Guest Name /
結婚指輪の手作りはお客様自身が指輪の原型を作り、その原型を元に鋳造によって貴金属に仕上げます。自分達の好みに合わせて好きなように原型を作ることが出来るのでフルオーダーのような結婚指輪を作ることが出来、値段も安くできることから大変人気の結婚指輪の購入方法になっています。
メリットの多い結婚指輪の手作りですがデメリットは無いのでしょうか？そんな疑問にお答えすべくお客様の気になる部分やメリットとデメリットについて詳しく解説します。
結婚指輪を手作りするメリット
まずは結婚指輪を手作りする場合のメリットをご紹介します。まとめると以下のようなメリットがあります。
- 自分たちの好みのデザインが作れる
- 値段が安い
- 思い入れのある指輪になる
- 他の人と被らないデザイン
自分たちの好みのデザインが作れる
詳しく解説すると、まず結婚指輪の原型を自分たちで作るので自分たちの好みに合わせて好きなようにデザインを決めて作ることが出来ます。ワックスは柔らかく爪でもガリガリと削れる硬さなので容易に形を削ることが出来ます。指輪の作り方はプロの職人が手順を詳しく教えてくれて丁寧にサポートしてもらえるので安心です。
値段が安い
結婚指輪を作るための工程の中で原型製作をお客様自身で行うので、お店側はその分の加工手間賃が必要なくなるので値段に反映されて安く結婚指輪を手に入れる事が出来ます。また手作り結婚指輪を販売しているお店のほとんどが自社工房で製作しており工房直販ということもあって値段が安くなります。
思い入れのある指輪になる
自分たちで手間をかけて手作りした指輪なので思い入れもあり、愛着の沸く結婚指輪になります。作りあいっこなどすれば一生懸命パートナーに作ってもらった指輪なのでよりいっそう大事に出来る逸品になります。
指輪作りの作業は二人にとって大事な思い出にもなり、単純にお金を払って買った物よりも深く心に刻まれた指輪になります。
他に人と被らないデザイン
原型を一から二人で製作するので出来上がった結婚指輪は二人だけのオーダーメイドになります。シンプルなデザインであっても作った人の癖や特徴によってそれぞれ違うものになるので同じものは出来ずオリジナルの結婚指輪です。
結婚指輪手作りのデメリット
次に結婚指輪を自分たちで手作りするにあたってのデメリットをご紹介します。どのような物にも必ずメリット・デメリットがあります。その人によってはデメリットにならない部分などありますので以下の事柄を十分に理解したうえで結婚指輪の手作りに臨みましょう。
- サイズが大きな人は値段が高くなる
- 思っていたデザインにならない場合がある
- 手間と時間がかかる
- 複雑なデザインを作るのは難しい
サイズが大きな人は値段が高くなる
手作り結婚指輪の値段は重さによって決定されているという事がほとんどのお店での値段の算出方法のようです。
結婚指輪に使用されるプラチナやゴールドは金属の中でも高価な貴金属になります。そのため幅が広い、サイズが大きな指輪は使用する貴金属地金の量が多くなり値段が高くなってきます。幅の広さは予算に合わせて細くするなどすれば価格を抑えることが出来ますが、指輪サイズの場合はその人に合ったサイズにしなければならないのでサイズを小さくすることが出来ません。そのため指輪サイズの大きな人は貴金属地金を多く必要とし値段が高くなってきます。
ですが、裏を返せばサイズの小さな人の場合は軽くなるので値段がかなり安くできます。このことはサイズの小さな人にとっては大きなメリットにもなります。
サイズの大きな人は重くなり高価にはなりますが、使う貴金属量が多いので理にかなっていると思ったほうが良いでしょう。
思っていたデザインにならない場合がある
結婚指輪の原型は全て手作業で作ります。ストレート型のシンプルな結婚指輪の原型で幅3mmの指輪を作ったとしても手作業でヤスリで削って作るので測る場所によっては2.9mmになっていたり3.1mmになっていたり0.1mm～0.2mmの誤差が生じます。見た目にはほとんどわかりませんが機械で作るわけではないので手作りの味だと思っていたほうが良いでしょう。
また、気に入った指輪の写真を見つけてその通りに作ろうとしても、実物に作業してみると同じに作るのは難しい物です。また、写真では気に入ったデザインであっても実際に指に着けてみると似合わなかったりという事もあります。
そのことを防ぐために実物の指輪を身に着けてみるという事が大切です。当店では沢山の見本リングがありますので実際に身に着けて確認することが出来ますので是非ご活用ください。
手間と時間がかかる
既製品などで在庫があれば店頭でその場で結婚指輪をすぐに持ち帰ることが出来ます。
手作り結婚指輪の場合は原型を作る際も完成まで3時間程度必要とし、原型が完成しても貴金属に仕上げるために最短でも1ヵ月程度必要です。結婚式までに間に合わせるために早めに来店の予約をし早めに原型製作をする必要があります。
手間暇かけて手作りした結婚指輪なのでその分愛着がわくものになりますが、必要な日までにあまり日にちが無い場合は間に合わないといった事がありますので注意が必要です。
複雑なデザインを作るのは難しい
自分たちで自由に好きなデザインが作れるといっても基本的には初心者のお二人が初めて指輪作りの作業をします。そのためあまり複雑で細かなデザインは作るのが難しいと思っていたほうが良いでしょう。
指輪に細かい透かしなどを入れる、細かい模様を表面に入れるなどは初心者の方がワックスを削って作るのは難しい加工です。シンプルなデザインが主流ですが、このような希望がある場合はお店の職人さんに相談するのが良いでしょう。お店のサポートによって作ってもらえる場合があります。
ダイヤを入れたい、表面にハワイアンのような手彫り彫刻を入れたいなどの希望の場合はお店のオプション加工によって様々な加工を施すことが出来ます。お店によっては彫刻が出来ないなどといったお店もあるようなので事前に問い合わせていたほうが良いでしょう。
デザインと予算で手作りするかどうか見極める
このようにメリットとデメリットがそれぞれ存在する結婚指輪の手作りですが、自分たちがどのようなデザインが希望なのか予算がどのくらいなのか。また、自分たちで手作りした結婚指輪という事に意義を感じているのか。その人によって手作りする理由は様々です。
この事を良く見極めて手作りするかどうかを検討して頂ければと思います。
