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結婚指輪のメンテナンス
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結婚指輪のメンテナンス方法とは!簡単自分でお手入れ

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結婚指輪は日常的にずっと薬指に着けておくものです。普段ずっと使っているといつの間にか傷が入ったり歪んでしまったりするものです。物理的に仕方のないことですが、気を付けなければいけないことや自分で出来るメンテナンスなどをご紹介します。

  1. お店で出来るメンテナンス
  2. 表面の傷の除去や磨き直し
  3. 指輪が変形した場合の変形直し
  4. サイズが合わなくなった場合
  5. 自分で出来るメンテナンス
  6. 自分で磨くには
  7. 保存方法
  8. 力を使う作業をするときは外す
  9. ゴールドは温泉に注意
  10. まとめ
結婚指輪のメンテナンス

お店で出来るメンテナンス

沢山の傷が入ってしまったり、大きく歪んでしまった場合などは自分で直すのは困難です。このような場合は購入したお店などに持ち込んでメンテナンスしてもらいましょう。

表面の傷の除去や磨き直し

深い傷や沢山の傷はバフ仕上げによって磨き直しが必要です。大きな深い傷を取り除くには、その傷の深さまで削らないと取れませんが表面を磨きなおすと小さな傷は無くなり新品に近い状態になります。深い傷が残っても表面がピカピカになることで目立たなくなるためあまり気にならなくなります。

お店に研磨設備がある場合はその場で磨き直しが出来るため15分~30分もあれば出来上がります。当店のお客様で大阪工房で製作した場合は徳島店に送っていただければ磨きなおしてご自宅まで返送することも出来ます。

磨き直しは何度でも出来ますが、磨き直しでバフ掛けをすると厳密には表面を薄く削ることになるのであまり頻繁に研磨すると指輪がだんだん薄くなってしまいます。

要所要所で研磨をお願いするのがベストでしょう。

指輪が変形した場合の変形直し

着けている指輪を外してみるといつの間にか歪んで楕円形に変形していることがあります。自然に歪むという事は無く、知らない間に大きな力が加わって変形してしまったのでしょう。プラチナやゴールドは金属の中でも柔らかい方の金属で、意外と歪みやすいので注意が必要です。指輪を着けたままで以下ような動作をすると歪むことがありますので注意しましょう。

  • 重たい荷物を持つ
  • 重い鞄を持つ
  • 自転車のハンドルを強く握る
  • つり革につかまる
  • 鉄棒などにつかまる

などがあげられます。知らぬ間に上記の動作をして、後で気が付くことが多いのでいつの間にか歪んだように感じることがありますが自然には歪まないので注意です。

では、変形した指輪を直すにはどのようにすればよいのでしょうか?自分では直せないのでお店に持ち込むことになります。

変形を直すには心棒という指輪を通す棒に指輪を入れて木槌などで叩いて直します。そのあとで表面を磨けば仕上がりです。意外と短時間で直すことが出来るので無理に直そうとせずにお店に頼むのが良いでしょう。

サイズが合わなくなった場合

長年身に着けていると自分の体形も変わり指の太さも大きくなったり小さくなったりします。そのような場合はサイズ直しをすることになります。

サイズ直しの方法は指輪のどこかを切り、小さくする場合はその分を取り除く、大きくする場合は足りない分を足して溶接して磨きなおして完成です。

購入したお店によっては無料で対応している所もあるのでお店に相談するのが良いでしょう。

ここで注意ですが、全周に模様がある場合や全周にダイヤモンドを埋め込んだエタニティリングなどはサイズ直しが出来ない場合が多いので購入時にしっかりと把握しておくことが必要です。

自分で出来るメンテナンス

お店に頼む方法もありますが、自分で気を付けることや簡単なメンテナンスをする方法もありますので参考にしてください。

自分で磨くには

深く大きな傷はバフ研磨によるしか取り除くことは難しいですが、細かい小傷など何となくくすんでるぐらいなら自分で磨くことが出来ます。

まず中性洗剤などを数滴垂らしてぬるま湯で洗いましょう。この時に先の細い柔らか目の歯ブラシを使うと細かい部分の汚れまできれいに落ちます。きれいに洗った後は乾いた布で丁寧に水分をふき取ります。

ここまでで汚れが取れて少し光沢がもどりますが、細かい小傷を取り除き、光沢を出すには研磨することが必要です。研磨には市販されている磨きクロスを用いるのが良いでしょう。

光陽社金属磨きクロス
光陽社磨きクロス

磨きクロスには金属に合ったものが「光陽社」という会社から何種類か販売さてています。磨きクロスには研磨剤が含まれているのでこちらを購入して磨けば細かい小傷ぐらいなら研磨によって光沢を出すことが出来ます。

クロスで磨いた後は改めて中性洗剤で研磨剤や油分を取り除き、きれいな水道水で洗い流せば作業終了です。

保存方法

いつも身に着ける結婚指輪ですが、仕事で指輪がつけられないなど場合によっては長期間身につけられないこともあると思います。

保存するときにも少し注意が必要で、ジュエリーボックスにまとめてがさっと入れてしまうのではなく、他のジュエリー製品と重なったり触れないように仕切りごとに区分けして入れるとかチャック付きのビニール小袋に入れて保管しましょう。ジュエリー同士が当たると傷の原因になりますし、ダイヤモンドは地球上で一番硬い鉱物なので他の宝石や貴金属本体に当たると傷をつけてしまいます。

プラチナ製品は酸化・腐食することが無いのでそのままでも大丈夫ですが、ゴールドやシルバーは汗や汚れが付いたまま長期間置いておくと酸化して茶色く変色することがあるので、中性洗剤できれいに汚れを取り除いでチャック付きのビニール小袋に入れて空気を遮断した状態で保存するのが良いでしょう。

力を使う作業をするときは外す

前述したように貴金属製品は意外と柔らかいので重いものを持つなどする場合には外しておいた方が良いです。ボーリングや野球のバットなど硬いものに触れる場合にも外しておくようにしましょう。

ゴールドは温泉に注意

ゴールド製品とシルバー製品は温泉に含まれる硫黄に反応して茶褐色に変色してしまうので外しましょう。家庭の入浴剤で硫黄成分が含まれるものでも変色する場合があるので注意です。

プラチナは変色の心配がありません。

まとめ

以上の様にお店で行うメンテナンス、家庭で自分で出来るメンテナンスなど注意すべき箇所などご紹介しましたので是非参考にしてください。