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結婚指輪の素材は、プラチナやゴールドだけではありません。今、注目を集めているのが「チタン」です。指輪特有の締め付け感が苦手な方も金属アレルギーをお持ちの方も、この素材なら安心して装着できます。

チタンならではの特徴とは？

質量はプラチナやゴールドと比較すると、3分の1以下の軽さです。そのため、長時間装着する結婚指輪にぴったりです。指輪の締め付け感が苦手な方もこの指輪であれば軽い付け心地なので、身に着けていることを忘れてしまうほどです。指輪の重さがストレスになってしまうのは悲しいことなので、軽い指輪を選びませんか。

チタンは航空宇宙産業でも使用されるくらい強くて丈夫なので、傷が付きにくくてゆがみにくい指輪を作れます。そのため、手をよく使う仕事をされている方でも気にすることなくずっと装着できます。

チタンは人工骨・関節や歯科インプラントなどの素材に採用されるほど、金属アレルギーになりにくいことが実証されています。金属アレルギーをお持ちの方は非常に多いので、お肌に優しい指輪をお探しの方におすすめします。まれにこの素材でもアレルギー反応が起こる場合がありますので、心配な方は事前にアレルギー検査をすることをおすすめします。

表面には酸化被膜を施しますが、その発色がとても美しいので人気があります。ずっと見ていても飽きない鮮やかな色合いは、指輪の存在を引き立たせてくれます。

知っておきたいメリットとデメリットとは？

チタンの指輪の最大のメリットは、軽量かつ高強度なことです。一般的には強度がほしければ重くなり、軽さを求めれば弱くなってしまいます。しかし、この素材であれば軽さと強さの両方を同時に手に入れることができます。指輪として軽くて丈夫であるということは、装着する上で何にも代えがたい大切なことです。

一方で、チタンの精製は難しいため、素材としての利用が始まったのはまだ最近のことです。そのため、この素材の指輪を取り扱うブランドは他の素材と比較すると多くないのがデメリットだと言えます。日頃からお気に入りのジュエリーブランドでは取り扱っていない可能性が考えられます。また、取り扱いがあったとしてもデザインやカラーの展開が少なく、好みのものを選べないこともあります。結婚指輪を妥協して選ぶのは、絶対に避けたいことです。この素材の指輪をお求めなら、この素材を専門に扱うブランドの店舗やサイトを訪れてみましょう。そうすると、想像以上にさまざまなデザイン・カラーから選ぶことができるでしょう。

きれいな被膜を長持ちさせるための注意点とは？

鮮やかな発色が美しいチタンの指輪は、極端な変色はしにくくサビにも強い性質を持っています。しかし、摩擦によってツヤが失われたり年月が経つにつれて色が多少変化することがあります。夫婦として一緒に生きていくことを決意してから身に着け始めた結婚指輪の色やツヤの変化を楽しむことは、とても素敵なことです。ただし、日頃から摩擦を強く受けそうな時は外す、時々柔らかい布で拭くなどのお手入れをしておくと、表面のきれいな被膜を長持ちさせることができます。それでも表面の変化が気になる時には、結婚5年・10年などの節目のタイミングでお買い求めのブランドに依頼して再発色などを施してもらうのがおすすめです。気持ちを新たに長く指輪を楽しむことができます。

チタンは軽くて丈夫で金属アレルギーを引き起こしにくく、発色が美しいのが特徴です。指輪の取り扱いが少ないものの、専門のブランドならさまざまなデザイン・カラーを選ぶことができます。夫婦としてともに過ごした時間を感じられるこの素材の結婚指輪を身に着けてみませんか。