表面に模様を入れた結婚指輪を手作りしていただくことがありますが、今回はクローバー模様を表面に彫った結婚指輪をご紹介します。
クローバー模様というと4つ葉になったデザインを思い浮かべますが、今回のお客様が作ったデザインは実際に多く存在する3つ葉のクローバーをデザインした物になりました。
レディスとメンズとでそれぞれデザインが違っていてレディスは細身で甲丸型です。メンズは幅広の平打ち型のデザインに決定しました。
クローバーの模様の入れ方も違います。
レディスはクローバーというよりハートの凹みを3つ並べて彫っていただき、ハートの中にペリドットカラーという黄緑色のダイヤモンドを埋めこんでグリーンの葉のイメージにしています。
メンズは細かい模様になりますが、表面に三つ葉のクローバーを彫っていただき、クローバー模様と指輪の内側をグリーンのコーティングによって緑を強調する形になりました。
模様を彫るにはハンドモーターの尖った刃先でワックスを彫っていれますが、細かいデザインなので何度か練習していただき彫っていただきます。3mmの幅に納まるように彫るにはかなり小さいので難しいですが練習の甲斐もあって上手に出来ました!
模様を彫る作業に少し時間もかかりましたが2時間強で手作り結婚指輪のワックスが完成しました。
ワックスをお預かりして完成した結婚指輪がこちらです!
ハートの中の黄緑ダイヤモンドがとても個性的で可愛らしい雰囲気に仕上がっています。
メンズは緑のクローバーが強調するように表面をつや消しにして優しいイメージになりました。
この度はご来店誠にありがとうございました!
本日ご紹介のお客様は兵庫県よりご来店頂きました!
今回お客様が手作りして頂いた結婚指輪のデザインはプラチナ素材でシンプルな甲丸型の結婚指輪ですが、結婚指輪に埋め込むダイヤモンドにこだわりました。
レディスにはイエローダイヤモンド、メンズには薄緑色のペリドットカラーダイヤモンドを埋め込んでいます。
結婚指輪の表面に色のついた宝石を入れる場合は、出来れば天然石よりカラーダイヤモンドがおすすめです。
カラーダイヤの色目には数種類ありますが、ルビーのような真っ赤なダイヤモンドはありません。ですので、カラーダイヤに無い色の石は天然席を入れるようになります。
なぜ天然石よりもカラーダイヤが良いのかと言うと、石の硬さによるからです。
ダイヤは地球上で一番硬く、モース硬度10です。
ですが、アメジストやアクアマリン、エメラルド、ガーネットなど天然石は硬度が柔らかく、指輪の表面に入れた場合、身に着けて知らないうちに何かに当たって割れたり欠けてしまうからです。
ルビー、サファイアであれば硬度9ありますが、表面に埋め込んでも大丈夫ですが、色は付いていますがダイヤと違って光の屈折率が低いのでキラキラと光を反射して輝きません。見た目にもダイヤモンドの方が美しいのです。
表面のダイヤモンドは当店で埋め込みますが、ダイヤを埋める反対側の表面にはご自分たちでイニシャルを彫っていただきました。
お二人のイニシャル「C」と「T」が結婚指輪を合わせると浮かび上がるように彫りこんでいます。
一見文字のように見えないデザインなので、ご自分達しかわからない結婚指輪の隠れたオシャレです。
この度はご来店ありがとうございました!
末永くお幸せに(^^)