ハンドモーターで手彫りのイニシャル
結婚指輪の表面に模様を入れる場合はヤスリか、ハンドモーターで入れます。
ヤスリの場合は直線のみの模様の組み合わせになりますが、ヤスリの形状でV字型の溝を作ったり丸いヤスリを使うと凹面の捻れ模様を削ったり出来ます。
ハンドモーターを使った模様を削る場合も先端の形状を変えることでヤスリでは出来ない曲線や細かい模様を入れることが出来ます。
今回ご紹介するお客様はこのハンドモーターを使ってイニシャルが浮かぶ結婚指輪を手作りしていただきました。
イニシャルは1本の指輪に入れるのではなく、2つを合わせると浮かび上がるように彫っていただきました。
先日のブログでもご紹介しましたが、先の尖ったダイヤポイントを使って模様を彫ります。
模様はマジックで下書きをして、その通りに彫っていくのですが、曲がった線を彫るのは少し難しく、本番のワックスを削る前に不要なワックスで少し練習してから本番に望んでいただいております。
ワックスは半透明の素材なので写真では解りづらかった模様も貴金属に仕上げるとクッキリと浮き上がります。
完成したイニシャルの入った結婚指輪がこちらです!
イニシャルの組み合わせ、文字の形も彫る人によって全く違った物が出来上がるので完全に2人だけのオリジナルになります。
少し線が歪んでいびつになったとしても手作りの味がでますし個性的なデザインになるので逆に機械で彫ったようにならないところが魅力です!
ご来店誠にありがとうございました!
末永くお幸せに(^^)
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