヤスリに押し付けて削りやすいようです。作業体制に決まりはありませんのでお二人のやりやすいスタイルで行っていただきます。

指輪表面にらせん模様を入れる大阪のお客様

ワックスを使った指輪作りの大きな特徴として表面に模様を入れることが出来るというのを前述しましたが、今回のお客様のデザインも表面に模様を入れたデザインなので細かいヤスリで表面に模様を削っています。

模様のデザインは斜めに螺旋状の削り込みをするというデザインです。どの部分をどのように削るかというのは当工房の職人が詳しく説明し、マジック等で下書き指定して削って頂くので初心者の方でも難しい作業ではありません。また、要所は職人がきれいに仕上げをしながら作業していくのできれいにできなくても大丈夫です。おおよその模様を削ってもらえれば大丈夫なのでご安心ください。

大阪工房で結婚指輪原型が完成したカップル

ワックスを使った指輪原型作りはシンプルなデザインで1時間くらい、S字型や表面に模様を入れた少しこだわったデザインでも約2時間あれば完成します。時間制限もありませんので希望があれば不要なワックスで模様を彫る練習もしていただいてから本番のワックスを削って頂く事も可能です。

紹介のお客様も約1時間半ほどで結婚指輪の原型が完成しました。

手作りした結婚指輪のワックス原型

完成した指輪原型を見て頂くとマジックの下書きされているのがわかると思います。このマジックの下書きはデザインに合わせて職人が書き、削る部分がわかりやすくしています。完成したワックス原型は当工房で更にきれいに仕上げして貴金属で鋳造していきます。

プラチナ鋳造してきれいに仕上がった手作り結婚指輪がこちらです!

プラチナ螺旋模様の結婚指輪

指輪表面に斜めにえぐれた螺旋模様が入っています。螺旋はくぼんだ形をしていますので通常の甲丸型の凸面の反射に比べて複雑に輝きます。昨今はプラチナ、ゴールドともに貴金属相場が高騰しており幅広デザインの指輪は高価になっていますので幅の狭い2mm幅でも同様のデザインを作ることもできます。

手作り結婚指輪の価格は完成した結婚指輪の重さで決定します。そのため、体積が小さく軽いほど安価になります。指輪サイズは小さくすることが出来ませんので指輪幅を調整するなどしてご予算に合わせて指輪作りすることが可能です。

MAKI大阪工房では随時ご予約を受け付けていますが、土日祝日は早めに予約が埋まってしまうので土日祝日しか来店できないというお客様はお早目のご予約をお願いします。平日遅い時間でも来店予約を承っておりますのでお仕事終わりの来店も合わせてご検討くださいませ。

ワックスを使った結婚指輪作りをぜひご検討ください!

大阪のお客様が手作りで作ったハワイアンリーフ彫刻の結婚指輪

2024-08-20 14:49:25  | NoComment
                   

MAKI大阪工房では、他のお店では作るのが難しいハワイアン彫刻を施した結婚指輪を手作りすることが出来ます。彫刻を施す場合ある程度の指輪幅が必要なため指輪本体の重さが重くなり価格は高価になりますが、他店に比べると格安で彫刻を施すことが出来、人気の結婚指輪となっています。

ハワイアン彫刻の模様はハイビスカスや亀、波の模様など様々な模様がありますが、今回ご紹介するハワイアン彫刻の結婚指輪はマイレという葉っぱがメインのモチーフになった指輪をご注文いただきました。

マイレとは、「神が宿る神聖な葉」という植物の葉っぱで、ハワイではお祝いの儀式にレイとして使用される縁起の良い植物です。

ハワイアン彫刻を施す場合、指輪幅は3mm以上が必要ですが、ご紹介の指輪はもう少しボリュームを持たせたいという希望でしたので3.5mmで製作して頂いています。

大阪のお客様が手作りした結婚指輪の原型

結婚指輪の原型はシンプルなストレート型のデザインなので原型作りは比較的簡単です。幅は広めですが、チューブワックスから3.5mm幅に切り出しサイズを合わせて余分な厚みを削って仕上げるだけなので原型作りは約1時間ほどで完成しました。

結婚指輪はプラチナ素材で作ることが多いですが、イエローゴールドを選んで頂きました。ハワイアンデザインはプラチナよりもゴールド系が良く似合います。

昨今、ゴールドの価格が高騰しておりますが、値段よりも一生物として自分たちの好みのデザインを身につけたいとのことでデザイン重視で素材も選んで頂いています。

当店でハワイアン彫刻を施して完成した結婚指輪がこちらです!

ハワイアンマイレ彫刻の手作り結婚指輪

一般的な指輪幅は地金の高騰により2mm~2.5mmにされるお客様が多い中で、3.5mmは太すぎるのでは?と思われますが、彫刻を施した指輪を見て頂くと指輪幅は気にならないと思います。これは、指輪の表面に模様が入ると同じ幅でも細く感じるためです。小さいほうの指輪はレディスで指輪サイズは7.5号ですが、それでも太さは感じなく仕上がっております。

ハワイアンマイレ彫刻の手作り結婚指輪

彫刻は当工房の熟練した職人が丁寧に手彫りをしております。当工房ですべての作業を行っているため中間マージンなど発生せず良心的な加工料金で提供させていただいております。

このような彫刻は機械では彫刻出来ないため手彫りになりますが、この手彫りが出来る職人は少なくなっており、他店で彫刻が出来るお店があったとしても当工房ほどのクオリティーと彫刻価格はまねが出来ないと自負しております。

手作り結婚指輪の中では高価なデザインになりますが、一生物としてハワイアンの結婚指輪の手作りを是非ご検討くださいませ。

大阪で人気の手作り結婚指輪!ワックス原型を使った鋳造法のメリット・デメリット

2024-05-20 14:40:31  | NoComment
                   

はじめに

結婚指輪を自分たちで手作りすることが人気を集めている中、大阪でも多くのカップルが手作り結婚指輪を選んでいます。特に、ワックス原型を作って鋳造する方法は、自分たちのオリジナルデザインを実現するための手法として広く採用されています。この記事では、ワックス原型を使った鋳造法で作れるデザインや大阪での人気の理由、さらにこの製作方法のメリットやデメリットについて詳しく解説します。

ワックス原型を使った鋳造法とは?

ワックス原型を使った鋳造法は、以下のステップで進められます。

  1. ワックス原型作り:柔らかいワックスを使って指輪の原型を手作りします。
  2. 鋳造:完成したワックス原型を石膏に埋め、その後ワックスを溶かし出します。
  3. 金属流し込み:空洞になった石膏型にプラチナやゴールドなどの金属を流し込みます。
  4. 仕上げ:冷却後、石膏を取り除き、指輪を研磨して仕上げます。

お客様には1番のワックス原型作りを行っていただきます。2番以降の作業はお店や工房で行います。

ワックス原型を使った鋳造法で作れるデザイン

1. シンプルなバンドリング

特徴

  • ストレートなバンドデザイン
  • 表面が滑らかでシンプル

利点

  • 製作が比較的簡単
  • 日常使いに適している

2. テクスチャー入りリング

特徴

  • 表面に独自のテクスチャーや模様を施す
  • ハンマー仕上げやサンドブラスト仕上げなど

利点

  • ユニークで個性的なデザイン
  • 視覚的にも触感的にも楽しめる

3. S字型やV字型など自由なデザイン

特徴

  • ワックスを削って作れる形であればどのような形でも作れる
  • カラフルで多様なデザインが可能

利点

  • 一風変わったデザイン
  • 高いカスタマイズ性

4. エングレービング(彫刻)

特徴

  • ハワイアンや和彫り模様を表面に彫刻する
  • 内側には名前やメッセージを自由に施すことが可能

利点

  • 二人だけの特別なメッセージを刻める
  • 高い個別性とパーソナライゼーション

5. フルエタニティリング

特徴

  • 指輪全体に小さなダイヤモンドを連ねるデザイン
  • 輝きを放つ豪華な見た目

利点

  • 非常に美しく華やか
  • 特別な日の記念としても最適

大阪で手作り結婚指輪が人気の理由

1. 多様な工房の存在

大阪には、初心者から上級者まで対応可能な多くの手作り指輪の工房があります。これらの工房では、経験豊富な職人が手厚くサポートしてくれるため、初めてでも安心して制作に取り組むことができます。

2. 文化的な背景と魅力

大阪は、伝統と現代が融合する都市です。手作り文化が根強く、物作りへの情熱が高い地域でもあるため、自分たちで結婚指輪を作ることが自然に受け入れられています。また、大阪独特の温かみとおもてなしの精神が、手作り体験をさらに特別なものにしています。

3. アクセシビリティと便利さ

大阪は交通の便が良く、主要駅からのアクセスも便利です。これにより、多くのカップルが週末や仕事帰りに工房に通うことが容易になっています。

ワックス製作のメリット

1. 高いカスタマイズ性

ワックス原型を使うことで、複雑なデザインや細部にこだわったディテールを自由に作成できます。これにより、世界に一つだけのオリジナルリングを作ることができます。

2. 失敗してもやり直しが可能

ワックスは加工しやすいため、失敗しても簡単に修正が可能です。これにより、初心者でも安心して挑戦できます。

3. 感覚的な作業

ワックスは手で簡単に形を整えられるため、感覚的にデザインを作り上げることができます。自分たちの手で直接形を作り出す喜びがあります。

ワックス製作のデメリットと注意点

1. 技術の習得が必要

ワックスを扱うには、ある程度の技術が必要です。初めての方は、工房での指導をしっかり受けることが重要です。MAKI大阪工房・徳島店では練習などしていただいてから作業して頂けます。

2. 制作に時間がかかる

ワックス原型の制作から鋳造、仕上げまでのプロセスには時間がかかります。スケジュールに余裕を持つことが大切です。

3. 精密さが求められる

細かいデザインやディテールを正確に表現するためには、細心の注意が必要です。雑にならないように慎重に作業を進めましょう。MAKI大阪工房・徳島店ともに難しい部分の仕上げなどは、熟練した職人がお手伝い差し上げながら完成させています。

注意点

1. 工房選び

信頼できる工房を選ぶことが成功の鍵です。以下の点に注意して選びましょう:

  • 口コミと評判:他のカップルの口コミや評判を参考にする。
  • 講師の経験:指導する講師の経験や実績を確認する。
  • 設備の充実度:必要な設備が整っているか、安全面が確保されているかを確認する。

2. 事前の準備

  • デザインの決定:事前にどんなデザインにするかをしっかりと話し合い、決めておきましょう。
  • 素材の選択:プラチナやゴールドなど、使用する素材を決定します。アレルギーの有無も考慮に入れましょう。
  • スケジュール調整:制作に必要な時間を確保し、工房の予約状況も確認しておきましょう。

3. 技術的なサポート

  • ワークショップの参加:初めての方は、工房で開催されるワークショップに参加することをおすすめします。
  • サポート体制:作業中に困ったことがあった場合にサポートを受けられる体制が整っているかを確認しましょう。

まとめ

メリット

  1. オリジナルデザイン:完全にオリジナルなデザインの指輪が作れます。
  2. 高いカスタマイズ性:細部までこだわったデザインが可能です。
  3. 手作りの喜び:自分たちの手で形を作り上げる体験ができます。

デメリット

  1. 技術の習得が必要:初めての方には難しい作業も多い。
  2. 制作に時間がかかる:スケジュールに余裕が必要です。
  3. 精密さが求められる:細部にこだわるためには慎重な作業が求められます。

注意点

  1. 工房選び:信頼できる工房を選ぶことが重要です。
  2. 事前の準備:デザインや素材の選定、スケジュールの調整を事前に行うことが必要です。
  3. 技術的なサポート:初心者向けのワークショップやサポート体制が整っているかを確認することが大切です。

結婚指輪を手作りすることで、二人だけの特別な指輪が作れるだけでなく、共に過ごす時間や思い出も大切にすることができます。慎重に準備を行い、最適な工房を選ぶことで、素晴らしい手作り体験を楽しんでください。

キルティング模様で紫カラーの手作り結婚指輪

2023-12-08 22:08:53  | NoComment
                   

大阪工房へご来店の奈良県からお越しいただいたお客様のご紹介です。

手作りする結婚指輪のデザインを決定するために当店の見本を沢山ご覧になりながら決めていきました。基本的な形はストレート型で、お二人共通の希望が内側に紫色のカラーメッキを施す事でした。

彼のデザインはシンプルな甲丸リングの内側に紫メッキを入れたものに決定しましたが、彼女のデザインをどうするか色々悩まれました。デザイン決定に1時間強かかりましたが、何とかデザインが決まり手作り作業の開始です!

ワックスで結婚指輪の手作り開始

ワックスでの製作でしたので、最初に作りたい指輪幅のワックスを切り出します。2人ともにサイズが大きなほうでしたので切り出すチューブワックスも大きくのこぎりで切るのに苦労されているご様子でした。

切る距離が長いと真っ直ぐ切るのが難しく切り取った断面は凸凹になりがちですが、凸凹になってもヤスリで削れば簡単に平らにすることが出来るのでご安心ください。

指輪ワックスの断面を削る作業

ヤスリは据え置き型のヤスリなのでワックスを擦りつけるように削ります。大根おろしで大根を削るような要領なので誰でも簡単に出来るヤスリかけ作業です。

指輪ワックスの表面を仕上げる

指輪の幅が出来上がり、内側を削ってサイズを合わせたら最後に余分な厚みを削って表面を仕上げます。指輪のデザインはオプションでダイヤモンド埋め込み、紫メッキを施すので当工房が仕上げの段階で行います。

そのためお二人に作って頂く結婚指輪の原型はシンプルな甲丸型です。サイズが大きいと削ったりする量が多いので時間がかかりますが、それでもシンプルな甲丸型の原型であれば1時間半もあれば完成します。

結婚指輪のワックス原型が完成した奈良県のお客様

比較的お二人に行っていただく作業は簡単でしたので約1時間半ほどで結婚指輪の原型が完成しました。

完成した結婚指輪ワックス原型

こちら指輪原型をクローズアップした写真ですが、きれいな真ん丸な結婚指輪の原型です。

完成した原型は当店の職人がプラチナ鋳造し、仕上げていきます。大阪工房では鋳造などの作業は出来ないので本店徳島の工房で鋳造など一括で行っています。ワックスでの原型作りコースでは鋳造して完成するまでの期間は約1か月~1か月半ほど頂いております。手間がかかるというよりも時間が必要な作業があるためあまり短期間で仕上げることが出来ません。

ワックス製作では自由な形を作ることが出来るのでお勧めですが、シンプルで良いから早くほしいという方は彫金コースでの製作をお勧めします。デザインによっては彫金では作ることが難しい場合、ワックスでの製作になりますので手元に欲しい日程をもとにお早目の来店をお願いします。

約1か月と少しですが、大阪工房来店のお二人の結婚指輪が完成致しました!

紫コーティングでキルティング模様の手作り結婚指輪

メンズに限っては表面には模様などなく内側に紫メッキを施してシンプルに仕上げています。指につけると紫が見えないのでシンプルな甲丸リングにしか見えません。ですが、外すと内側の紫が見えて見る人の目をひくことになるでしょう。

レディスはこだわったデザインで、表面にクロスしたラインがキルティング模様のように見え、中央にはブルーダイヤモンドを1個埋め込んでいます。また、キルティングライン以外の部分はつや消し仕上げにして模様がより目立つようになっています。さらに外すと紫色が見えるのでとても個性的でおしゃれな印象を与えるデザインとなりました。

紫コーティングでキルティング模様の手作り結婚指輪

複雑なデザインのように見えますが、意外とシンプルなラインなどの組み合わせで個性的なデザインに仕上がっています。

紫の部分はメッキなので表面に入れると傷やこすれによって剥げてしまうので表面へのメッキは出来ませんが内側に施すだけでもとても印象が変わったデザインになります。

大阪工房で施せるカラーメッキの種類は5種類で紫の他に、ブルー、グリーン、ピンクブラウン、パープルピンクがあり、全部で5色です。

店頭にはカラーメッキのサンプルもあり、実物を手に取って確認して頂けます。ちょっと変わったデザインをお考えのお客様はぜひ、カラーメッキをご検討ください。

拘りの形を手作りするならワックスがお勧め!大阪で作る花びら型の結婚指輪

2023-10-25 21:22:46  | NoComment
                   

大阪工房へご来店頂いたお客様のご紹介です。

MAKIでは、結婚指輪の手作り方法としてはワックスで原型を作る「ワックスコース」と、金属を丸めて作る「彫金コース」の二つの方法で作ることが出来ます。

それぞれ作れるデザインに特徴がありますが、歪んだ形や表面にデザインのある指輪の場合は「ワックスコース」をお勧めします。

今回お二人が手作りして頂いた結婚指輪のデザインは側面から見ると花びら型に見えるデザインです。このような指輪の場合は彫金では作ることが出来ず、ワックスで原型を作って頂きます。

基本的な形はストレート型のまっすぐなフォルムなので作りたい幅でワックスを切り出します。

切り取ったワックスの断面を削る

ノコギリで作りたい幅を正確に切れれば文句なしなのですが、ワックスは柔らかく切り進んでいくうちに斜めに切れたり、歪んで切れてしまいがちです。そのため切り取った断面は凸凹になりますが、断面はヤスリで削って平らに整えます。かつ、希望の指輪幅になるように削っていきます。

お二人の場合はレディスが2mm幅、メンズは2.5mmの幅で作っていきます。男性物の場合は女性物よりも少し幅を広めに作ることが多く、男性の手は女性に比べて大きいので少し幅を広く作った方が指に着けたときにしっくりきます。

内側を削ってサイズ合わせ

次に指輪の内側を削ってサイズを合わせていきます。内側を削るにはリーマーという道具を使います。

このリーマーをワックスの穴に差し込んでぐるぐる回して穴を広げていくのですが、この作業が意外とコツが必要です。

ワックスは柔らかいので簡単に削れそうに思われますが、この柔らかいのがネックになり強く差し込みすぎると削れ過ぎて穴の形がガタガタになります。また、差し込みが弱いとなかなか削れないのでちょうどよい当たり具合の差し込み具合を探してぐりぐり回すのにコツが必要です。

内側がガタガタになってしまうと直せない場合があるので削るのに時間がかかっても弱めに少しづつ削っていく方が良いようです。

MAKIでは、希望の1サイズ手前まで削って頂き、ぴったりのサイズになるように職人が仕上げてサイズを合わせますので安心して作業して頂けます。

指輪の表面を仕上げる作業

サイズを合わせることが出来たら、外側の余分な厚みを削ります。この作業が一番簡単で夢中になって作業する人が多いです。

適正な厚みになれば表面にデザインを入れます。

表面に三角のヤスリで切込みを入れて、花びらの形に見えるようにエッジを削ります。

この作業はなかなかむつかしい作業なので切込みを入れる所までお客様に作業して頂き、花びら型にきれいに整える作業は職人がサポートで仕上げをさせて頂きます。

完成した原型を鋳造して結婚指輪に仕上がったものがこちらです!

側面が花びら型の手作り結婚指輪

側面の形が花びらの形になっています。

手前のレディスはK18ピンクゴールドで仕上げていますが、昨今の金相場の上昇によりプラチナよりも高価になっています。

プラチナは変色も腐食もしませんが、ゴールドは温泉などで変色することがあります。日常手入れが必要になりますので、価格の高額な現在ではどうしてもゴールドがいい。という場合を除いては扱いが簡単で永遠に変わらないという意味もあるプラチナで結婚指輪を手作りすることをお勧めします。

ですが、金額は関係なく自分たちの好みで素材を選んで頂ければよいと思います。

この度はご来店ありがとうございました!

大阪じゃーなるのインフルエンサーSHIHOさんが来店。手作り指輪製作を体験

2023-04-18 11:28:58  | NoComment
                   

ジュエリークラフトMAKIは創業50年以上の老舗で予てよりフルオーダーメイドのジュエリー製作、手作り結婚指輪の製作を手掛けてまいりました。

そのためいろいろなメディアで紹介されており、地上波TV放送でも紹介されたこともあるお店です。

今回は「大阪じゃーなる」という大阪の情報発信をしているポータルサイトの取材をしていただくことになりました。

インフルエンサー兼ライターのSHIHOさんに実際に手作り指輪の製作体験をしていただきました。

彫金で手作り指輪製作

指輪の製作方法は彫金で行っていただきました。彫金製作の場合は製作当日に完成させることが出来るので、製作開始から完成までその日にすべての工程を体験できます。

大阪じゃーなるSHIHOさんが指輪を丸める

まずは用意したプラチナ棒を曲げて指輪の形に丸めていく作業です。女の子でも簡単に金属を曲げることが出来る特殊な道具を使って作業をしていただきます。

この道具を使えば曲げた金属の端っこ同士をぴったりと合わせることができ、互い違いに合わさるようなことがありません。初心者の方でも簡単に作業できるので当工房では必須のアイテムです。

指輪の形に丸めることが出来たら溶接し、芯金棒とうテーパーのついた金属の棒に指輪を差し込んで形を真円に整えます。

大阪じゃーなるSHIHOさんが指輪を叩いて整形

指輪の素材はプラチナ950ですが、溶接時になます処理をしているので叩けば簡単にゆがみを直すことが出来、真円になります。木槌を使って叩くので強めに叩いても指輪の表面がつぶれるようなことはないので思い切ってトントン叩きましょう。

指輪がまん丸になったら今度はヤスリを使って表面を削り、凸凹した面を平らにしていきます。

大阪じゃーなるSHIHOさんが指輪の表面を削る

ヤスリ作業を行ったことが無い人がほとんどだと思うので、最初は慣れない手つきでしたが、作業していくうちにだんだん慣れてきて上手に出来るようになりました。

このヤスリ作業はとても大事な工程で、ヤスリでしっかりと段差などを平らにしておかないと研磨しても段差が残ってしまいます。

当工房では、お客様にヤスリ作業をしていただいたあとで、職人が仕上げのヤスリ作業をしますのでヤスリがけの足りない部分があってもきれいに仕上げることができますのでご安心ください。

ヤスリがけが終わればハンドモーターを使って表面をピカピカに磨きます。

ハンドモーターの作業は少し手が汚れてしまうのでゴム手袋を着用してもらってお客様に研磨してもらっています。

ここでも最後は職人が仕上げの研磨をしますので指輪はピカピカに仕上がります!

指輪がピカピカに仕上がったら最終工程の文字入れです。

SHIHOさんにも内側の文字彫刻に挑戦して頂きました。

大阪じゃーなるSHIHOさんが指輪の内側に彫刻する

文字彫刻も手作業で行う彫刻で、一文字一文字を丁寧に彫刻していきます。

ここで失敗は厳禁です!文字入れを失敗して余分な部分に傷をつけてしまうと消すことが出来ないので練習用の指輪に彫刻をしてもらってから本番の指輪に彫刻していただきます。

手作り指輪完成

大阪じゃーなるSHIHOさんの手作り指輪完成

文字彫刻が無事終われば手作り指輪の完成です!

今回は中指用の指輪をプラチナで手作りして頂きました。

とても満足して頂いた様子で安心いたしました。

SHIHOさんは現役大学生でとても可愛らしい女の子ですが、そんな彼女でも彫金で指輪を作ることが出来ました。

彫金で作る手作り指輪はデザインがストレート型で幅の広さも1.5mm、2.0mm、2.5mmの3種類に限定されますが、自分で完成まで作業の全てを行うので実際に自分で作ったという実感が湧き、大事に出来る指輪になります。

ぜひ結婚指輪の購入を検討中の方は、ジュエリークラフトMAKIで指輪を手作りしてみてはいかがでしょうか。

大阪じゃーなる公式サイトはこちら
https://osakakita-journal.com/

ミル打ちと溝ラインでもペアデザインの成立する結婚指輪を手作りした大阪のお客様

2023-03-01 18:22:31  | NoComment
                   

一昔前の結婚指輪のデザインと言えば男物と女物は全く同じデザインのサイズ違いを購入するのが一般的な結婚指輪でした。

指輪の形も一直線の真っすぐなデザインがほとんどでしたが、現在ではデザインも多様化し、歪んでる形や指輪自体がまん丸ではなく、四角や三角の形が登場しています。

また、男物と女物で幅が違う、ダイヤの有無、素材違いなど少しデザインを違えてペアとしている結婚指輪が多くなっています。

今回ご紹介の大阪のお客様が手作りした結婚指輪も真っすぐな形という部分は同じですが、幅や表面の加工を違えたデザインですが、ペアの結婚指輪として製作して頂きました。

ワックスを使って結婚指輪の手作り

指輪の製作方法はワックスで作っていただきました。

指輪ワックスの断面をヤスリで削る作業

男物は幅が2.5mm、女物は幅が2.0mmの細身です。相手の指輪を作りあいっこしていただいたので彼女が彼の2.5mmの指輪を作ります。チューブ状のワックスから2.5mmを切り出して断面をきれいにヤスリで整えています。

結婚指輪を手作りで来店するお客様のほとんどが相手様の指輪を作る作りあいっこで製作していただくことが多いです。

この場合、女性物の指輪の方がサイズが小さく細身の事が多いので、男性が作る指輪は比較的ワックスを削る量が少なくて簡単です。女性が男性物を作る場合はサイズが大きく幅も広いことが多いので自分の指輪を作るよりも手間がかかることが多いですが、皆様頑張って作業して頂いています。

ワックスのサイズ合わせはコツが必要

真っすぐな指輪の場合は歪んでいる形を作るよりも簡単ですが、比較的苦労しているのが指輪のサイズ合わせの作業です。

指輪の内側を削ってサイズを合わせる作業

ワックスには最初から穴が空いており、その穴の部分を削って自分たちのサイズに広げます。穴を削るにはリーマーという道具を穴に差し込んでぐるぐる回して内側を削って大きくします。この内側を削る作業は力の入れ具合に少しコツが必要で、無理やり回すと内側がガタガタになります。また、引っ掛かってうまく回せない場合があります。

上手に削るコツは、リーマーを深く差し込みすぎ無いようにし、空回りさせるような感じで少しづつ削るのが良いようです。少しづつしか削れて行かないので時間はかかりますが、内側の削った面がきれいに仕上がります。

男性物の場合はサイズが大きく削る部分も多いので長く時間がかかります。ですが、今回ご紹介のお客様の場合は男性物のサイズが12号と小さなサイズでしたので女性でも楽に削れたようです。

サイズ合わせが出来れば、表面の余分なワックスを削って適切な厚みにし、表面の凸凹を無くすようにきれいに仕上げれば完成です。

結婚指輪ワックス原型の完成

大阪のカップルが手作りした結婚指輪原型

女性物は表面に丸みのある甲丸型に仕上げて完成です。女性物のデザインは表面にミル打ちを入れるご希望ですが、ミル打ちはプラチナに鋳造して仕上げる段階で当店で施す加工なのでシンプルな甲丸型の原型が出来れば女性物の指輪の原型は完成となります。

男性物は平打ち側に表面を仕上げて、中央部分に全周に渡って溝を入れるデザインです。指輪の中央に溝を入れる作業は、当店で作ったオリジナルの道具を使って溝を彫っていただきます。この道具を使えば初心者の人でも簡単に中央部分に正確に溝を彫っていくことが出来ます。

写真では溝が入ってる様子がわかりにくいですが、これで男女共の結婚指輪の原型が完成しました。

プラチナ鋳造を経て手作り結婚指輪の完成

ワックスコースによる結婚指輪の手作りは、当日出来上がるのが原型だけなので貴金属に仕上がったものが想像しにくく、きれいになるのか不安になる方がいらっしゃいます。ですが、事前に沢山の指輪見本をご覧いただいて出来上がりがイメージできるので安心して完成をお待ちください。

ミル打ちと溝ラインでデザインをそろえた手作り結婚指輪

完成した手作り結婚指輪がこちらですが、ピカピカに磨いて美しく仕上がっております。

女性物は中央にミル打ちを全周に施し、トップ部分に可愛らしくダイヤモンドを1個埋め込んでいます。

エレガントかつ、可愛らしく仕上がって大変喜んで頂けました。

男性物はフラットな平打ち型の表面の中央に溝のラインを全周に入れて女性物とのデザインの統一感を出しています。ミル打ちを入れたデザインは男性によっては可愛らしくなりすぎて好みではないという方がいらっしゃいます。そんな場合、今回完成した指輪のようにミル打ちの代わりにラインを入れるなどしてデザインの統一性を出すというのはいかがでしょうか?

この度は大阪工房での結婚指輪の手作りご来店ありがとうございました!

ミル打ちと溝ラインでデザインをそろえた手作り結婚指輪

男性でもOK!花びら形の手作り結婚指輪

2023-01-12 22:56:12  | NoComment
                   

ワックスを使って結婚指輪を手作りして頂いたお二人のご紹介ですが、先に結婚指輪を手作りするためのワックスの種類を少しご紹介したいと思います。

結婚指輪に使うワックスの種類

結婚指輪の原型を作るためのワックスは一般に良く使われている種類が3種類あります。

ワックスの色が青、紫、緑で色分けされており、それぞれの硬さが違います。

柔らかい順に青>紫>緑で、緑が一番硬さのあるワックスです。

なぜこのように硬さの違いがあるのかというと、製作する原型によって使い分けます。

青ワックス

青のワックスは一番柔らかく切ったり削ったりするのが一番簡単です。ヤスリで削った跡もペーパーヤスリや布などで磨いていくと簡単につるつるにすることが出来ます。

柔らかいので一番扱いが簡単なのですが、その分角を出すとかエッジを立てるといったことが難しくなります。角のあるデザインを作れたとしても指で擦るだけで簡単に角がダレて丸くなってしまいます。

そのため、角や尖った部分の無いデザインのジュエリーを作るのに使用します。

紫ワックス

青ワックスと緑ワックスの中間の硬さのワックスです。青ワックスに比べて硬さがあるのである程度エッジの聞いたデザインの製作に向いています。ある程度細かいデザインの製作が可能なのでプロの職人さんが一番使っているワックスでしょう。

緑ワックス

一番硬いワックスです。尖った部分やエッジをビシッと出すことが出来ます。そのため細かい模様やパーツを作ることが出来るので小さな部品のようなものも作れます。

ただし、固い分切ったり削ったりするのに少し時間がかかります。また、固いので少し力が加わると折れたり割れたりするので扱いはかなり慎重に行う必要があります。

初心者向きのワックスは青

用途によって使い分けするワックスですが、初心者の方が作業しやすいのが青ワックスです。切削も簡単で作業も早いので初心者が一番扱いやすいワックスでしょう。エッジを出しにくいという特徴がありますが、結婚指輪やペアリングでは尖った部分やシャープなエッジのデザインは必要なく青ワックスで充分作ることが出来ます。

MAKI工房でも大阪・徳島ともに青ワックスでお客様に結婚指輪を手作りして頂いております。

花びら型の結婚指輪原型作りの開始

前述したようにご来店のお2人には青ワックスを使って作業をしていただきました。

このページのタイトルにあるように花びら型の結婚指輪を作っていただきます。完成した指輪は最後にご紹介しようと思いますが、指輪の形はストレート型のデザインです。

ワックスの切り出し

ワックスを切り出す彼女

指輪幅は2mmに決定で、チューブ状の青ワックスから2mm幅でワックスを切り出します。切り取るための目安線を2mm幅でワックスに罫書き、その罫書き線を目安にノコギリでワックスを切っていきます。

ワックスの特徴を説明したように青ワックスは柔らかく簡単に切ることが出来ます。気を付けないといけないところは柔らかいゆえに歪んで切れてしまいやすいので真っすぐ切るのに少しコツがいる程度でしょうか。ですが、断面がガタガタに切れてしまっても断面は簡単にヤスリで削ることが出来るのでそれほど気にしなくても大丈夫です。

ワックスのサイズ合わせ

指輪のサイズ合わせをする彼女

断面をきれいにヤスリで削って2mm幅にし、ドーナツ状になったワックスの穴を広げて自分たちの指サイズになるようにしていきます。

この穴を広げる作業は力を入れて無理に削ると内側の面がガタガタになってしまうのでゆっくり力を入れずに削っていただきます。サイズの穴は大きくなりすぎると修正がきかないのでサイズ合わせは特に慎重に行います。

表面の模様を削る

結婚指輪を手作りする彼

サイズ合わせが出来上がると表面を削って適正な指輪厚みにします。

厚みを削って表面をある程度仕上げたあと、最後に一番重要な花びら型に削る作業です。

まず完成した花びら型の結婚指輪原型をご覧ください。

花びら型の手作り結婚指輪原型

シンプルなストレート型のワックスに5か所の切れ込みが入っているのがわかるでしょうか。

指輪の表面から側面にかけての角を三角ヤスリで削って切れ込みを入れています。マジックで下書きを入れているようにこの切れ込みを広げるように削れば花びら型の結婚指輪原型になります。

この切れ込みを入れる作業は細かい作業なので慎重に。

写真で言うと指輪の幅真ん中に向かって上下から切れ込みが入っていますが、ずれの無いように削らなければいけません。また、力を入れて押さえて削ろうとすると柔らかいワックスなので折れてしまうことがあります。ただし、折れても熱で溶かしてくっ付けることが出来るので失敗してもやり直しが出来るので落ち着いて作業しましょう。

折れたりしても修正が出来るのがこのワックスでの手作りが初心者の方に向いている大きな理由でもあります。

花びら型の結婚指輪が完成

ワックスの切れ込みを滑らかに広げてプラチナ鋳造して完成した結婚指輪です。

側面が花びら型の手作り結婚指輪

写真を見ていただくと滑らかに広がって、指輪の側面が5枚の花びらの形になっています。MAKI工房では別のデザインで5枚の花びら型の結婚指輪がありますが、そのデザインに比べると側面のみ花びら型に見えるデザインなのでよく見ないと花びらになっているのがわかりにくいデザインです。

このよく見ないとわからないというのがミソで、男性が身に着けても可愛らしすぎないというデザインになります。

しかも指輪の表面部分が平打ち型でシャープなイメージも兼ね備わったデザインなので都会的でクールな印象を与え、男性でもかっこよく付けられる結婚指輪です!

花びら型の手作り結婚指輪

指に着けると側面が花びら型になっているとは見えず、無限大の形が表面全周に繋がったようなデザインです。

男性にも人気があり、大阪工房と徳島店ともにこのデザインを手作りするお客様は多く、アレンジしてダイヤモンドを埋め込んだり、一部つや消しにするなどして自分たち独自のデザインにすることが出来るので本当におすすめのデザインです。

気になる方は是非ご相談ください!

自作で猫のモチーフを彫った手作り結婚指輪

2023-01-10 17:55:19  | NoComment
                   

ワックスを使って結婚指輪の原型を手作りしたカップル様のご紹介です。

ワックスを使った方法の場合は自由に好きなデザインの結婚指輪を作ることが出来ます。ただし、初心者のお二人が手作業で作るので、あまり複雑で細かい模様のデザインを手作りするのは難しいと思いますが今回のお二人は、細かいデザインの指輪作りに挑戦して頂きました。

先に完成した結婚指輪をご覧いただきます。

自作で猫のモチーフを彫った手作り結婚指輪

指輪の形は基本的にストレート型なので難しいものではありませんが、表面に細かいデザインが施されています。この模様をお客様自身で彫って作ったものなので手作り感のある模様になっていますが、女性物はプロが模様を彫ったように上手に出来上がっています。

ワックスに模様を彫る

指輪ワックスに無限大の模様を入れる彼

ワックスの表面に模様を彫る方法はいろいろありますが、今回のモチーフの場合はハンドモーターを使って作業して頂きました。

ハンドモーターの先にはいろいろな治具を取り付けることが出来、用途によって使い分けます。先の治具が回転するので、削る、磨く、のような作業に適しています。

メンズは無限大の模様

メンズのモチーフは無限大の模様が全周に繋がるように入ったデザインで、まず、マジックで指輪ワックスの表面に下書きをします。

その下書きをなぞるように表面に模様を彫っていきます。ハンドモーターの先につける治具は先が細くとがったヤスリのような治具を付けて削ります。基本的に下書きをなぞれば勝手に模様が彫れるので慎重に下書きからずれないように彫ります。彫った溝が滑らかなラインになるのが理想ですが、手作業なので多少はいびつになってしまいます。ですが、手作り感のある模様で温かみがあるイメージにもなります。手作りならでわの良い部分ととらえて作業して頂きました。

レディスは可愛らしい猫の顔の模様

指輪ワックスに猫を彫る彼女

レディスに入れるモチーフは彼女の強い希望で猫の顔を彫りました。指輪の幅は細い方が良かったのですが、幅が細いと模様が細かくなり入れることが出来ません。そのため、トップの模様が入れられる部分は広く、それ以外の指輪幅は細く絞った形にしていただきました。

猫の顔の部分はまん丸い形なのでボール型の治具をハンドモーターに取り付けてワックスの表面に押し付けると簡単に丸い模様を入れられます。難しいのは猫のヒゲと耳です。

ひげは細く真っすぐにラインを引くだけですが細かいので慎重に彫っていただき、特に耳は三角形の形になるように彫る必要があります。

どのようにハンドモーターを充てれば耳の三角形がきれいに彫れるのか事前に練習をしていただき本番に臨んでいただきました。

その甲斐もあってものすごくきれいに猫の顔が彫れました!

おおよその場合、お客様が作っていただいたモチーフはプロの職人が後ほど仕上げをして模様などを整えさせていただいておりますが、今回のお客様が手作りした猫はプロの職人顔負けの仕上がりでしたので職人が手を加えておりません。完璧に出来上がっていたので素晴らしい出来です。

猫と無限大模様の結婚指輪原型の完成

お二人ともにかなり練習をして頂きながら指輪の製作をしていただいたので少し時間はかかりましたが結婚指輪の原型が完成いたしました!

それでも、作業開始から原型の完成までは約2時間強で完成です。

結婚指輪の原型を手作りしたカップル

自分たちで彫った模様なのでとても思い入れのあるデザインになり、完成までの期間はとても楽しみに待っていただけたようです。

当店でプラチナ鋳造して完成したお二人の結婚指輪をあらためてご覧いただきます!

自作で猫のモチーフを彫った手作り結婚指輪

とても猫好きの二人の結婚指輪だという事が一目でわかります。レディスの猫の顔のすぐ横には黄色い色のイエローダイヤモンドを埋め込んで華やかさも増し、明るい雰囲気のほのぼのとして結婚指輪の完成です!

ワックスを使った結婚指輪の手作りは、お二人が作れさえすれば自由なデザインを作ることが出来、こだわりの世界で2人だけの結婚指輪が作れます。

結婚指輪のデザインにこだわりのあるお客様は特にワックスでの結婚指輪手作りを是非ご検討ください。

大阪で結婚指輪の手作りがペア10万円以下で完成!

2022-04-14 19:34:55  | NoComment
                   

コロナ渦の中で大阪工房へご来店で結婚指輪を手作りして頂きました!

京都からのご来店のお客様です。

結婚指輪の手作り方法は、金属をそのまま指輪に仕上げる「彫金コース」と、

ワックスを指輪の形に削って原型とし、鋳造によって仕上げる「ワックスコース」があります。

今回のお客様は「ワックスコース」で結婚指輪の原型を手作りして頂きました。

大阪で結婚指輪の手作り京都のお客様

自由な形が作れるワックスコース

ワックスで原型を作る場合は幅もサイズも自由自在に削って作っていただけます。

「彫金」の場合は幅が1.5mm、2.0mm、2.5mmから選んでいただけますが、1.5mmでは細すぎる。2.0mmより少し細い方が良いといったご希望にもかなった指輪が作れます。

今回の京都のお客様は厚みも1.6mm~1.7mm程度が良いとのことでしたのでワックスで希望の幅、厚みになるようにワックス製作です。

また、金属を溶接して磨いたりする作業はハードルが高いのでは?女性なので力が必要かも?ネイルをしていて荒っぽい作業が苦手。といった女性の方にはワックスでの指輪作りがおすすめです。

ワックスは柔らかく爪でもがりがりと削れる固さで手や洋服が汚れることはほとんどありません。また、作業も簡単でシンプルなストレート型の指輪であれば約1時間で原型が完成します。

デメリットとしては原型が完成してからプラチナ等の金属に仕上がるまでの期間が必要だということです。納期まで余裕のある方は作業の簡単な「ワックスコース」がおすすめです。

彫金とワックスの料金の違いはあるの?

指輪の価格の計算方法は「彫金」も「ワックス」も同じで完成した指輪の重さで決まります。

彫金の場合は金属でその日のうちに指輪が完成するので完成したその場で重さを測って価格を計算し指輪代金をお支払いいただきます。

ワックスの場合は来店時にはワックス原型しか出来上がりませんが、ワックスの重さを測り比重からプラチナやゴールドに仕上がった金額を計算で出すことが出来ます。そのため、完成するまでいくらになるのかわからないといったことはありません。

1ヵ月半ほど納期が必要ですが、完成時に指輪代金はお振込み頂いてご自宅まで無料でお送りしています。製作当日の1度の来店で大丈夫です。

京都のお客様が指輪の内側を削る

結婚指輪を出来るだけ安く作るコツ

彫金もワックスも指輪代金は重さで算出することを前述しましたが、単純に指輪の体積を小さくすれば安くなるということです。

幅を細くする

幅は特別太いデザインが好みということで無いなら幅が細くなることで指輪の体積が小さくなり軽くなり価格は安くなります。

昨今では幅2mm程度の指輪が主流の指輪幅で細い指輪がトレンドになっています。ただし、指輪サイズの大きい人は細いと指輪が似合わなかったりするので男性でサイズの大きな方は実際に指に着けてみて適正な指輪幅を選びましょう。細くても似合う男性であれば2mm程度の指輪幅がおすすめです。

適正な指輪サイズを選ぼう

結婚指輪のサイズの選定は思っているより難しく、自分が思っているよりも小さなサイズにしたほうが良いということが多いです。

シルバーやステンレスのペアリングでちょうどよいと思っていてもプラチナやゴールドは比重が重いためズレやすく、手を振るという動作でスポッと抜けてしまうことがあります。

指輪サイズが小さいほど軽くなり価格は安くなりますが、指に入らない。きつくて締まるといったサイズは適切なサイズとは言えません。

緩すぎるサイズではいつの間にか抜けて指輪が無くなったという事にもなりかねません。

指輪のサイズを測る際にはプロのスタッフにしっかりと測ってもらいましょう。

歪んでいるデザインよりストレート型が安い

S字型やV字型とストレート型とワックスの場合はいろいろな形を作ることが出来ますが、特にこだわりが無いのであればストレート型を選びましょう。

指輪サイズが同じでも歪んでいる形よりもストレート型のほうが体積が減り軽くなるので価格が安くなります。

平打ち型よりも甲丸型が安い

指輪の形をストレート型にした方が安くなるのと同様に表面の平らな平打ち型よりも甲丸型の方が体積が減り価格が安くなります。

また、角が無いので指なじみもよく邪魔にならないのでこだわりが無ければ甲丸型をお勧めします。

10万円以下で完成した結婚指輪

ここでご紹介の京都のお客様も前述した条件の範囲で手作りして頂き、ペア10万円以下のプラチナ結婚指輪が完成しました!

大阪で完成した京都のお客様結婚指輪原型

2022年2月にはロシアとウクライナの戦争の影響で様々なものが値上がりしています。結婚指輪の原材料として使用されるプラチナ、ゴールドもその一つで金属相場が高騰しています。

特にプラチナ結婚指輪に含有されるパラジウムが高騰しておりプラチナ、ゴールドよりもはるかに高値になっています。

既製品の結婚指輪の場合は製造工場、ジュエリー卸商社、小売り店といくつものマージンが発生するので原材料が高騰すれば値段に反映しなければ赤字になってしまいます。

手作り結婚指輪のお店はほとんどが自社工房などで製造しておりすべての工程を社内で行うため価格を据え置くことが可能です。そのため既製品よりも結婚指輪を手作りした方が安く手に入れることが出来るでしょう。

出来るだけ結婚指輪にかける費用を抑えたいというお客様はここで紹介した方法を参考に結婚指輪の手作りをご検討ください。

京都のお客様が手作りした結婚指輪

最後に今回ご紹介の京都のお客様がワックスを使って手作りした結婚指輪をご紹介します。

シンプルなストレート型で幅も細く、ここで紹介した条件の範囲に全ておさまりペア10万円以下で完成した結婚指輪です!

八角形の結婚指輪を手作り製作した大阪のお客様

2022-02-16 10:02:55  | NoComment
                   

大阪のジュエリークラフトMAKIは電車での来店に便利な大阪駅から徒歩10分程度の場所にあります。

大阪駅近く、梅田といわれる場所に位置します。JR大阪駅、大阪メトロ御堂筋線、谷町線の梅田駅からは更に近く便利なのですが、梅田は道路や建物が複雑に入り組んでおり来店時に迷われる人が結構いらっしゃるようです。

迷った場合は電話で連絡いただければご案内いたしますのでよろしくお願いします。

今回紹介する結婚指輪は形が8角形になった変わった形の結婚指輪を手作りしていただいたのでご紹介いたします。

8角形の手作り結婚指輪

指の入る指輪の内側は丸い円の形になっていますが、表面の形は横から見ると8角形です。

お客様の希望で幾何学的な形の指輪を作りたいとご要望いただき手作りしていただきました。

この形はストレート型の指輪の表面を8角形に削るだけなので作るのは簡単そうに見えますが、意外と正確に8角形に削るのは難しく、上下左右の辺を平行に、かつ1辺の長さを同じにするのは大変です。

そのため1辺づつ仕上げるのではなく、周りから少しづつ削って側面から確認しながらワックスを削り出していきます。

ワックスの原型はこんな感じです。

8角形の手作り結婚指輪ワックス

上下左右の辺が少し平行ではないですが、ワックスは柔らかいので修正しようとすると削りすぎたりしてしまいます。

そのため、このくらいまではお客様に原型を仕上げていただき、プラチナに仕上がってから辺の長さ、角度をプロの職人が仕上げさせていただきました。

このように表面の形を8角形とか6角形の指輪の場合、身に着けた時に違和感を感じるのではないかという疑問を持たれると思いますが、指に着けてみると違和感は全く感じず付けられます。

表面は8角形ですが、内側は真円なので内側彫刻も問題なく入れることができます。

内側にクローバー彫刻した結婚指輪

こちらのお客様はお二人の名前を入れて、名前と名前の間には縁起のより四葉のクローバーを彫刻いたしました。

お渡し時には大変喜んでいただきました。

この度はご来店ありがとうございました!

つや消しと光沢でメリハリのある手作り結婚指輪

2022-02-05 17:18:07  | NoComment
                   

大阪工房へご来店のお客様のご紹介です。ご紹介のお客様は滋賀県よりご来店のお客様で、大阪工房はJR大阪駅から徒歩10分程度の場所にあるため関西圏のお客様にご来店が便利な立地にあります。

店頭で沢山の結婚指輪の見本をご覧になり結婚指輪のデザインを決めていきました。

歪んでいるデザインよりもストレート型のシンプル目のデザインがご希望でしたので真っすぐの形をベースに手作りです。

シンプルな甲丸型の表面ではなく、何かアクセントになるような模様を入れたいとのことで全周にねじれ模様を入れることにしました。

指輪のサイズを合わせる作業

写真は指輪サイズを合わせるためにリーマーを使って指輪の内側を削っているところです。

彼女の指輪サイズはデフォルトのワックス内径がそのまま指輪サイズになっていましたので彼女はリーマーを使わずにそのままで、彼の指輪のみ内側を少し削ってサイズを合わせていきました。

サイズを合わせたのちに指輪の表面をヤスリで削ってねじれ模様を入れていきます。

細かい仕上げは当店の職人がきれいに仕上げて完成です。

結婚指輪原型が完成した大阪のお客様

基本的な形はストレート型でしたので2時間弱で結婚指輪の原型が完成いたしました!

完成した原型はお預かりしてプラチナ鋳造し、当店の工房で仕上げていきます。

約1か月半ほどで完成した手作り結婚指輪がこちらです。

内側に誕生石を埋め込んだ手作り結婚指輪

全周にねじれ模様が入っていますが、トップ部分の一部の捻れのみつや消し加工を施して光沢部分との対比でメリハリのある仕上がりになっています。

指輪の内側にはお互いの誕生石を埋め込んで守護石としています。

誕生石は身に着けた人を災いから守ってくれると言われていて縁起のよいものになっています。

一部をつや消しでメリハリのある手作り結婚指輪

凹型にねじれた模様は回りの景色を逆さまに映り込ませ光方も通常の凸面とは違った輝きを放ちます。

この度は大阪工房へご来店ありがとうございました!

新型コロナウィルスオミクロン株のまん延により現在大阪工房は休業しております。そのためご紹介のお客様は過去にご来店いただいたお客様のご紹介です。

7mmの幅広指輪は手作りでオリジナル

2021-12-21 17:04:51  | NoComment
                   

大阪工房へご来店のお客様が手作りした結婚指輪のご紹介です。

お客様の希望でとにかく幅が広いデザインが好みだという事で幅広の結婚指輪デザインに決定しました。

男性は幅広のデザインを好む人は結構いらっしゃいますが、女性ではあまりいらっしゃらないと思います。

そんな中で男性、女性共に幅広が好みで双方かなり幅広デザインです。

何mmほどの広さにするかの決定は実際に幅の広いサンプルリングを身に着けて頂いて決定いたしました。

決定した指輪幅は男性物で7mm、女性物で5mmとなりました。このような幅広デザインは昨今既製品やブランドの結婚指輪では販売されておらず、手作りかオーダーメイドなどによって作るしか手に入らないと思います。

今回のお客様も手作りで幅広の結婚指輪を作って頂きました。

5mm7mmの幅広の平打ち手作り結婚指輪

デザインはシンプルな平打ち型のデザインです。

製作方法は彫金で製作する方法とワックスを使った方法とありますが、彫金の場合は地金を丸める際に幅が広いと硬くてきれいに曲げることが困難なうえ、つなぎ目を溶接すると溶接跡が良く目立ってしまいます。

そのため簡単に原型を作ることが出来るワックスで原型を作り結婚指輪に仕上げる方法を選んでいただきました。

5mm7mm平打ち手作り結婚指輪

双方の指輪の内側にはお互いの誕生石を埋め込んでいます。

女性物にはアメジスト、男性物にはルビーが埋め込まれています。

誕生石などのカラースト―ンを指輪に入れる場合、表面だと宝石によっては派手になったり、着ける人に似合わない色の宝石を埋め込むことになったりすることがあります。

また、ダイヤモンドと違って硬度の低い宝石の場合、指輪が硬いもににぶつかって宝石が割れたり欠けたりすることがあります。

指輪の内側であればこのような心配もなく永久的に身に着けていられます。

内側にアメジストとガーネット埋め込み

最後に二人で手作りしたワックス原型を見ていただきます。

5mmや7mmの貴金属地金をこのように丸くするのは初心者の人ではかなり難しく、熟練した職人でも手間のかかる作業になります。

このようなワックス原型の製作であれば初心者の人でも約1時間もあれば簡単に作れてしまいます。

ただし、原型からプラチナに仕上がるまでの納期が1ヵ月以上かかります。

彫金で製作が難しいようなデザインで結婚式や入籍日までに結婚指輪を手元に欲しいと思っていらっしゃる人はお早めにご予約ください。

幅広の手作り結婚指輪原型

この度はご来店誠にありがとうございました😄

つや消しが上品で美しい結婚指輪

2021-09-25 15:59:04  | NoComment
                   

兵庫県からご来店いただきましたお客様のご紹介です。
穏やかな優しい雰囲気が印象的なお客様でした😊

大阪工房へ兵庫からご来店のカップル

お客様の作業風景

今回のお客様は、ストレート型の指輪を作成されました!
ストレート型は、手作り指輪の中で一番簡単に出来るデザインになっており、時間も他の形と比べて約1時間と短い時間で完成するので、忙しい方でも時間を取りやすいかと思います🎶

指輪を切り出す大阪のお客様

上記画像では、お客様が青いチューブ状のワックスから作りたい指輪の幅を切り出している所です。切り出す作業では、糸鋸を使いますので指を怪我しないように注意してください!

指輪のサイズを合わせる大阪のお客様

次に指輪の内側から指のサイズになるまで削っていきます。その後表面をヤスリで滑らかになるように整えて完成になります。
出来上がったワックス原型は、一旦お預かりし後日職人がプラチナに仕上げてお返しいたします!

お客様が作成された結婚指輪のご紹介

ストレートつや消しマット手作り結婚指輪

お客様が作成された指輪がこちらです✨
派手過ぎるのは嫌だとお客様が希望されていたので、表面のつや消しをお勧めしました。
表面につや消しを施すことで光の反射が抑えられ、上品な美しい光沢感が出ます。
指輪のデザインが華やかだと、お葬式の際などTPOに合わせて外さなければならないのですが、このようにベースのデザインをストレート型にしたりつや消しを施すと、フォーマルな印象になりTPO関係なく身につけられる指輪になります。

この度はご来店誠にありがとうございました!末永くお幸せに💕

木の皮風がアンティークな結婚指輪

2021-08-20 15:20:54  | NoComment
                   

愛知県からご来店いただきましたお客様のご紹介です。
遠いところからのご来店ありがとうございます😊

結婚指輪を手作りした大阪のカップル
結婚指輪の原型を手作りする大阪カップル

完成したワックス原型

結婚指輪のワックス原型

手作りをして完成したのがこのワックス原型になります!
お客様が作ったワックス原型は一旦お預かりし、後日職人が貴金属に仕上げます。鋳造は、ワックスの原型から型を作って、その型に貴金属を流し込み固める作業の事です。原型から型を作るので、お客様が作った物そのままの指輪が出来上がりますよ!

鋳造後の結婚指輪

イエローゴールド手作り結婚指輪

鋳造した指輪がこちらになります✨
今回の指輪は、お客様が自ら付けた傷を活かしたデザインなので、職人の仕上げはせずそのまま鋳造しました。鋳造前は素材のせいで傷がわかりにくいですが、鋳造後は傷がはっきりと見えて、木の皮感が増しましたね!
一見同じ木の皮風の指輪に見えますが、指輪の幅を変えることで印象が変わって見えます。
メンズは、木の皮らしい硬い無骨なクールさが印象的で、レディースは、硬いように見えますが柔らかい印象を与えてくれます。レディースのこのデザインなら他の指輪と重ね付けしても可愛らしいですよ🎶

世界で1つの特別感

表面に模様を入れたイエローゴールド結婚指輪

近年アンティーク風のデザインが流行しており、木の皮風やミラーボールのようなランダムな面などの手作り感のあるデザインが当店でも人気を集めています。同じデザインだとしても、お客様が自ら付けた傷なので、同じ模様は二度と作ることが出来ません。そういった世界で1つだけの指輪だという特別感が、人気を集めている理由ではないのでしょうか。

この度はご来店誠にありがとうございました!末永くお幸せに💕

ミル打ちとつや消しのシンプルで美しい結婚指輪

2021-08-03 15:16:56  | NoComment
                   

徳島県からご来店いただきましたお客さあのご紹介です。
誠実そうな彼氏さんと可愛らしい彼女さんのお似合いの2人ですね😊

結婚指輪原型が完成したカップル

お客様の作業風景

結婚指輪を手作りするカップル

上記画像では、お客様が指輪の側面を滑らかになるようにヤスリで削っている所です。
最初に糸鋸でチューブ状の青いワックスを切り取るのですが、切り落とした後はどうしてもガタガタとした面になってしまいます。出来上がった指輪の側面がガタガタした面では美しくないので、ヤスリで丁寧に削っていく必要があります。

お客様が作成された結婚指輪のご紹介

中央ミル打ちの手作り結婚指輪

今回のお客様が作成された指輪は、メンズとレディースで少しデザインが異なるシンプルで美しいデザインの結婚指輪です!
お互いの好みを上手に取り入れた素敵な指輪ですね✨

レディースの指輪

レディースの指輪に施された彫刻はミル打ちと言います。
ミル打ちは、指輪をフェミニンな柔らかい印象にしてくれる、女性に人気の加工です。指輪の縁に沿うようにミル打ちを施すのが一般的ですが、お客様の様に中央に施すことによって、フェミニンでエレガントな印象を与えてくれます。
彫刻とダイヤの埋め込みは、ワックス原型が完成した後、後日職人が施します。

メンズの指輪

中央ミル打ちの手作り結婚指輪

メンズの指輪は、レディースの指輪にデザインが少し似るように、中心を厚くしてつや消しをしています。
ミル打ちは可愛らしいイメージになるので、男性でする方は少ないです。なので、ミル打ちの代わりにつや消しを施しました。つや消しは、メタリックでクールな印象を与えてくれるので、男性らしい指輪になりますよ!

この度はご来店誠にありがとうございました!末永くお幸せに💕

手作り感のある表面の結婚指輪

2021-07-13 14:39:06  | NoComment
                   

大阪府下からご来店いただきましたお客様のご紹介です。
話し方からも優しいお人柄が出てくるお客様で、こちらも温かい気持ちになりました😊

お客様が作成された結婚指輪のご紹介

今回のお客様が作成された指輪はこちらです!
お客様が、自ら削ったランダムな面が手作り感を出してくれるデザインです✨
こちらのデザインは当店で人気のデザインで、多くのお客様が選ばれています。しかし、このデザインは決まった場所ではなくランダムに表面を削るので、人気のデザインであったとしても、お客様と同じ表面のものは二度と作れません。ただシンプルな面よりも、手作り感があるという点も人気である理由の一つです!
手作り結婚指輪にするのであれば、このような同じものが二度と作れない、手作り感のあるデザインを選んでみてはどうでしょうか?

お客様の作業風景

写真のお客様は、指輪の幅を切り出している所です。
作りたい幅よりも大きめに、真っ直ぐ切っていきます。この作業で難しいところは、意外と真っ直ぐ切る事が難しいところです。真っ直ぐ切っているように感じても、実は斜めに切れていたりすることがあります。もし斜めに切ってしまっても、後でヤスリで削る際に直すことが出来るので大丈夫ですよ!

この度はご来店誠にありがとうございました!末永くお幸せに💕

結婚指輪と婚約指輪の手作りは同日OK!

2021-06-26 15:33:03  | NoComment
                   

大阪府下からご来店いただきましたお客様のご紹介です。

結婚指輪が完成した大阪工房のお客様
結婚指輪を手作りする大阪工房のお客様

お客様が作成した指輪のご紹介

婚約指輪

プラチナダイヤモンド手作り婚約指輪

今回のお客様は、結婚指輪と婚約指輪を同じ日に作成されました。
婚約指輪は、お相手の指のサイズを事前に測らないといけないので、その場で指のサイズを測ってからの作成だと、正確なサイズの指輪が出来るのでいいかもしれませんね!

結婚指輪を手作りする大阪工房のお客様

自分の婚約指輪を作る真剣な彼を見ていると、指輪に自分への思いが込められているようで幸せな気分になれますね!
婚約指輪はサプライズでプレゼントする方が多いと思われますが、目の前で真剣に手作りするの姿を見れるのも女性としては嬉しいものですよ😊

結婚指輪

内側に無限大のマークを入れた手作り結婚指輪

結婚指輪は、当店で人気の螺旋状デザインの指輪の内側に、無限大を刻印した指輪です。
数学のイメージで広く知られている無限大ですが、「永遠」「愛」などの意味を持ったマークでもあります。
一説では、ウロボロスという自分の尾を咥えて丸い輪になった龍から生まれたと言われています。終わりが始まりになっていることから、「始まりも終わりもない完全性」や、「永遠の命」を象徴するものとなりました。
他にも、「無限に広がる宇宙」や、「続く未来にへの可能性」といった意味が含まれる説もあります。
とてもシンプルなモチーフですが、沢山の意味を表現することが出来る無限大を、結婚指輪に彫刻して、その力を借りるのはどうでしょうか?

この度はご来店誠にありがとうございました!末永くお幸せに💕

オリジナル感があるランダムな面の結婚指輪

2021-06-23 15:49:18  | NoComment
                   

香川県からご来店いただきましたお客様のご紹介です。

結婚指輪を手作りした二人

お客様の指輪のご紹介

完成したゴールドとプラチナの結婚指輪

今回のお客様の指輪はこちら!
お客様自ら削ったランダムな面が、オリジナリティを出してくれる素敵な指輪です✨
表面は光の反射によって、ミラーボールの様にキラキラと輝きます。同じ形の指輪は、今後二度と作ることが出来ないので、お客様だけの世界で一つだけの指輪になります。
レディースは、イエローゴールドを使い、アンティーク風の温かみのある指輪になりました!

ゴールドジュエリーの魅力

ジュエリーの素材によく使われるゴールドは、18金と言い、全体の約75%が金から出来たものです。残りの約25%には銀と銅が混ぜられています。ゴールドの魅力は、この銀と銅の割合によって色が変わるところです。
その中でも広く親しまれているイエローゴールドは、銀と銅のほぼ半々の割合で混ぜられることによってできます。
イエローゴールドは、プラチナに比べると比較的お求め安く、日本人の肌によく馴染むカラーが人気の素材です。
元々イエローゴールドは、欧米では定番の婚約指輪や結婚指輪に使われる素材です。なので、日本では定番のプラチナでは無く、イエローゴールドを選んだとしても全然問題はありません!
「他の人とは違うものがいい」、「定番は嫌だ」という人にはオススメです!

お客様の作業風景

ワックスに目安線を入れる

ランダムな面は、ランダムだからこそ難しく、自然に削っているつもりが、無意識に整った面になってしまうことが多々あります。その場合は、先に簡単に目印をつけておくことで自然な面になりますよ!

カップルで結婚指輪手作り

この度はご来店誠にありがとうございました!末永くお幸せに💕

世界で一つだけの螺旋状の結婚指輪

2021-06-06 15:13:13  | NoComment
                   

徳島県からご来店いただきましたお客様のご紹介です。

結婚指輪原型が完成したカップル

世界で一つだけの螺旋模様

螺旋状のダイヤが入った手作り結婚指輪
螺旋状のダイヤが入った手作り結婚指輪

今回のお客様のデザインは、ストレート型の螺旋状のデザインに、控えめに輝くダイヤが美しい結婚指輪です。
螺旋状の指輪は、流動的なねじれが指を綺麗に見せてくれる効果があり、女性にオススメのデザインです。
このねじれも、お客様が手作りをして作った模様です。手作りで出来た模様は、お客様一人一人によって形が違いますので、世界で一つのオリジナル感がありますよ✨

前回、他のお客様の螺旋状の結婚指輪をご紹介しました。見比べてみると、同じ模様でも形が全然違うことがわかります!是非見比べてみてください!

お客様の作業風景

結婚指輪の切り取り線を入れる作業
ワックスをノコギリで切り取る

写真では、お客様が指輪の幅を切り出す作業をされています。
切り出しは、まず最初に専用の道具で、切る目安を付けて、その部分に沿うように真っ直ぐ糸鋸で切ります。この作業のポイントは、作りたい指輪よりも厚めに切る事です。なぜかというと、この作業の後に切断面を滑らかになるようにヤスリで削るからです。作りたい厚さそのままで切って削ると指輪が薄くなってしまいます!
皆様も手作りをするときは気を付けてください!

この度はご来店誠にありがとうございました!末永くお幸せに💕

サプライズでナチュラル仕上げの手作り指輪

2021-06-02 17:20:48  | NoComment
                   

当工房ではお一人の来店で指輪を手作りして頂くことも可能です。

作れる指輪は結婚指輪以外に婚約指輪、またはペアリングとしてもワックスを削って作れる形であればどのように作って頂いてもプラチナやゴールドの指輪に仕上げることが出来ます。

ご紹介のお客様はお一人で来店して頂き、指輪を1本手作りして頂きました。

サイズ合わせする大阪の男性

お一人で来店でサプライズでプレゼントする指輪なので彼女には内緒でご来店です。

その場合に注意して頂くことは指輪サイズを正確にお知らせして頂く必要があります。

指輪のサイズがわからないと指輪が作れないので指輪サイズの申告は必須になります。なかなか内緒で指輪サイズを測ることが出来ないかもしれませんが何とか調べてきていただくようにお願いします。

こちらのお客様も事前にサイズを調べてきていただきました。

写真は指輪サイズを合わせている所ですが、リングリーマーという道具を使ってワックスの内側を削ってサイズを大きくしていきます。最初は慣れないと削った内側がガタガタになりがちですが、慣れてくると上手に削れるようになってきます。万が一ガタガタになってしまったとしても当工房の職人が綺麗に内側を仕上げさせて頂きますのでご安心ください。

指輪の表面は手作り感を出したいという事でヤスリで削った削り跡をそのまま表面の模様としてのこし、あえて磨かずに自然な仕上げとして完成させました。

自然仕上げのアンティーク手作り結婚指輪

表面が凸凹していて、このいびつな感じは既製品では出すことが出来ず、手作りした作り手の削ったそのままの状態で指輪になります。よく見ると削ったヤスリ目も残ってアンティークのような仕上がりになっています。

自然仕上げのプラチナ手作り結婚指輪

表面は少しだけワイヤーブラシで擦って余分なバリなどを取って仕上げしています。また、角の部分は少しだけ、面取りを行い着けやすい指輪に仕上げています。

彼が内緒で作った指輪なのでお渡しした際は大変喜んでもらえる指輪になったと思います。

世界で一つだけの彼の手作りでオリジナルの指輪になりました!

この度はご来店ありがとうございました😃

作り合いで思いがこもった結婚指輪

2021-05-25 15:50:38  | NoComment
                   

徳島県からご来店いただきましたお客様のご紹介です。

人気のシンプルなストレート型

今回のお客様の指輪は、細めの幅のシンプルなストレート型の指輪です。内側に彫られた文字が隠れたポイントになっています✨細い幅の指輪は指をシュッと綺麗に見せてくれる効果があるので、女性の方にオススメですよ!
シンプルなストレート型は王道のデザインで、当店でも人気があり、選ばれるお客様が多いです。
V字型や、S字型のデザインよりも、ストレート型は簡単に作ることが出来ます。

ストレート型の作業手順

ストレート型の作業手順について簡単に説明していこうと思います!
①チューブ状の青いワックスから指輪の幅を大きめに切り取る
②切断面をヤスリで滑らかになるように削る(甲丸リングにする場合は、角をヤスリで削る)
④リーマーという道具で内側から指のサイズになるように削る
これらの作業だけでストレート型の指輪は出来上がります。作業時間は1時間ぐらいで完成します。時間が無い人でも気軽に作れるのでオススメです🎶

笑顔がたえない作業風景

今回のお客様も作り合いをして楽しそうに作業されていました😊
作り合いは手作りだからこそできることで、多くのお客様がされています!相手の指輪を作ることで、気持ちがこもった大切な指輪になりますよ。

この度はご来店誠にありがとうございました!末永くお幸せに💕

螺旋状のねじれが美しい結婚指輪

2021-05-04 16:59:11  | NoComment
                   

大阪府下からご来店いただきましたお客様のご紹介です。

結婚指輪が完成した大阪のお客様

お客様の指輪のご紹介

螺旋状の手作り結婚指輪

今回のお客様の指輪は、ストレート型に大きな螺旋状のねじれが特徴的な指輪です。
流線的なねじれのラインは、指をシュッと綺麗に見せてくれます。また、何もないシンプルなストレート型と違って、光の反射が一味違っていて、不思議な魅力がある指輪になります😊
着けた時に見えない手の平側の面は、作業などをしていると、いろんな物との接触が多く指輪が傷ついたり、凹んだりしやすいです。その為、手の平側の面にはねじれを入れず、滑らかな面にしてあります。

もう一つ大きな特徴は、男性のお客様のサイズが21号と大きい事です。
一般的な男性の指輪のサイズは15~17号ですが、それよりも少し大きいサイズでの作成となりました。

手作り風景

指輪を切り取るための作業

上記画像の青いチューブ状のワックスから、指輪の原型になるものを作ります。
最初に指輪の幅を切り出します。完成イメージの幅より太めに切り出すのがポイントですよ!

手作りで結婚指輪を作る大阪のお客様

次に切断面を滑らかになるように削ります。
その次に希望のデザインになるように、ヤスリで余分な部分を削っていきます。
特別な加工などは後日当店の職人が施しますが、アンティーク調の傷や、今回の指輪のようなねじれはお客様ご自身で作っていただきます。
その後、自分の指輪のサイズになるようにリーマーという道具で、内側から穴を広げていきます。
今回の男性のお客様のサイズは大きかったので、広げる面が多く苦戦されていました。
作るのが難しかったり、間違えた場合はすぐに傍にいる職人が対応いたしますので、安心してください🎶

鋳造後の指輪

螺旋状の手作り結婚指輪

完成したワックス原型は青いリングなので、模様などはわかりにくいですが、鋳造して金属に仕上げると一気に華やかになりますね✨

この度はご来店誠にありがとうございました!お幸せに💕

裏側に手描きの文字を彫刻した結婚指輪

2021-04-18 16:16:18  | NoComment
                   

兵庫県からご来店のお客様のご紹介です。

指輪のデザインを決める

指輪を作る前に、見本となるデザインを選んでいただきます。
当店には、フォーマルからカジュアルな物まで、多数の見本を置いています。
もちろん、お客様が考えたオリジナルのデザインも大丈夫ですので、お気軽にお申し付けください!

手作り指輪の作り方

デザインを決めたら当店で用意したエプロンを着けて、いよいよ指輪作り開始です!
今回のお客様もお互いの指輪の作り合いをされていました!
相手の指輪を作ることで気持ちがこもって、より特別な指輪になりますね😊

①幅の切り出し

最初に、チューブ状の青いワックス(蝋燭の蝋のような物)からお好みの指輪の幅を切り出します。
後で余分な部分を削ったりするので、作りたい幅よりも大きめに切り出してください。
この作業では、糸鋸を使うので慎重にお願いします!

②切断面を綺麗に

次に切断面を凹凸がない滑らかな面になるようにヤスリで削ります。
今回の指輪はストレート型なので表面を削るだけですが、S字型やU字型のデザインの場合はこの段階で削り、形を作ります。

指輪の表面をヤスリで仕上げ

③自分のサイズになるように削る

リーマーという道具で、指輪の内側から指のサイズになるように穴を広げていきます。
メンズの指輪のほうが、削る面積が多いので抵抗が多く少し苦戦するお客様も多いです。
難しいときや間違ったときには、当店の職人が対応しますので、ご安心ください🎶

完成したワックス原型

完成した結婚指輪原型

上の手順を終え、出来上がったワックス原型がこちらです!
完成した原型は、こちらでお預かりします。後日職人がプラチナに鋳造して、手作り指輪の完成です✨

鋳造後の結婚指輪

内側に手描きの文字マーク彫刻した結婚指輪

こちらが、今回のお客様がお作りになった指輪です✨
縁に施されたミル打ちは、フェミニンな印象を与え、柔らかい雰囲気の結婚指輪になりました。
内側には、お客様の手描きの文字が彫刻されています!

この度はご来店誠にありがとうございました!末永くお幸せに💕

中央ミル打ちでフェミニンな手作り結婚指輪

2021-04-07 06:38:33  | NoComment
                   

兵庫県からご来店のお客様のご紹介です。

結婚指輪原型が完成した兵庫のお客様

今回のお客様は、幅の細いストレート型にミル打ちをアクセントにした上品な指輪です。

中央ミル打ち手作り結婚指輪

幅の細い指輪

メリット

幅の細い指輪は、細い指に良く似合い、控えめで上品な印象になります。結婚指輪と他の指輪を重ね付けしたい人にも人気がある指輪です。軽くて細いので圧迫感が少なく、長時間でも気になりにくいので、指輪を着けなれてない人に着けやすい指輪になっています。また、使う金属の量も少ないので値段を抑えることが出来ます。

デメリット

細い指輪は他の指輪と比べて強度面が若干弱く、細くなればなるほど長年着けていると、曲がってしまう可能性が高くなります。

ミル打ちでもう一つ拘りを

指輪の中央に施された彫刻はミル打ちと言います。
ミル打ちを施したデザインはフェミニンなイメージを与え、アンティーク風の結婚指輪になります。また、何もないフラットな部分が減るため、傷が目立ちにくくなります。もし傷がついてしまっても、アンティーク感が増して味のある指輪になりますよ✨
シンプルな指輪が良いけど、もう一つ拘りたい!という人にオススメです!

相手の指輪に気持ちを込める

お客様の中には、お互いの指輪を作りあう方が多くいらっしゃいます。指輪を作りあうのは手作りだからこそ出来ることです!相手の指輪に一つ一つ丁寧に気持ちを込めることで、より特別な指輪になりますよ😊
絆を深めるためにもお互いの指輪を手作りするのはどうでしょうか?

手作り結婚指輪作業
指輪の内側を削ってサイズ合わせ

今回はご来店誠にありがとうございました!お幸せに💕

愛の言葉を方言で彫刻した手作り結婚指輪

2021-03-29 06:39:03  | NoComment
                   

大阪府下からご来店のお客様のご紹介です。

結婚指輪原型が完成した二人

ストレート型の特徴

今回のお客様はシンプルなストレート型を選ばれました。
ストレート型は、シンプルな形で普段使いしやすいのが特徴で作るのも簡単です。指輪を作るのが不安なお客様でも安心して出来る形で、1時間もあれば作ることが出来ます。また、内側に2人のオリジナルの彫刻を入れたい!というお客様が選ばれることの多い形でもあります。

方言で愛の言葉を彫刻した結婚指輪

シンプルなデザインでも隠れた所に拘りを

今回のお客様も、内側に彫刻を希望されました。
男性のお客様は、沖縄県出身、女性のお客様が大阪府出身で、お互いの指輪に愛の言葉の方言を彫刻しました。お互いの名前を入れられるお客様はよくおられるのですが、言葉を入れるお客様は中々おられないので、微笑ましく感じられました😊
お互いへの愛が詰まった素敵な指輪ですね💕

方言で愛の言葉を彫刻した結婚指輪

シンプルな形でも世界で一つの指輪に

指輪づくりはまず、指輪の幅を決め、切り出すことから始めます。
ストレート型は、後で切断面を滑らかになるようにヤスリで削るため、実際の幅より少し大きめに切り出します。
シンプルな型とはいえ、作り手によって形が微妙に違い、同じものは二度と出来ないので、世界で一つのオリジナル指輪が出来ます。

手作り作業する大阪のカップル
指輪サイズを合わせる大阪のお客様

慣れない作業でも二人でなら楽しい

終始笑顔で、慣れない作業にもお互いの様子を見ながら楽しく作業されていました🎶
本当にお似合いのカップル様でした!
この度はご来店誠にありがとうございました!お幸せに✨

メンズにもブルーダイヤでおしゃれな手作り結婚指輪

2021-02-14 10:46:52  | NoComment
                   

女性物の結婚指輪にはダイヤモンドを入れる事が多くなった昨今ですが、男性物の結婚指輪にもダイヤモンドを入れる事が多くなってきたようです。

ご紹介のお客様は大阪府下より梅田の大阪工房へご来店で結婚指輪を手作りして頂きました。手作り結婚指輪は自分たちで指輪の原型を作るのでオーダーメイドの様に自由なデザインを作ることが出来ます。

指輪を切り出す作業

既製品の結婚指輪の場合は、女性物にはダイヤモンドが入っていても男性物には入っていない指輪がほとんどでダイヤ入りの結婚指輪は無いに等しいでしょう。

男性物にもダイヤモンドが入った結婚指輪を着けたいという希望も簡単にかなえることが出来るのが手作り結婚指輪という購入方法です。

指輪の原型を自分たちで手作りするという手間がかかりますが、その分愛着がわき永年大事に出来る結婚指輪になります。

指輪を削る作業

指輪作りなんて自分に出来るのだろうか。と考えるお客様でもプロのスタッフがマンツーマンで指輪作りを教えていき、要所はプロのサポートで仕上げてくれるのでそのような不安も不要です。

結婚指輪の手作りは思っているよりも簡単でストレート型の真っ直ぐな形であればどなたでも1時間程度で完成させることが出来ます。また、途中でワックスが折れてしまたりしても熱で溶かしてくっ付けることが出来るので失敗の心配もありません。時間もそれほどかからず完成するので不器用な方でも大丈夫です。

完成した結婚指輪原型

こちらのお客様の結婚指輪もデザインはストレート型のシンプルなデザインでしたので1時間程度で完成することが出来ました。

出来上がったワックスはお預かりして鋳造によってプロのスタッフが貴金属に仕上げていきますので完成した結婚指輪は自分で手作りしたとは思えないようなプロ並みの仕上がりになります😃

お二人の完成した手作り結婚指輪がこちらです!

メンズにもブルーダイヤでおしゃれな手作り結婚指輪

レディスに合わせてメンズの方にもダイヤモンドを入れています。ホワイトダイヤだと派手だと思う方にはこちらの結婚指輪のようにブルーダイヤを入れる事をお勧めします。サムシングブルーにちなんだような結婚指輪になり縁起の良い物にもなりました✨😊

手描きの地球で二人の世界を表現した結婚指輪

2021-01-22 05:11:16  | NoComment
                   

自分たちで手作りする結婚指輪のデザインはシンプルなストレート型の結婚指輪を作って頂くことが多いです。

シンプルなデザインであっても二人で手作りした指輪ということに価値があり、二人にとってオリジナルの結婚指輪になるからです。

初心者のカップル様が自身で結婚指輪の原型を作るので複雑なデザインを作ることは難しく、二人にとってもハードルが高いと思われていることもあるかもしれません。結婚指輪の形は沢山あるように思われますが、実際にはほとんどのデザインがストレート型、S字型、V字型の3つに分類されるのでそれほど難しい物ではありません。手作り作業はプロの職人が順を追って丁寧に教えながら作っていくので作りたい形があれば作れるようにサポートさせていただいております。

どのようなデザインを手作りしたいかを事前に考えていただき当日ご相談してみてください。無理だと思っているデザインでも意外と簡単に製作出来る形かもしれないので難しそうなデザインでも、ぜひ相談してみてください。

大阪工房で手作り作業する二人

今回ご紹介のお客様は大阪南部よりご来店いただいたお客様です。二人にとって指輪の形はそれほど重要な物ではなくシンプルな結婚指輪を作って頂きました。

シンプルなストレート型の指輪を手作りしてのには理由があり、指輪を合わせて内側に地球のマークを浮かび上がらせたいという希望があったからです。

この地球のマークはお二人が手描きをしたデザインでオリジナルの地球のイラストです。指輪をぴったりと合わせて模様を浮かび上がらせるにはストレート型が最適で、S字型などの歪んだ形ではサイズによってカーブの歪みが違いぴったりと合いません。そのためストレート型のシンプルな結婚指輪を手作りすることに決まりました。

手描きの地球の彫刻が浮かぶ手作り結婚指輪

あまり細かい模様だと線と線が重なりつぶれてしまうのである程度デフォルメした地球です。デフォルメすることによって逆に味のあるイラストになり可愛らしいデザインになっています。

地球上で世界で二人だけの結婚指輪、二人だけの世界を表現したロマンチックな内側彫刻です。

大阪工房で結婚指輪を手作りした二人

この度はご来店誠にありがとうございました!

オリジナルマークを彫刻したシンプルな手作り結婚指輪

2021-01-06 14:06:15  | NoComment
                   

大阪府下よりご来店のお客様のご紹介です。シンプルな甲丸型の結婚指輪を手作りして頂きました。自分たちの手作りで作る結婚指輪のデザインで、意外と人気なのが何も模様の入っていないシンプルなプラチナ甲丸型の結婚指輪です。

シンプルなデザインは作るのも簡単で短時間で結婚指輪の原型を完成させることが出来ます。

指輪の切り出し作業

結婚指輪の原型を作るためのワックスはチューブ状になっており、作りたい指輪の幅で切り取るだけでドーナツ状の形になります。

この切り取ったワックスの表面を削ったり、内側を削ってサイズを合わせていくと完成します。

指輪のサイズ合わせ

ワックスのサイズを合わせる方法はリングリーマーという道具を使って穴を広げて自分たちのサイズに合わせていきます。ワックスは柔らかいので削ったり穴を広げるのは力もいらず簡単ですが、逆に削り過ぎてしまうことがあるので力を抜いて優しく作業をしていくのがちょっとしたコツです。

結婚指輪を作る作業はほとんどの方が初めて行う作業なので最初は力の入れ具合がわからず戸惑いがちですが、慣れれば簡単でいろんな形を削って作ることが出来るのでみなさん「楽しい!」「面白い!」と言ってくださいます😊

ご紹介のお客様も楽しく作業が出来たようで面白かったと言ってくださいました。デザインはシンプルで飽きの来ないデザインが良いという事でシンプルな甲丸型の結婚指輪になりましたが、内側の彫刻に拘ってオリジナルのマークを彫刻いたしました。

結婚指輪の内側に入れる彫刻は色々な書体やマークを入れる事が出来、お客様の希望でオリジナルの模様やマークを入れる場合も無料で彫刻させていただいています。

今回のお客様は月と太陽を重ねたようなデザインのマークを彫刻いたしました。

内側にオリジナルマーク月と太陽手作り結婚指輪

幅が細い結婚指輪だと内側に入れる彫刻も小さくなってしまうため、はっきりと彫刻が認識できるように少し広めの幅の結婚指輪となりました。

お客様に手作りしていただいた結婚指輪のワックス原型です。このようなストレート型のシンプルなデザインであれば1時間もあれば完成します。手作りで結婚指輪を作りたいとご検討のお客様は参考にしてください😃

手作りするからデザイン違いでもOK

2020-12-06 06:43:41  | NoComment
                   

今回ご紹介のお客様は大阪市内からご来店いただきました。当工房へは歩いても来られるくらいの距離にお住いの様で大阪駅周辺でお買い物もかねて手作りにご来店頂きました😃

手作りで結婚指輪を作る場合は指輪の原型を自分たちの好きなように作るので、自作できる形であれば自分たちの好みに合わせられます。今回のお客様はレディスは緩やかなU字型のデザインで、メンズはシンプルなストレート型の結婚指輪になりました。

男性の場合はデザインに拘らずシンプルなデザインを好まれるようですが、女性は可愛らしいとかキラキラ輝くとか結婚指輪に対していろいろな要望があります。このためメンズはシンプルですが、レディスは彼女の好みに合わせて緩やかかなU字型のフォルムにダイヤモンドを1個留めて女性らしい結婚指輪になっています。

このように男性と女性とでデザインが違うものは既製品ではあまりなく、手作りならでわの結婚指輪です。

リーマーでサイズ合わせ

こちらのカップル様は自分で自分の結婚指輪を作っていただきました。基本的に女性のほうがサイズが小さく、男性がサイズが大きいので男性物の結婚指輪のほうが削る部分が多くなり少し手間がかかります。男性の方がこのような作業は得意な方が多いので、自作で作るのが理にかなった方法ですが、心情的には相手に自分の指輪を作ってもらった方がありがたみがあり大事に出来る結婚指輪になるので作りあいっこする人が多いです😊

しかし、今回の様にメンズはシンプルでレディスがU字などの歪みのある形の場合はレディスのほうが手間がかかりますが頑張って手作りして頂きました!

指輪をU字型に削る

メンズはストレート型なので形を削り出すという事無く出来上がりますが、レディスはU字型に削るデザインなので細かいヤスリを使ってU字型に削り出します。

少し手間がかかりましたが、お二人ともに結婚指輪の原型が完成してプラチナ鋳造によって完成した結婚指輪がこちらです!

U字型とストレート型の手作り結婚指輪

レディスは緩やかにU字型にカーブして大きなダイヤを1個埋め込んだデザインです。メンズはシンプルなストレートのプラチナ甲丸型です。

U字型とストレート型の手作り結婚指輪

表面の仕上げなどは当店の職人が行いますので多少の凸凹があってもきれいに仕上がり、自分で手作りしたとは思えないような結婚指輪に仕上がります。

自分たちで作った物だからこそ大事に出来る結婚指輪

2020-12-05 02:02:23  | NoComment
                   

手作り結婚指輪の一番の魅力は自分たちで好きなデザインを作れること。そして自分たちで作った指輪だからこそ長年大事に出来る結婚指輪になるという事です。

今回ご紹介のお客様が手作りした結婚指輪もデザインに拘らずシンプルなデザインですが、自分たちで作った結婚指輪を身に着けることに意義を感じられて手作りにご来店頂きました。

指輪を切り取る作業

ストレート型のシンプルな結婚指輪であれば1時間もあれば完成させることができます。作るのも簡単でどなたでも作れます。プラチナ素材で少し幅のある結婚指輪を手作りです。

作りたい指輪の幅をワックスから切り出し、サイズを合わせて余分な厚みを削るだけで簡単に出来上がります。シンプルなデザインとは言え、作り手によって微妙に幅が違い同じものは二度と作れません。そのため既製品でもあるようなデザインですが、厳密にはお二人が作ったオリジナルの結婚指輪になります。

結婚指輪の原型が完成した二人

こちらのお客様も1時間ほどで結婚指輪の原型が完成しました!

出来上がった原型をプラチナ鋳造を経て完成した手作り結婚指輪がこちらです😃

ストレートシンプルな手作り結婚指輪

少し幅が広めのシンプルな甲丸型の結婚指輪ですが、落ち着いた雰囲気の飽きの来ない結婚指輪になっていると思います。

ストレートシンプルな手作り結婚指輪

この度は手作りのご来店ありがとうございました!✨

結婚指輪の表面には自分で模様を入れられます

2020-11-23 03:54:43  | NoComment
                   

結婚指輪の元になる原型のワックスは柔らかく簡単に切ったり削ったりすることが出来ます。また熱で溶かしてくっ付けたり盛り上げたりすることが出来るとても便利な素材です。

ワックスは爪でひっかくだけで簡単に削れる硬さなので模様などを入れるのも容易に入れることが出来ます。そのためヤスリや先の尖った道具で模様を入れるだけでなく彫刻刀やハンドモーター、細かいデザインであれば針の先のようなもので模様を入れることが出来ます。

結婚指輪の太さは2mm~3mmと細いのですごく細かい模様を入れるには顕微鏡などをのぞきながら作業をするようになります。初心者のお客様の場合はこのような作業は難しいですが、簡単なデザインの模様はハンドモーターなどを使えば簡単です。

ハートを削った結婚指輪の原型

今回ご紹介のお客様は指輪の表面にハンドモーターを使ってハートマークを彫っていただきました。ハートの模様は二つの指輪を合わせると浮かび上がるように半分づつのハートをそれぞれ彫っています。

模様を入れるにはマジックなどで下書きをして、その部分をなぞるように削っていくので簡単です。少し不安な方は不要なワックスで練習してから本番のワックスを削っていただきますので安心してください。失敗しても熱で溶かせば元の表面に戻すことが出来るので全く心配はいりません。

ハートの模様などは単純な形なのでほぼ失敗することは無くできるデザインです。こちらのお客様もきれいにワックス原型を仕上げることが出来、プラチナで仕上げることが出来ました!

合わせるとハートが浮かぶ手作り結婚指輪

結婚指輪の指のサイズはカップルによって組み合わせが違ってきます。そのため既製品では作ることが出来ません。ハートの模様は二人が気にったようにマジックで下書きして、そのとおりに彫るので厳密には作り手によって微妙に形がちがい、オリジナルのハート模様になります。

ハートを削った手作り結婚指輪

こちらのデザインはハート型が良くわかるようにハートの中をブラストのつや消しにして強調しています。光沢表面の一部をつや消しにしているのでアクセントにもなりおしゃれな仕上がりとなりました。

中央ミル打ちでエレガントな手作り結婚指輪

2020-09-27 02:01:33  | NoComment
                   

今回ご紹介のお客様はエレガントなミル打ちを打ち込んだ結婚指輪を手作りして頂きました。

体格さのあるカップル様でしたのでレディスはサイズ小さく、メンズはサイズが大きくて指輪の大きさにもかなり差があります。体の大きさが違うと指のサイズや長さが違うのでお二人に似合った指輪の大きさで手作りして頂いています。

中央ミル打ち手作り結婚指輪

シンプルな甲丸型の指輪の中央に1列ミル打ちを全周に施しています。ミル打ちは通常は角のある凸部に打たないときれいなミル打ちは出来ないのですが、指輪の中央は平面なので凸部を作るために彫刻を施してからミル打ちを施しています。

作業中の徳島手作りお客様

手作りで結婚指輪の原型を製作中のお二人です。彼の身体が大きいので彫金机が小さく見えます。基本的な形はストレート型のシンプルなワックス原型を製作するのでそれほど難しくはありません。

ただし、身体が大きく指のサイズが大きい人の場合はワックスの内側を削ってサイスを合わせる際には沢山内側を削ってサイズを大きくしなければいけないのでその分削る量も多くなり時間も少しかかります。

彼女のサイズは極端に小さいサイズでしたので、彼女の指輪のほうが作業時間が短く早く出来上がっていきました。

手作り結婚指輪の原型完成

レディスは幅も細くして彼女に似合う可愛らしいエレガントなデザインになっています。メンズは指も大きいので少し幅を広くしてサイズに似合った指輪幅で製作しています。数時間後お二人の結婚指輪原型が完成しました。

完成したワックスをお預かりしてプラチナ鋳造後きれいに仕上げて結婚指輪の完成です!

中央ミル打ち手作り結婚指輪

彼女の指輪はミル打ちの中に小さなダイヤモンドを1個埋め込んで可愛らしさを増した女性らしい結婚指輪になっています。

メンズも幅を広くしてミル打ちを施しても可愛らしくなり過ぎないように仕上がっています。

この度はありがとうございました(^^)

可愛くて人気のミル打ちとつや消し手作り結婚指輪

2020-07-18 02:35:05  | NoComment
                   

今回ご紹介のお客様が手作りした結婚指輪のデザインは可愛らしく見えるデザインです。

細めのストレート型のフォルムに全体をブラストつや消しにし、エッジに小さなつぶつぶが並んだミル打ちを施したフェミニンな結婚指輪です。

手作りワックス切断作業

指輪の切断作業

ストレート型なので自分の作りたい幅で元になるワックスを切りだします。ワックスを真っ直ぐ切るのは難しくだいたいの方が歪んで切れてしまいます。でも、歪んでしまって断面がガタガタになっても大丈夫です。作りたい幅より少し広めに切っていますので断面ガタガタでも作りたい指輪幅があればヤスリで削って指輪幅に合わせることが出来ます。

切り取った断面をヤスリで削る

指輪断面を削る

ノコギリでワックスを切り取った後は表面などヤスリ作業です。切り取ったすぐのワックスは厚みや幅が広いので作りたい幅まで専用のヤスリを使って削ります。

真っ直ぐ削る、幅をそろえる。といった作業は機械を使わず手作業なのでぴったりというわけにはなかなかいきませんが、その都度細かくノギスなどを使って測りながら削っていきます。場所によって多少幅が違ったりすることがありますが、それも手作りの味です。自分の削った癖の様なものが出たという証なので、より手作り感も増して愛着がわくものになるので多少幅が違っても手作りの良いところ(メリット)と思っても良いと思います😃

難しい部分はお互いに手伝いながら作業

二人で協力して手作り作業

手作り作業は工程によって自分の苦手な部分もあると思います。お互いに自分の指輪を相手に作ってもらう作りあいっこで製作することが多いですが、難しい部分はどちらか得意なほうが手伝いながら作業していただけます。

お互いに協力することでより二人の仲も良くなり、作業を通じて二人だけの共通の体験となり出来上がった指輪はより愛着がわくと思います。

完成した手作り結婚指輪

手作り結婚指輪原型の完成

数時間後完成した結婚指輪のワックス原型をお預かりしてプラチナで仕上がった手作り結婚指輪がこちらです。

指輪のミル打ち部分は光沢でキラキラと輝き、中央部分は丸い形でつや消しになっており、可愛らしい手作り結婚指輪が完成しました!

ミル打ちとつや消しの可愛い手作り結婚指輪

この度はありがとうございました!

結婚指輪の溝を彫る便利な道具

2020-04-17 13:44:14  | NoComment
                   

今回ご紹介のお客様は香川県より手作りご来店頂きました。店頭の沢山の見本リングをご覧頂き中央に溝の入ったデザインに決定いたしました。

作業中の手作りお客様

指輪の形はストレート型がベースになるので指輪の幅にワックスを切り出します。糸ノコを使ってワックスを回しながら切っていきます。作業工程は簡単で切った断面を真っ直ぐに整え、内側を削ってサイズ合わせ。そのあとで外側の余分な厚みを削れば指輪の形が完成します。

作業時間は約1時間強で出来上がりです。今回は出来上がった平打ち型のワックスの中央に真っ直ぐな溝を彫ります。まず、ワックスの写真をご覧頂きましょう。

手作り結婚指輪ワックス

指輪の溝は真っ直ぐ入っていますが、初心者の方がヤスリで削るのはとても難しいです。なので当店では専用の工具を使って溝を彫って頂いています。その工具を使えば簡単に真っ直ぐな溝を彫ることが出来る道具です。専用の彫金工具出はなく、当店で工具を改良して作った道具です。

写真ではわかりにくいですが、中央に真っ直ぐ溝が彫れました。ここまで出来れば今回のお客様の結婚指輪ワックスの完全完成です!

香川の手作りお客様

ワックスをお預かりして完成した手作り結婚指輪がこちらです!

中央ラインの手作り結婚指輪

この度は遠方よりのご来店まことにありがとうございました!

末永くお幸せに(^^)

レディスのダイヤに合わせたメンズデザイン

2020-02-27 07:12:37  | NoComment
                   

結婚指輪の女性物にはダイヤモンドを留める事が多いですが、男性物にダイヤはほとんど入れません。

このため、メンズはよりシンプルなデザインの結婚指輪を手作りしていただくことが多いです。

女性に比べて男性はシンプルなデザインを好む方が多いのでシンプルな仕上がりでも良いのですが、女性物のダイヤを入れた部分にあわせてデザインを少し加える事も出来ます。

こうすることによって女性物との一体感がより増すデザインとなりペア感もより出てきます。

シンプル甲丸ダイヤ手作り結婚指輪

今回のお客様も女性物のダイヤにあわせて男性物にも少しデザインを加えてより一体感を出すデザインになりました。

シンプルな細身の甲丸型の結婚指輪ですが、女性物に2個ダイヤモンドを留めています。

彫刻によって斜めに見えるように石留めしておりますが、この石留め彫刻の形に合わせて男性物には凹んだ溝を削ってつや消し処理をして溝の形が良く解るようにしています。

何もデザインのない甲丸リングよりもよりペア感が増しています♪

大阪の手作りお客様

とてもおおらかで優しそうはお二人のカップル様でした!

この度はご来店ありがとうございました。

末永くお幸せに(^^)

星の輝きが連なる手作り結婚指輪

2020-02-04 02:48:10  | NoComment
                   

大阪市内からご来店頂いたお客様です。

お客様が手作りした結婚指輪のデザインは彼の提案で光の輝く形が指輪表面に連なった様なデザインを作っていただきました。

今回は少しだけ手作りの手順を追ってお二人の作業の様子をご紹介します。

 

ワックスの切り出し作業

ワックスを切り取る作業

一番最初に行っていただく作業は指輪の幅をチューブワックスから切り出す作業です。

ストレートの形、歪んだ形など指輪の形によって切り出す幅が違ってきます。

今回のお客様はストレート型の結婚指輪でしたので2.5mmの幅をワックスから切り出します。

この時、歪んで切れてしまって2.5mmより細くなってしまうのを防ぐために1mm程度広めに切り出します。

 

切った断面を削る

切った断面を削る

ノコギリで切り取った断面は凸凹しているのでヤスリを使って断面を平面に整え、更に希望の2.5mm幅まで削っていきます。

据え置き型のヤスリにワックス断面を押しつけて擦りながら削ります。

大根おろしを削るような要領なので簡単です♪

断面が斜めに削れてしまっているようなら注意して厚い部分を削って平面を保ちながら削ります。

 

サイズ合わせ

内側を削ってサイズ合わせ

指輪幅が整えば今度はリングの内側を削ってサイズを合わせます。

リングリーマーという穴を削って広げる道具を使い、ワックスの穴に差し込んでグリグリ回すと穴が大きく広がって削れます。

実際のサイズよりも少しだけ小さめに合わせるのがコツです。

削りすぎてサイズが大きくなってしまうと縮めることが出来ないので注意しながら広げましょう!

 

表面の厚みを整える

大阪よりご来店手作りお客様

幅とサイズを合わせたら最後に指輪の厚みを適正な厚みに外側を削ります。

指輪の厚みはそのデザインによりますが、今回の場合は表面に模様を削って入れるので少し厚めにしておきます。

指輪の厚みはサイズによっても変わってきます。

指輪サイズが小さければ厚く感じるし、サイズが大きければ薄く見えてしまいます。

特に指輪サイズが大きい場合は厚みが薄いと強度が弱くなりすぐに歪んでしまうような物になります。

この辺の見極めは作業をお手伝いする熟練の職人が見極めて適正な厚みになるまで削っていただきます。

 

表面の模様を削る

表面に模様を彫る作業

表面に何も模様を入れない場合はここまでの作業で完成になります。

今回のデザインは表面を甲丸型に仕上げてから更にハンドモーターを使って模様を削っていきます。

丸いボール型のヤスリのような治具をハンドモーターの先端に取り付けて削っていきます。

 

結婚指輪ワックス原型の完成

完成した手作り結婚指輪ワックス原型

指輪ワックスは青い色が付いていますが、半透明の素材です。

ワックスをよく見ると削った部分が薄く透けて見えるのがわかります。

その為、肉眼で見ても陰影がわかりにくく凸凹しているのも認識しずらく何所を削ったのかわかりにくいです。

それを解りやすくするために、表面をマジックで塗りつぶして削ればマジックが無くなるので削った部分が良く解るようになります。

この指輪の特徴は丸い部分を連続して削っていき、削られていない部分をひし形のような光の形を浮き上がらせるようなデザインです。

ワックスの段階では良く解りませんが貴金属に仕上げれば良く解るようになります。

 

手作り結婚指輪がプラチナで完成

輝きが連なってキラキラした手作り結婚指輪

完成したワックスをお預かりしてプラチナ鋳造を経て仕上がった結婚指輪がこちらです。

丸く削った部分をブラストによってつや消しに仕上げ、削られていない部分を光沢に光らせば光沢部分がひし形のような輝きの模様が浮き上がったようになります。

手作業で規則正しく削っていくのはなかなか難しい事ですが、何度か練習をしていただきキレイにワックスも仕上がったので完成した結婚指輪もとてもキレイに仕上がりました!

彼女も仕事柄ハンドモーターを使うことがあるらしく指輪製作はお互いのワックスを作り合いっこしていただきましたが上手に出来ています。

シェフをしている彼のオリジナルマークを彫刻

シェフをされている彼の希望でオリジナルのマークを内側に彫刻致しました。

ナイフとフォークを持った人の形をデフォルメしたようなデザインで解りやすく可愛らしい彫刻です。

学校では少し違った選考を学んでいたそうですが、今ではシェフの仕事に自信を持って仕事場では無くてはならない存在になられているようです。

好きが高じて独学で勉強もされていたようでこれからもがんばっていただきたいと思います。

この度はありがとうございました(^^)

結婚指輪の形は男女で好みが違います

2019-12-18 06:14:59  | NoComment
                   

本日ご紹介のお客様は、大阪府下よりお越しのお客様です。

結婚指輪の手作りで大阪工房へご来店頂きました。

お客様が手作りした指輪のデザインは、お互いに素材も形も違うデザインを作って頂きました。

ワックスの切断作業

手作りで来店されるお客様は今回のお客様のように男女で少し違うデザインを作られることは結構あります。

今回は、なぜこのように男女の好みに違いがあるのかを考えてみました。

 

男女によって好みの違いがある結婚指輪

そもそも性別によって指輪のデザインの好みが違うのは当たり前の事です。

人によって違いがありますが、男女それぞれの一般的な好みの特徴をまとめてみました。

 

男性に好まれる指輪デザイン

  • 形:ストレート型、V字型
  • 幅:広め
  • 印象:カジュアル、シャープ、クール

女性に好まれる指輪デザイン

  • 形:S字型、U字型
  • 幅:細身
  • 印象:フェミニン、可愛らしい、キラキラ

 

男女によって好みの違いはなぜ生まれるのか

まず、男性と女性とでは体の作りが全く違います。

男性は体も大きく骨太で筋肉質、ガッチリとした体型です。体の作り自体がこのようになっているので、より強さを求め何かを守る使命のような本能的な物だと思います。

指輪のサイズも大きいので細身の幅だと華奢すぎてある程度の幅が無いと強度も落ちるので少し幅広のほうが似合うのは当然のことです。

また、機械的な物や迫力のある事を好む傾向にあるので、丸みのあるデザインよりも平面的でストレートなデザインが基調になった平打ち型などが好まれます。他人に強さを見せたいという願望もあるようなので力強い印象のデザインも好みます。

逆に可愛らしい印象は余り好まれません。「可愛い」≠「力強い」は真逆のイメージなので弱々しい印象を与えるのを嫌うのだと思います。

 

女性は体が小さく筋肉量も少なく、体も柔らかいのが特徴です。

女性は男性に比べると体も小さく、関節も柔らかで筋肉よりも脂質の多い体質です。脂肪が多いのは体を温める必要のある器官があるためと考えられます。力も弱いので男性に守ってもらいたいという欲求のような物もあります。

このため、力強い印象を与えるよりも可愛くて弱々しい印象を与えた方が守ってもらえるからではないでしょうか?

男性は自分の持っていない物を求めて、可愛らしいくて美しい物を守りたいという本能のような物がありますから「可愛い」ほうが理にかなった自分の見せ方です。

よって、華奢で可愛らしくキラキラした美しい物を身につけて、自分をより美しく可愛らしく着飾れるデザインが好まれるようです。

 

指輪だけでなく、洋服やファッション全般に違いがあります

当店で取り扱っている物は結婚指輪ですが、男女の好みの違いは洋服などファッション全般に言えることです。

メンズのトップスは様々な装いの洋服がありますが、パンツは一般的にズボンスタイルの物しかありません。

逆にレディスはトップスを初めアンダーもパンツにスカート、ワンピーススタイルとかなりデザインも豊富です。

男性が女性のスカートを着るのはおかしいですが、女性はメンズスタイルのファッションでもおかしくありません。

街に出かけてみてもメンズショップよりも圧倒的にレディスのショップのほうが多いです。

このように身につけるアクセサリーやジュエリーについてもレディスのデザインのほうが豊富で様々なデザインがあります。

指輪についても同様の事が言えて、男性がフェミニンなリボンとかハートのモチーフの指輪はおかしいですが、レディスはメンズのようなカジュアルなデザインの指輪を身につけてもおかしくはありません。

基本指輪は女性が普段から身につけることが多い装飾品ですが、男性は指輪を着けるという習慣がほとんどないので身につけるのであれば男性的な自分に似合うデザインを好むようになります。

 

男女のデザインの違いが少なくなってきた昨今

前述したように基本的に女性は可愛らしく、男性は力強くという印象を好む傾向にありますが、昨今は男性でもユニセックスな装いが登場し、男性らしく、女性らしくといった事がなくなってきて中性的なファッションも好まれるようになってきました。

男性でもメイクをし、美しさを求めるような人も出てきていますが、体格にも現れているようです。

過去10年くらいのスパンで見てみると指輪サイズ昔に比べて顕著に違いが出てきています。

レディスの昔の平均指輪サイズが10号、メンズが15号くらいでした。

昨今はこの指輪サイズが男女ともに小さくなってきています。

実際に当店に来店されたお客様のサイズですが、レディスで7~8号くらい、指の細い方で5号とか6号サイズのかたも結構いらっしゃいました。

メンズで13号~14号と小さくなっていますが、最近は男性でも9号とか10号のお客様もいらっしゃいます。

指輪のサイズが小さくなってきたのは指の骨が細くなってきたからだと思います。

その原因として昔は農耕民族だった日本人で男女ともに力を必要とした生活をしていたため指も太かったのだと思いますが、昨今は力仕事を嫌いIT関係などデスクワーク中心の仕事内容に変化したため力を使う必要がなく骨も細くなってきたのではないでしょうか?

食生活にも関係あると思いますが、そのあたりは別分野なので割愛させていただきます。

 

このように指輪サイズも小さく、男性の体型も華奢になってきたため細身で柔らかなシルエットのS字型指輪も似合うようになってきました。

みなさんがこのように変化してきたと言うのではなく、このような人が増えてきたと言うことです。

 

本日ご紹介のお客様の結婚指輪

前置きが長くなりましたが本日ご紹介のお客様の指輪も男性と女性とで違った形です。

手作り結婚指輪のワックス完成

レディスの素材はK18ピンクゴールドで形はS字型の幅2mm程度の細身のデザインです。

メンズはプラチナ900のストレート型、幅も少し広くして2.5mmとしました。

男女で形の違う手作り結婚指輪ワックス

出来上がった結婚指輪のワックス原型です。S字型の原型を製作する方が少し手間がかかりますが、作り合いっこによって彼にがんばって製作していただきました。

このワックスをお預かりしてプラチナとピンクゴールドで鋳造して仕上がった結婚指輪がこちらです!

素材も形も違う手作り結婚指輪

双方にシンプルという意味ではペアのようになっていますが、普段でもずっと身につけておく結婚指輪だからこそ自分の好みの合った結婚指輪にする事も大切なのではないでしょうか?

今回のご来店誠にありがとうございました!

末永くお幸せに(^^)