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プラチナは結婚指輪や婚約指輪の素材で昔から変わらず人気の素材です。なぜプラチナがブライダルリングによく使用されるのか?その理由や特徴を解説します。
プラチナとは
プラチナは純白色の色合いで、表面を研磨すると鏡の様にピカピカに輝く美しい金属です。
純プラチナは柔らかすぎるのでパラジウムなどの金属を加えてプラチナ900の合金として装飾品に使われます。
酸化や腐食はぜず、粘り気のある金属なので宝石を留めた爪などが外れにくく宝飾品に適した金属です。また、金属アレルギーもありません。まれに金属アレルギーをおこす人がいらっしゃいますが、他の金属に比べると無いに等しいと言えます。
結婚指輪や婚約指輪にプラチナが多い理由
長年身に着ける結婚指輪は変色したり腐食する金属では適していません。長年身に着けていても変わる事のない金属としてプラチナが使用されることが多いです。また白系の金属なのでどのような服装にも合わせることが出来、歳をとった二人でも気にせず身に着けていられることから長年身に着ける指輪としてプラチナが適しています。
更にプラチナの純白色は結婚生活の新しいスタートは、何色にも染まっていない白色の真っ新からの始まりとして白色がブライダルには好まれます。花嫁が着るウェディングドレスが白いのもその理由です。
プラチナの品位
純プラチナはそのままでは柔らかく、硬さを出すため他の金属を10%含有したプラチナ900が一般的に多く使われますが、プラチナの品位にはプラチナ900の他に以下のような純度のプラチナ合金があります。
プラチナ1000 | 純プラチナですが99.99%プラチナ |
プラチナ950 | 95%がプラチナ |
プラチナ900 | 90%がプラチナ |
プラチナ850 | 85%がプラチナ |
プラチナに硬さを増すために加える他の金属は主にパラジウム、ルテニウム、イリジウム、銅などを加えます。
ネックレスのチェーンなどは切れにくくするためより硬さが必要なため銅を少量加えたプラチナ850が多く使われます。プラチナ850合金は硬さがありますが銅を加えると少しグレーの色味が増すため、ブライダルでは美しい純白色のプラチナ900が多く使われています。
プラチナのメンテナンス・お手入れ方法
プラチナは酸化や腐食しないため変色もしません。そのためメンテナンスはほとんど必要ありません。色が変わっているように見える場合は変色ではなく何か他の物質が表面に付着しているのだと思います。
汗や汚れなどが表面に残り変色しているように見える場合は、少量の中性洗剤などを混ぜたぬるま湯で洗うと良いでしょう。柔らか目の歯ブラシなどで表面を叩くように磨くと細かい隙間に入った汚れも取れやすいのでお勧めです。
その後、きれいなタオルでしっかりと水けをふき取って乾かしましょう。
最近ではプラチナ以外の金属の結婚指輪が登場していますが、ブライダルリングの一番のお勧めはプラチナです。是非、結婚指輪の素材選びの参考にしてください。