大阪の親子で来店手作り螺旋状の結婚指輪

2023-06-16 12:31:47  | NoComment
                   

大阪工房へご来店のお客様で、小さなあかちゃんを連れてのご来店でした。

生まれて数か月ほどのあかちゃんでしたのでべビーカーに乗せてご来店頂きましたが、ジュエリークラフトMAKI大阪工房が入居するプラザ梅新ビルは、入り口の部分に5段くらいの階段があります。

階段を上って館内に入れば全てバリアフリーなのですが、入り口の階段のみベビーカーを持ち上げる必要がありますのでご了承くださいませ。

今回のお客様も同様にされてご来店頂きました。

店内ではあかちゃんを抱っこしながら説明や相談などを聞くことが出来ますので、あかちゃんもおとなしく、スムーズにデザインを決定することが出来ました。

プラチナ螺旋状の手作り結婚指輪

お二人が気に入って手作りして頂いた結婚指輪のデザインはストレート型で、表面に捻じれたような模様を入れたデザインです。

手作り作業の開始

ワックス製作で結婚指輪の手作りで、作りあいっこでお互いの指輪を作って頂きます。

ストレート型のデザインでしたのでチューブワックスを切り出すだけでドーナツ状の指輪の形になります。

指輪幅はお互いに2.5mm幅の少し広めです。切り出した断面を2.5mmになるまでヤスリで削って幅を合わせていきます。

指輪幅を合わせることが出来たら、指輪状のワックスの穴を削ってサイズ合わせです。

作りあいっこでしたので彼女が彼の17.5号を削り、彼が彼女のサイズ9号に削るのですがデフォルトのワックスの穴は9号になる大きさの穴になっています。

なので彼は穴を削る必要が無く、彼女だけが17.5号になるように削っていただきました。

奥様の作業を見守る旦那様

彼は少し休憩で彼女がリーマーを使っての、ワックスサイズ合わせを見守っています。

しばらくはあかちゃんもおとなしくベビーカーで寝ていたので二人の作業もはかどりましたが、赤ちゃんがぐずりだしたので交代で抱っこしてあやしながら作業して頂きました。

交代で子守をしながら結婚指輪の手作り作業

MAKI大阪工房は完全貸し切りのマンツーマンの作業場なのであかちゃんがぐずりだしても他のお客様に迷惑がかかることが無く、安心して作業して頂けます。

交代の作業の場合は少し時間はかかりますが、ワックス作業は簡単ですし当店では時間制限はありませんのでゆっくり作業して頂けます。

今回は親子3人でのご来店ですが、お客様によっては小さなお子様3人連れで、家族5人でご来店いただいたこともあり、このような場合でも手作り作業は大丈夫です。

結婚指輪を親子3人で手作りした大阪のお客様

交代の作業で少しだけ時間はかかりましたが無事に結婚指輪の原型が完成いたしました。

親子3人で完成した原型をもって記念撮影です!

手作りで完成した結婚指輪の原型

完成したワックス原型を見て頂くとマジックのラインが引かれていますが、このラインは捻じれ模様を削り出すための目安線で、当工房の職人が引いて削る部分をわかりやすく指示させていただきます。

プラチナ螺旋状の手作り結婚指輪

完成したワックス原型をお預かりして鋳造によってプラチナで完成した結婚指輪がこちらです。

表面の捻じれは凹面で抉れた斜めの捻じれになっているので周りの映り込み、光の反射が凸面に比べると不規則に輝くようになっており、目を引く光り方をします。

完成してお渡しした際はとても喜んでくださいました。

この度は親子3人で来店し、結婚指輪の手作りで大阪工房ご来店ありがとうございました!

末永くお幸せにお過ごしください😊✨

ワックスで作る自由な形自由な模様の手作り結婚指輪

2023-06-13 17:31:33  | NoComment
                   

ワックスで結婚指輪を手作りしたお客様のご紹介です。

香川県よりご来店で小さなお子様連れの親子3人でご来店いただきました。

手作りで来店して頂いた際には、結婚指輪制作に入る前に必ずデザインの相談をし、設計図のようにデザイン画を描いてその通りに作っていきます。今回のお客様は過去にジュエリー製作などデザイン関係のお仕事に携わったことがあることからデザイン性の強い個性的な指輪にしたいとのご希望がありました。そのため、おおよその形を決めて表面の模様などテクスチャーは気分で施していくことになりました。

基本的な形は大きくカーブしたS字型の指輪を作っていきます。

自由な形を削りだすためのワックス

S字型の形は必要な歪み幅分のワックスから削り出して作ります。そのため写真のようにかなり厚い目のワックスを削っています。削る部分は多いですが、ワックスは柔らかいので力は必要なく根気強く削っていくことが大切です。

形を削り出すことができたら表面の模様(テクスチャー)を入れていきます。

指輪にテクスチャーを入れる

彼女の拘りのほうが強く、彼女のデザインに合わせるように彼の指輪も削っていきます。比較的彼の指輪のほうがどちらかといえばシンプルです。

表面のテクスチャーはいろいろな方法でワックスに入れることができますが、彼女はそのいろいろな方法をできるだけ使って、いろいろな表面の模様をつけることを希望されていました。

そのため、ヤスリ、ハンドモーター、先のとがった治具など様々な道具を使って模様を入れます。

また、表面の形も単純な甲丸形の部分や平面が基調になった部分、とにかくいろいろなデザインが盛り込まれたようなデザインになりました。

出来上がったワックスを鋳造して出来上がった手作り結婚指輪がこちらです。

自由な形自由な模様の手作り結婚指輪

左のプラチナ指輪がメンズで、右のピンクゴールド指輪がレディスです。

プラチナのメンズは表面をやすりでランダムに削り、その削った面をピカピカに磨いてカジュアルなデザインに仕上がっています。

ピンクゴールドのレディスはつや消しになっている部分があったり、ハンドモーターの凸凹な部分、ライン傷のような部分があったりと表面の模様は様々です。アンティーク調に仕上がっています。

また、内側の文字にも拘り、手書きの文字を彫刻しています。さらにそれぞれに天然石を埋め込んでかなり個性的な結婚指輪になりました。

ワックスの段階ではこの表面の模様などがどのように仕上がるのかが想像しにくく、思っていたようなデザインになるか不安に思われていたようですが、指輪が完成して実物を見ていただくとたいへん喜んでいただけて良かったです。

様々な要素が盛り込まれた結婚指輪になり、表面の部分によって印象が変わるので指につけた状態で気分によってくるくる回して様々なデザインを楽しめる完全に二人だけのオリジナル結婚指輪になりました。

自由な形自由な模様の手作り結婚指輪

この度は遠方よりのご来店誠にありがとうございました!