沖縄県ではミンサー柄という模様が幸福、幸せの模様だとされています。
そのミンサー模様を入れたデザインの結婚指輪を手作りしたカップル様のご紹介です。
結婚指輪の形はレディスがハート型に見えるV字型で、メンズはシンプルなストレート型をベースに手作りしています。
レディスはハートのシルエットが浮かび上がるように広めのワックスからV字型に形を削り出します。ストレート型に比べて形を削り出す作業が必要なので少し時間がかかります。
メンズはストレート型なので削る部分も少なく、時間も短時間で形を作り上げることが出来ます。
形はシンプルですが、表面にミンサー模様を手作業で入れています。一般的なミンサー柄は四角形の模様で構成されていますが、幅の細い指輪に四角い形で模様を彫るのは難しく丸い穴をミンサー柄の配置に彫って模様を表現いたしました。
細かい作業なので拡大鏡を使っての作業です。
レディス、メンズそれぞれに手間のかかる部分もありましたが、なんとか結婚指輪の原型を完成させることが出来ました。お二人も大満足のご様子です。
このあと、結婚指輪の原型はお預かりしてプラチナ鋳造を経て結婚指輪に仕上げていきます。
完成した結婚指輪がこちらです!
形や模様も個性的なデザインですが、更に双方の内側にカラーコーティングを施してよりお二人らしい個性的な結婚指輪に仕上がりました。
レディスのハートに見える結婚指輪の内側はピンク、メンズはブルーのコーティングを施し、ミンサー模様を強調するように模様の部分もブルーコーティングを施しています。
この度は遠方よりご来店誠にありがとうございました😊
大阪府下からご来店いただきましたお客様のご紹介です。
美男美女の明るい雰囲気が印象的なお客様でした😊
上記画像では、お客様が青いチューブ状のワックスから必要な指輪の幅を切り出す作業が映っています。この作業は指輪づくりの序盤の作業で、皆様緊張されながら作業されています😊
次は、指輪の切断面と表面をヤスリを使って滑らかにしていく作業です。この作業ぐらいから、お客様の緊張もだんだん解れてきて楽しんで作業されていました!
お客様が作成されるのは、このワックス原型が出来上がるまでで、この後は一旦職人がお預かりし後日プラチナに仕上げてお渡しいたします!
今回のお客様の結婚指輪は、お互いの好みを尊重した別々のデザインです😊
レディースは、V字型のベースデザインにダイヤを沢山埋め込み豪華に仕上げました。ダイヤを沢山埋め込んでいると、フォーマルなイメージが強くなり普段使いしづらく思われるでしょうが、V字型のベースデザインがフォーマルさを抑え、普段使いしやすいカジュアルさを出してくれました。
メンズの特徴はやっぱり、この青のカラーメッキでしょうか!何も加工してないストレート型のデザインだと、洗練された美しさはありますが、お洒落な人にはインパクトが欠けているように感じます。そこにカラーメッキを少し施すだけで、カラーがアクセントになり、普段のファッションの差し色として身に着けることもできますよ✨
結婚指輪といえばお揃いのデザインというイメージが強いと思いますが、近年ではお互い別々のデザインを身に着けるご夫婦が増えてきました。当店でも、別々のデザインを作成されるお客様が多くいらっしゃいます。
2人とも同じデザインが好きという方もいらっしゃるので一概には言えませんが、二人の好みが違う場合、お揃いのデザインにすると、どちらかが譲歩してデザインを決めることになってしまします。そんな時におすすめなのが、自分の好きなデザインの指輪にするという選択です。
「別々にすると結婚指輪の特別感が薄れるのでは?」と思われるでしょうが、全然薄れることはなく、むしろ隠れた自分たちだけの繋がりを出すことができます。例えば今回のお客様の指輪ですと、ベースの型やカラーなどは全然違いますが、線が重なっているような斜めのラインと裏側の刻印から、隠れた繋がりが見えます。こういった小さな繋がりが、ペアリングには出せない「二人だけが知る繋がり」として特別感を出してくれますよ✨
この度はご来店誠にありがとうございました!末永くお幸せに💕