Guest Name  愛媛県  /  I　様 

 

結婚指輪の表面には自作で模様を彫る方法の他に、当店の職人が手彫り彫刻を入れる事が出来ます。ここで紹介している結婚指輪は自作の模様と職人の手彫り彫刻を組み合わせたデザインです。

自作の模様を入れるには

自作で結婚指輪原型に模様を入れる場合は、専用のスパチュラという道具や先の尖った道具で表面に模様を入れます。また、ハンドモーターの先にダイヤポイントという小さなヤスリのような治具を取り付けてハンドモーターの回転によって模様を彫っていく方法もあります。

ハンドモーターを使った方法であれば細かい文字や歪んだ溝ラインなども彫ることが出来、練習すればいろいろなデザインを作ることが出来ます。

ここでご紹介の結婚指輪は合わせるとハートが浮かぶデザインですが、こちらのハートはお客様に自作で彫っていただいたものです。先の尖った治具ではなく丸いボール型の治具を取り付けて丸いハート部分を彫っていただきました。

お客様に作っていただいた結婚指輪の原型はシンプルなストレート型のワックスにハートを彫るまでで完成です。

金属になってから手彫り彫刻

結婚指輪にダイヤモンドが留まっていますが、このダイヤの石留はダイヤの周りに輝いているような光の彫刻を加えてよりダイヤが光っているようにした後光留めと言われる手法でダイヤの石留をしています。

メンズは全体をつや消しにして、レディス部分のダイヤ後光留めに合わせて、光り輝く彫刻を手彫りで入れています。

レディスとメンズとでつや消しと光沢の部分が逆になっており、素材もK18ピンクゴールドとプラチナで違うものになっていますが、デザインで異素材でもペアに見えるようになっています。

職人の手彫り彫刻を有効に活用しよう

結婚指輪の表面に彫刻する技法は熟練した一握りの職人しか施すことが出来ず、彫刻をすることが出来る職人は減少しています。日本古来の伝統工芸のようなものなのでデザインは唐草模様や桜、雪の結晶などいろいろな彫刻があります。

金属表面をマットなつや消しを施した後に施す手彫り彫刻は、彫刻面がキラキラと輝きとても美しいデザインになります。

数少ない職人にしか施すことが出来ない手彫り彫刻を有効に活用してください😃