結婚指輪を自分たちで手作りすることが人気を集めている中、大阪でも多くのカップルが手作り結婚指輪を選んでいます。特に、ワックス原型を作って鋳造する方法は、自分たちのオリジナルデザインを実現するための手法として広く採用されています。この記事では、ワックス原型を使った鋳造法で作れるデザインや大阪での人気の理由、さらにこの製作方法のメリットやデメリットについて詳しく解説します。
ワックス原型を使った鋳造法は、以下のステップで進められます。
お客様には1番のワックス原型作りを行っていただきます。2番以降の作業はお店や工房で行います。
特徴
利点
特徴
利点
特徴
利点
特徴
利点
特徴
利点
大阪には、初心者から上級者まで対応可能な多くの手作り指輪の工房があります。これらの工房では、経験豊富な職人が手厚くサポートしてくれるため、初めてでも安心して制作に取り組むことができます。
大阪は、伝統と現代が融合する都市です。手作り文化が根強く、物作りへの情熱が高い地域でもあるため、自分たちで結婚指輪を作ることが自然に受け入れられています。また、大阪独特の温かみとおもてなしの精神が、手作り体験をさらに特別なものにしています。
大阪は交通の便が良く、主要駅からのアクセスも便利です。これにより、多くのカップルが週末や仕事帰りに工房に通うことが容易になっています。
ワックス原型を使うことで、複雑なデザインや細部にこだわったディテールを自由に作成できます。これにより、世界に一つだけのオリジナルリングを作ることができます。
ワックスは加工しやすいため、失敗しても簡単に修正が可能です。これにより、初心者でも安心して挑戦できます。
ワックスは手で簡単に形を整えられるため、感覚的にデザインを作り上げることができます。自分たちの手で直接形を作り出す喜びがあります。
ワックスを扱うには、ある程度の技術が必要です。初めての方は、工房での指導をしっかり受けることが重要です。MAKI大阪工房・徳島店では練習などしていただいてから作業して頂けます。
ワックス原型の制作から鋳造、仕上げまでのプロセスには時間がかかります。スケジュールに余裕を持つことが大切です。
細かいデザインやディテールを正確に表現するためには、細心の注意が必要です。雑にならないように慎重に作業を進めましょう。MAKI大阪工房・徳島店ともに難しい部分の仕上げなどは、熟練した職人がお手伝い差し上げながら完成させています。
信頼できる工房を選ぶことが成功の鍵です。以下の点に注意して選びましょう:
結婚指輪を手作りすることで、二人だけの特別な指輪が作れるだけでなく、共に過ごす時間や思い出も大切にすることができます。慎重に準備を行い、最適な工房を選ぶことで、素晴らしい手作り体験を楽しんでください。
大きく分けて結婚指輪の手作り方法は、鋳造と鍛造の2つあります。しかし鋳造と鍛造の違いはどういうもので、結婚指輪にはどちらが向いているのか分からないという人も少なくありません。そこで鋳造と鍛造の違いや、それぞれのメリットとデメリットについて詳しく見ていきましょう。
鋳造と鍛造では製造方法が違います。作り方が全く異なります。まず鋳造法とは、金属を熱して溶かし型に流し込み、冷やして金属が固まったら取り出すという造り方です。分かりやすく言うと、板チョコを買ってきて、それを鍋で温めてチョコを溶かして自分の好きな形に固めるというような事とほとんど同じです。この製造方法は大量生産にも向いているので、結婚指輪だけでなく、市場に出回っているジュエリー関係のほとんどがこの鋳造法で作られています。複雑な形を作ることが出来るのでペンダントやピアスなど色々なジュエリー製品を作ることが出来ますが、元々は仏像等を作る時に用いられてきた方法で古くから行われてきた製造法です。それを指輪に応用しているという感じです。
結婚指輪を作る場合は、まずワックスつまりロウで指輪を好きな形で形成していきます。そのワックスを基にして鋳型を作る為、別名ロストワックス鋳造とも呼ばれています。
同じ形の指輪を大量に作りたい時は、まずシルバーで基となる指輪を準備し、それをシリコンゴムで型を取って同じワックスパターンを沢山作って、ツリー上にしていき鋳型を作る事で一気に沢山の指輪を作る事が可能です。実際有名ブランドの結婚指輪もこうした方法で作られています。
手作りワックスコースで来店されたお客様には、ワックスを削って原型を作って頂きます。
一方鍛造法は、ハンマー等で金属をひたすら叩き薄く引き伸ばして棒状にしてから、それを曲げて輪っかにして指輪を作るという方法です。手作業で行う場合もありますし、機械で金属を板状にしてから、丸く打ち抜いて作るという場合もあります。分かりやすく言えば、鋼をひたすら叩いて日本刀を作るというようなイメージです。鋳造法と比べて作るのが大変な為、大量生産しなければならない大手というよりは、小さな工房で用いられている事が多いです。
手作り彫金コースで来店されたお客様には、用意された金属棒を丸める作業から始めていただきます。
鋳造法で作られた結婚指輪のメリットは、指輪の原型を作るのが簡単だという点と、好きなデザインの指輪を作ることが出来るというところです。大量生産出来るので既製品では比較的リーズナブルな価格の結婚指輪を作る方法として用いられています。また金属は固いので手作業で細かいデザインを作るのは難しいですが、鋳造法ならコンピューターにより立体的に型を作る事も出来、細かく複雑なデザインも容易に出来るというのも魅力です。S字型やV字型、表面に自分たちで模様を入れるなど自由な形の指輪を作ることが出来ます。
デメリットはワックス原型が完成してから貴金属に仕上げるまでの納期がかかると言う点と、製造時に金属を溶かして鋳型に流し込むのですが、金属の密度が低く強度や硬度が弱くなる恐れがあるという点です。その結果、指輪は傷がつきやすかったり歪みやすくなります。さらに何年も使用していると次第にデザインの凹凸が削れていき薄くなってしまう恐れもあります。もちろん有名ジュエリー店では出来るだけそうならない為に、指輪をある程度厚くしたり、素材を工夫したりしているので、それほど心配する必要はありません。
納期は必要ですが、細かく複雑なデザインの指輪が欲しいという人は鋳造法の指輪が向いています。
鍛造法で作られた結婚指輪のメリットは、金属を叩いて鍛えていきながら製造していくので、中の空気が抜けて滑らかなつけ心地になります。また強度が高く、傷もつきにくく丈夫であるという点です。その為細くても強度を出す事が出来ます。実際に金属を自分たちで手作りするので、手作りした実感がわき、どこか温かみを感じられるというのも魅力です。また、当日に完成させることが出来るのでダイヤを入れるなどの加工が必要なければ当日に持って帰ることが出来ます。
デメリットは金属を直接加工しなければならないので多少力が必要になります。また、研磨する際に手や洋服が汚れる可能性があるので出来れば汚れても良いようなラフな服装で作業するほうが良いようです。ネイルなどをして爪を長く伸ばしている場合はしっかりと指輪を持って作業するのが難しいため爪は短く切っておく必要があります。デザインの面では細かいデザインを行うのが難しい為、鋳造法で出来る指輪よりも比較的シンプルなデザインの指輪しか作ることが出来ません。S字型やV字型などのカーブしたデザインは作ることができず、表面に模様を入れたりすることも出来ません。
鍛造の場合は傷つきにくく丈夫な指輪を欲しいという人や、シンプルなデザインが希望でどこか手作り感がある指輪が欲しいという人は鍛造法の指輪が向いています。
鋳造法と鍛造法にはそれぞれメリットとデメリットがあります。その為どちらが優れているという事は言い切れません。結婚指輪の丈夫さや品質の高さを重視したいのであれば鍛造法の指輪を選べば良いですし、比較的値段もリーズナブルで見た目のデザインを細かくしたいのであれば鋳造法の指輪を選ぶと良いです。とにかく自分が優先したい部分が優れている方を選べば、後で後悔する事はなくなります。
それぞれの手作り方法の特徴をまとめましたので参考にしてください。
MAKIではお客様の手作りによる結婚指輪以外にオリジナル結婚指輪の販売も行っており、大阪工房は手作り結婚指輪専門の工房でありながらオリジナル結婚指輪の注文販売も出来る工房となっています。
昨今は手作り結婚指輪のご依頼が多くなっておりますが、ジュエリークラフトMAKIはフルオーダーメイドの結婚指輪専門店として創業してまいりましたので、大阪のお客様にも手作り以外で、オリジナルやフルオーダーの注文も受けられる結婚指輪専門工房として一部リニューアルを致しました。
お客様自身で手作りする結婚指輪は、自身で作るため思い入れもあり一生大事に出来る結婚指輪ですが、シンプルなデザインでは少し物足りないというお客様も増えてきており、オリジナル結婚指輪を注文されるお客様も多くなってきました。
一部ではありますが当店のオリジナル結婚指輪で人気のデザインをご紹介します。
可愛らしいをコンセプトにリボンや四葉のクローバー、鈴蘭など細身でシンプルながらもひと手間加えたモチーフが女性心をくすぐるデザインです。レディスは可愛らしくてもメンズは男性でも身につけやすいデザインになっていますので彼女の希望に沿った結婚指輪として男性にもお勧めできるシリーズです。写真では本当の指輪のイメージや付け心地を感じることが出来ませんが大阪工房にご来店いただければ実物をご覧いただけます。
~リボン~
上レディス | 107,000円 |
下メンズ | 89,000円 |
可愛らしいリボンがモチーフになった結婚指輪です。それぞれミル打ちが施されていますが、ミル無しでのご注文も可能です。
~シュンコウ~
上レディス | 105,400円 |
下メンズ | 96,400円 |
二つの指輪を合わせると幸せのモチーフである四葉のクローバーが浮かびます。光沢とつや消しのコントラストが美しいデザインです。
~スイケイ~
上レディス | 96,700円 |
下メンズ | 91,700円 |
生命の源である水の流れをモチーフにしたデザインで、つや消し部分には鈴蘭の彫刻が施されており、「再び幸せが訪れる」という意味があります。
出来るだけシンプルでありながら個性的な一面を持っている結婚指輪のラインナップです。
ミル打ちや彫刻、無限大の形をモチーフにしたものなど細身で身につけやすいデザインになっています。ひねりや表面の形にこだわって身に着けた時の光の反射が美しく、人目を惹くこと間違いなしの結婚指輪です。
~無限~
上レディス | 130,000円 |
下メンズ | 94,000円 |
永遠に続く無限のマークをモチーフとしてデザインされた結婚指輪です。お二人の幸せも永遠に続くようにと願いを込められ、そのフォルムからも人気の結婚指輪になっています。
~dress~
上レディス | 115,000円 |
下メンズ | 106,000円 |
女性がエレガントなドレスをまとったようなデザインで、唐草彫刻が和のイメージもあり和と洋の融合したハイブリットな結婚指輪です。
~喝采~
上レディス | 94,800円 |
下メンズ | 82,400円 |
細身でフェミニンな印象で、指輪の表面の形が複雑にひねられています。エッジにはミル打ちを施してひねりを強調して紙吹雪が舞い散る様子を表しています。
細身で比較的安価なオリジナル結婚指輪のシリーズです。安価といってもクオリティは高く、コンビネーションやフォルムに拘り、ダイヤの石留め方に特徴のあるデザインをしています。プラチナ、ゴールドともに相場価格は高騰しておりますが、デザインを出来るだけシンプルかつ、ハイクオリティで洗練されたオリジナル結婚指輪です。
上レディス | 108,000円 |
下メンズ | 90,000円 |
緩やかにU字型にカーブした腕はトップ部分で互い違いに重なってカップルが手を繋ぐような形のデザインになっています。レディスはダイヤとピンクゴールドの華やかなイメージです。
上レディス | 85,000円 |
下メンズ | 70,000円 |
シンプルなS字型のデザインでレディスには小さなダイヤモンドを5石埋め込んでいます。ダイヤを沢山入れて華やかにしたいが派手すぎるのもちょっと。という方にはお勧めの結婚指輪です。
上レディス | 76,300円 |
下メンズ | 66,300円 |
ストレート型の飽きの来ないデザインに鈴蘭の彫刻を施しています。女性物には大きさの違う無色透明のダイヤと水色のアイスブルーダイヤを埋め込んだよく見れば特徴のあるデザインになっています。
オリジナル結婚指輪はお客様の指輪サイズに合わせて受注生産となります。そのため、製作過程でデザインをアレンジして製作することも可能です。
人気の結婚指輪のRibbonをアレンジしてミル打ち無しで製作したり、ダイヤ入れないデザインでも承れます。
また、他の結婚指輪ではダイヤモンドや彫刻を加えるなど様々な加工を施したアレンジも可能になっています。
大阪工房、徳島店ともにオリジナル結婚指輪の注文、フルオーダーメイド結婚指輪の注文も承っております。来店時には必ず予約が必要になります。
STEP 01
ご来店時にデザイン製作方法などを説明します。
STEP 02
沢山の結婚指輪をご覧いただきご注文いただく結婚指輪のデザインを決定します。
STEP 03
プロの職人が丁寧に結婚指輪の製作を致します。
STEP 04
結婚指輪の完成です。完成した指輪は無料でご自宅までお送りいたします。
店舗名
手作り結婚指輪.com|ジュエリークラフトMAKI大阪工房
所在地
〒530-0047
大阪市北区西天満4丁目15-18
プラザ梅新6F617号室
電話:080-2980-7066
営業時間:12時~19時
定休日:不定休
お支払方法:現金のみ・カード不可
駐車場:無し
JR大阪駅より徒歩10分程度の場所に在りますので電車でお越しください。
人気ブランドや有名ブランドの結婚指輪はそれなりのお値段がしますので、だったら自分たちで手作りしたほうがお得なのではと考える方もいらっしゃることでしょう。
MAKI大阪工房の位置する大阪市内の特に梅田、心斎橋付近では沢山の有名ブランドの結婚指輪専門店があるので、有名ブランドにしようか、ブランドじゃなくても日本のブランドでもいいかな?と色々悩むことと思います。
しかし、ブランドにはこだわりが無く自分たちのオリジナルで価格を抑えるという事でまず思い当たるのは結婚指輪の手作りです。
確かに、手作り結婚指輪は価格が抑えられるというメリットがありますが、デメリットもありますので、その点もよく考慮する必要があります。
当店の大阪工房は結婚指輪の手作り専門店なので、手作りをお勧めしたいところですが、お客様にとって手作り結婚指輪は本当にお得なのかどうかについて触れていきますので是非参考にしたうえで結婚指輪の手作りを検討して頂ければと思います。
手作り結婚指輪の一番のメリットは、「自分たちのオリジナルデザインの指輪が作れる」ことです。
人気ブランドの指輪だとほかの人とデザインがかぶってしまうことも多いですが、自分たちで手作りしてしまえば、その心配はありません。
世界でたった一つの指輪が欲しい方にとっては、手作り結婚指輪を選んだほうが高い満足感を得られるはずです。
また、手作り結婚指輪は、「材料を自分で自由に選べる」という利点もあります。
結婚指輪はダイアモンド、金、プラチナなどの高価な材料が用いられるため、価格も高額になりがちですが、自分たちで材料を上手に選んでいけば、低価格の指輪に仕上げることも可能となります。
手作り結婚指輪のデメリットは、「デザインや材料選びの手間がかかってしまう」ことです。
デザインの打ち合わせなどで何度もお店に足を運ぶことになるので、忙しい方にとっては負担に感じてしまうかもしれません。
また、手作りの結婚指輪は、既製品と違って、「完成までに時間がかかる」というデメリットもありますので、すぐに式を挙げる予定の方は納期をしっかり確認しておいたほうが良いでしょう。
手作り結婚指輪は、既製品よりも安く作れると思われがちですが、デザインや材料の選び方によっては、かえって高くついてしまうこともあるので注意が必要です。
また、希少価値の高い材料をふんだんに取り入れると、ハイブランドの指輪並みの値段になってしまうこともあるかもしれません。
手作り結婚指輪は完成までの時間がかかるというデメリットの説明をしましたが、このデメリットの部分を克服できる製法に彫金による結婚指輪の手作りがあります。
彫金製法ではシンプルなデザインしか作ることが出来ませんが、シンプルなデザインを希望する人にとってはデメリットでは無くなります。
ジュエリークラフトMAKIでは、大阪工房、徳島店ともに彫金による結婚指輪の手作りを行っています。彫金製法の場合は、手作りして最短でその日に持ち帰ることが可能です。
ダイヤの埋め込みや彫刻など自分たちで出来ないような加工を希望の場合は、一旦お預かりする必要がありますが、それでも2週間後にはご自宅まで無料でお送りしますので納期はワックス製法よりも格段に短くなります。
シンプルなデザインを希望の人は、価格も安く納期が短い彫金による手作りを検討してみるのも一つの手です。
このように、手作り結婚指輪には、良いところと悪いところがありますが、自分たちのオリジナル指輪が手に入るのが何よりの魅力です。
二人の永遠の愛を誓う証として交換する結婚指輪ですが、普段の生活では仕事柄、指輪をつけられないという人もいます。指につけることはできなくても肌身離さず持っていたいという人にとっては、自宅に置きっぱなしというのは嫌なものです。ジュエリークラフトMAKIも出店しております大阪には様々な職業の人がいらっしゃいます。実際にどんな人が、仕事柄指輪を着けられないことが多いのでしょうか?また仕事の関係で指輪がNGとなっている人は、どんな方法で対策を講じているのでしょうか?
大阪は人口も多く、大阪工房へご来店のお客様も多数いらっしゃいます。そこで、ご来店いただいて結婚指輪を手作りしたお客様に直接聞いてみました。
就業規則で結婚指輪がNGとなっている職場は、意外とたくさんあります。多くの場合、安全性や衛生面が理由ですが、職場でNGになっているわけではなくても、あえて指輪はつけないという選択をする人は少なくありません。具体的に、どんな職場では指輪を着けない人が多いのでしょうか?
例えば、建築系や運送系のお仕事をしている人は、重たいものを運搬する際に指輪が当たって痛みの原因となったり、何かの拍子で指輪をどこかに引っ掛けてしまうと、怪我のリスクもあります。また、電気を使う仕事をしている人だと、金属の指輪が原因で事故や怪我が怒ってしまうかもしれません。
また、医療系や介護系に従事する人は、衛生面を考えて指輪はつけられない人が多いです。衛生面以外でも、お世話する人にうっかり怪我をさせてはいけないという理由から、就業規則で指輪NGとなっている所は多いです。その場合には、指輪を着けて出社したら、仕事の前に指輪を外すことになります。
飲食系の職場も、基本的に指輪がつけられない所が多いです。特に給食や社食など大勢の人の食事を調理する人は、うっかり指輪が落ちてしまうと大変です。そのため、衛生面及び安全性の理由から、指輪だけではなくアクセサリーは全面禁止となっている職場が多いです。
エステサロンやスポーツジムのトレイナーなども、仕事柄指輪はつけられない人が多いです。特に顧客の肌に触れる可能性があるお仕事は、顧客にうっかり怪我をさせてはいけないという理由から、指輪NGとなっているのでしょう。
指輪を付けることは制限されていない職種の方でも、指輪を付けた際にやってはいけない動作があります。結婚指輪は終始身につけることが多いともいますが、プラチナやゴールドは思っている以上に柔らかいので歪んでしまうリスクがあります。具体的には指輪を付けたまま重いものを持つ、自転車やつり革を強く握るなどの動作で歪むことがあります。このような動作をする場合も外した方が良いでしょう。
実際に大阪工房のお客様で歪んでしまって直しに来られたお客様の場合ですが、手で叩く太鼓(コンガなど)を趣味でやっているお客様が太鼓を叩いているうち、知らない間に歪んでしまったということがありました。また、営業職のお客様で沢山書類の入った重たい鞄を持って営業に回るうちに歪んでしまったという例もありました。
このように結婚指輪を付けることに制限の無い方でも指輪を外した方が良いというシーンもありますので気を付けましょう。
永遠の愛を誓う証として交換する結婚指輪ですが、長い結婚生活の中では、普段はつけないという人が少なくありません。仕事柄つけられない人はもちろんいますし、指がむくみやすいとか、サイズが合わなくなった、などの理由でつけなくなる人もたくさんいます。
指につけることはできないけれど、肌身離さず持っていたいという人は、どうしたら良いのでしょうか?
最も人気がある方法は、ネックレスとして身に着ける方法です。金属のネックレスチェーンや革ひもに指輪を通し、ワイシャツや制服の内側につけておけば、安全性や衛生面に関係なく身につけられます。それに、アクセサリーがNGとなっている職場でも、他人バレせずに身につけられるという点でおすすめです。
ネックレスが難しい人は、お財布やキーチェーンにつけて持ち歩くという方法もあります。ただしこの場合には、お財布を開閉した時に指輪が落ちないように注意しなければいけませんし、キーチェンそのものをうっかり紛失しないように気を付けなければいけません。モノをなくしやすい人にはあまりおすすめできない方法ですが、モノをなくす心配がない人なら、こうした方法もアリです。
指輪を着けたいけれど仕事柄無理という人なら、休日に指輪を着けて楽しんではいかがでしょうか?仕事がある人は自宅で大切に保管して、仕事がない時には指輪を着ける人は、たくさんいます。
結婚指輪をずっと指につけっぱなしにしているなら、どこに置いたか忘れてしまって困るという事態にはならないかもしれません。しかし、仕事柄つけられない人や、その日によってつけたりつけなかったりというライフスタイルの人は、なくさないために保管方法を工夫すると良いでしょう。
指輪をなくしてしまう原因の多くは、どこに置いたかを忘れてしまう理由によるものです。その日によって保管場所が変わってしまうと、なくす確率は高くなってしまいます。なくさないためには、指輪を置いておく場所を決めて、毎日必ずそこに置く習慣をつけるのがおすすめです。
また、犬や猫を飼っている家庭では、ペットがうっかり指輪をどこかにやってしまうリスクもあります。そのため、机の上などに置きっぱなしにするのではなく引き出しの中で保管するなど、保管する場所を工夫すると良いでしょう。小袋や小物入れに入れただけだと入れたこと自体を忘れてしまうことがあるので一番おすすめの保管場所は専用の指輪ケースに入れて引き出しに入れるのが良いでしょう。
仕事柄、結婚指輪を着けられない人は少なくありません。指につけることは無理でも、ネックレスとして制服や服の下の見えないところで身につけることはできますし、アクセサリーが全面禁止の職場なら、お財布に入れたりキーホルダーなどにつけるという方法もアリです。指輪を着けたりつけなかったりする人は、うっかり紛失しないように、保管場所はいつも同じ場所に決めておくことをおすすめします。
自分たちで手作りした結婚指輪は既製品などを買ったものよりも思い入れの入った特別な結婚指輪になっている事と思います。それゆえに大事にしたいと考えているお客様は多い事でしょう。
一般に販売されている結婚指輪も手作りで作った結婚指輪も品質は変わりませんが、結婚指輪を長い間身につけているうちに汚れや傷がついてしまうことがあります。どんなに丁寧に使っているつもりでも、長年身につけていると汚れや傷がついてしまうのは避けられません。しかし、日常のお手入れによって長くその輝きを保つことができます。では、具体的にどのように自分でお手入れすればよいのでしょうか。
まず、指輪の汚れを落とすためのお手入れです。
指輪がなぜ汚れるのかというと、それは身につけている人の汗や化粧品、ハンドクリームなどが付着するからです。目には見えなくても、指輪にはこうした汚れが付着しますので、放置しておくと汚れの蓄積によって輝きがくすんでしまいます。
これを防ぐには、日ごろから乾いた布でから拭きしておくとよいでしょう。ちょっとでも輝きが鈍いなと思ったら、優しく乾いた布でから拭きしてみてください。それだけでもかなり輝が元に戻ります。
ちなみに、柔らかい布でから拭きする方法は、どんな宝石や金属にも適しています。結婚指輪以外の指輪にも使えますので試してみてください。
から拭きだけでは落ちないしつこい汚れの場合、中性洗剤を使ってつけおき洗いする方法もあります。
食器用の中性洗剤をぬるま湯に数滴溶かし、その中に指輪をつけ置きします。しばらくしてから取り出し、水ですすいで、柔らかい布で水分を拭き取ると、以前の輝きがすっかり蘇るはずです。
なお、汚れがしつこい時は、つけ置きするだけでなく柔らかい歯ブラシなどを使って、水につけながら優しく汚れをこすり落とすようにしてもよいです。
それでも取れないほどしつこい汚れや傷がある場合は、磨き直しという方法があります。
鹿革やセーム革のクロスと研磨剤を用意しましょう。クロスに少量研磨剤を取り、それで指輪を力強く擦ります。傷が目立たなくなったら十分な水でしっかり研磨剤をすすぎ落とし、最後に乾いた布で水気を拭き取って完了です。
柔らかい布でから拭きするだけなら大丈夫ですが、その布に研磨剤が含まれている場合は、使用に注意が必要です。結婚指輪の素材によっては適さないことがあります。また、ジュエリークラフトMAKIの手作り結婚指輪にもオプションとして彫刻やメッキを施すことが出来るので、このような加工をした場合の注意点を解説します。
メッキや、ジルコニウムやチタンなどのカラー発色、つや消し仕上げなどの指輪の場合、特に注意が必要です。そのメッキやつやが研磨剤によって取れてしまうことがあります。
中性洗剤でつけ置き洗いする場合も注意が必要で、このお手入れ方法に適しているのは、宝石部分がダイヤモンドで、素材がプラチナかゴールドの指輪のみです。それ以外の指輪だと、変形や変色などの原因にもなるので注意しましょう。また研磨剤が指輪表面についてしまって取り除く場合に薬品等を使うとメッキの種類によってはメッキが剥がれてしまうので薬品を使う場合は特に注意が必要です。
宝石を留めている部分がゆるくなってしまっている指輪だと、つけおき洗いすることによって、宝石部分が外れてしまうこともあります。緩んでいる指輪のつけ置き洗いは避けましょう。ダイヤモンドは研磨剤や薬品にも影響されないので安心ですが、エメラルドやオパールなど硬度の低い石の場合は宝石自体を傷めてしまうので薬品を使う場合や、過度の研磨は止めておきましょう。
彫刻が入ったデザインを研磨すると彫刻が薄くなるので注意が必要です。研磨は厳密にいうと表面を薄く削って光沢を出す方法なので表面を削る分彫刻部分も削り取ってしまうようになるので研磨する場合は軽く行うようにしましょう。
自分でも日常的なお手入れはできますが、汚れやキズが目立つようになったら、ジュエリーの専門店でクリーニングしてもらってはいかがでしょうか。購入したお店であれば、アフターサービスを無償で提供していることもあります。
専門店に頼む場合、単にクリーニングしてくれるだけでなく、指輪に歪みがないか、宝石が緩んでいないかといった点もチェックしてもらえますし、問題があるようなら修理してくれることもあります。自分でお手入れする自信がない場合は最初からお店に頼んだ方がよいでしょう。そのためにも、結婚指輪を購入した時の保証書はしっかり保管しておくべきです。
大阪工房で手作りして頂いた結婚指輪のメンテナンス、修理などの料金・依頼方法は以下の通りです。
サイズを小さくする場合は無料です。大きくする場合で叩いて伸ばす方法でサイズを大きく出来る場合も無料で行っています。
サイズ伸ばす場合に金属を足して伸ばす方法の場合は、貴金属地金を足した分の実費をお支払いいただくようになります。
サイズ直しが出来ない指輪の形として、全周に宝石が入ったもの、全周に彫刻が施されたもの、内側に宝石を埋め込んだもの、ゴールドとプラチナのコンビネーションリング、また、指輪の形によってはサイズ直しが出来ないデザインがありますのでご相談ください。
洗浄は無料です。また、小傷を取り除くバフ研磨による光沢仕上げも無料で行っております。
研磨するうえでのご注意として、カラーメッキを施したものはメッキが剥げる可能性があります。また、彫刻が入ったものは彫刻が多少薄くなりますがご了承ください。
ゴールドやプラチナは意外と柔らかい金属なので、指輪をつけたまま重いものを持つ、固いものを強く握るなどの動作で歪んでしまうことがあります。歪むと楕円形の形になり指輪の抜き差しがしにくくなるので早めに真円に直すようにご依頼ください。
大阪工房で手作りして頂いた結婚指輪のメンテナンス等は全て徳島店に送っていただいてのご依頼をお願いしています。
修理の費用が必要な場合は、修理代金と送料もお客様にご負担いただいておりますので往復の送料と指輪を一緒に同封の上、以下の宛先までお送りください。送る際は貴重品ですので必ずゆうパックや宅配便の追跡番号の付いた配達時手渡しになる方法でお送りください。
〒773-0022
徳島県小松島市大林町字岩戸79-6
ジュエリークラフトMAKI
TEL:0885-35-7060
人によっては、結婚指輪を常に身につけていない場合もあるでしょう。使っていない時はちゃんと保管しておく必要があります。
ダイヤモンドは地球上で一番固い鉱物なので壊れることはないと思われていますが、実は衝撃に弱く固いものに勢いよくぶつけてしまうと割れたりかけたりすることがあります。一番固い鉱物なので傷が入ることはありませんが、他のものに傷をつけてしまうことがありますので保管する場合は他のものと接触しないように一つ一つケースにしまうようにした方が良いでしょう。
プラチナやゴールドの金属も意外と柔らかく他の指輪と一緒にしまうとこすれて傷が入ってしまうので他の指輪とは接触しないようにしまうことが先決です。
なお、汗やハンドクリームなどが着いたままにしないよう、保管する前に柔らかい布でから拭きしておきましょう。
また、身につける機会が少ないからといって、結婚指輪をケースに入れっぱなしにするのはよくありません。ケースの中に湿気が溜まり、それによって指輪が劣化することもあります。ゴールドは表面に酸化膜が出来て茶色く変色することがあるのでときどきはケースから出して、乾いた布でから拭きするなど定期的なお手入れが必要です。
結婚指輪を毎日身につけるのであれば、当然徐々に汚れや傷がつくものです。ですので、その美しさや輝きを長く保つためには、日常的なお手入れが欠かせません。また、ときどきは購入したお店でしっかりクリーニングやメンテナンスもしてもらいましょう。
夫婦の愛の証とも言える結婚指輪。結婚後も大切に身に着けているという方も多いようです。そんな結婚指輪ですが、どんなに大切にしていても、長年利用していると傷が入ったり、すり減ったりして古くなってしまいます。しかし、せっかくの結婚指輪を古くなったからという理由で買い替えるのは良いのだろうか…と思うことはありませんか?
特に損得勘定を気にする大阪の人たちはどのようにするのがベストか考えてみました。古くなった結婚指輪を買い替えるべきかどうかについて、解説していきます!
結婚指輪を肌見離さず、毎日大切に身に着けている方も多いはず。しかし、そのように大切にして常に身に着けているからこそ、どうしても細かい傷が付いたりすり減ったりしてしまいます。傷も付いているのだから…と買い替えようと思うものの、ふと「結婚指輪の買い替えはタブーなのではないか?」と気になった方もいるのではないでしょうか。結論から言うと、買い替えることは全くタブーではありません!もちろん、買い替えることが縁起が悪いなどという話も全くないので、安心して買い替えて大丈夫です!
確かに、結婚を誓い合った証としてとても大切なものですから、買い替えるとなると気が引けるということもあるでしょう。しかし、新しくしたからと言って二人の思い出が全て無くなるわけではありません。むしろ、古い結婚指輪と新しい結婚指輪という二つの思い出の品が出来るのだとポジティブに考えれば、買い替えることも悪くないな、と思えるようになるはずです!買い替える際に夫婦でお買い物に行くなどすれば、二人の絆もより深まるでしょう。
年季が入っていたり、傷が目立ってきた結婚指輪を買い替えるのは、悪いことなのでしょうか?答えはノーです。古くなった結婚指輪を新しいものに買い替えることは、全く悪いことではありません!結婚指輪を一生に一度の記念品と考えると、確かに新しい結婚指輪にすることに抵抗があるでしょう。しかし、古くなってしまったものを新しいものに買い替えることはとても自然なことで、それは結婚指輪であっても同じことです。年齢を重ねると共にファッションの好みやセンスが変化していくのと同じように、ライフステージが変わると、似合う指輪やデザインなども変化していくものです。そのため、それに合わせて結婚指輪を新調するというのもおすすめです。
古くなってしまったから新調したい、沢山傷が付いているので新しいものに買い替えたい、と考えている方は思い切って新しいものに変えてみましょう!
お気に入りのアクセサリーやジュエリーなどは、長年愛用していると思い出が詰まっていてどうしても手放し辛いもの。しかもそれが、結婚を誓いあった記念の品である結婚指輪となれば尚更です。傷が付いていて見た目にも年季が入っているとわかっていても、新たに買い替える勇気はなかなか出ないものです。せっかくここまで長く着けていたんだから、その証として古いままの指輪を着けていた方が良いのではないだろうか…と考える方もいるのではないでしょうか。しかし、結婚生活が長くなり、年齢を重ねると、様々な理由から結婚当初のままの結婚指輪ではフィットしなくなるものです。例えば、年齢や体型、アレルギーのような体質の変化と共に指輪が指に合わなくなってくることもあります。結婚当初は可愛くて似合っていると思っていたデザインでも、今の年齢には合わない気がする…ということもあります。
結婚指輪は自分に合ったものが一番ですので、「長年着けているのだから」という理由で新調するのを諦める必要はありません!10周年や20周年のような結婚生活の節目や人生の節目に新たな結婚指輪に買い替えると、人生の思い出の品が増えていくはずです!
古くなってしまったり、たくさん傷が付いてしまったりしているけれど、やっぱり買い替えて新調するのは気が引ける…という方も多いのではないでしょうか。そんな時は、古くなってしまった結婚指輪をリメイクするというのも、選択肢のひとつです。現在愛用している結婚指指輪をリメイクしてデザインを少し変化させれば、買い替えたのと同じように新しい結婚指輪を手にすることができます!これなら、指輪を新しくする勇気が出ないという方にもおすすめです。
一生に一度のものだから、と考えて大切にしている結婚指輪も、長年使っていれば古くなってしまうもの。結婚生活が長ければ長いほど愛着がわき手放し辛くなる気持ちもありますが、ここは思い切って買い替えてみましょう!結婚指輪の買い替えはタブーではありませんので、夫婦の思い出の品が増えるというポジティブな気持ちで、素敵な指輪を新調してください!
結婚指輪が古くなったので買い替える場合、単純にお店で既製品を購入するよりも違った購入方法をするのがおすすめです。大阪では結婚指輪を自分たちで手作り出来るお店が増えており自分たちのオリジナルを自分たちの手作りで作ってみてはどうでしょうか?
当工房ではオーダーメイドの結婚指輪の製作を約25年ほど前から手掛けており、他の工房ではできないようなデザインの指輪を自分たちで作ることが出来ます。そのため手作りで作ったとは思えないような仕上がりになり満足のいく結婚指輪になることと思います。また、ワックスで手作りする方法と、彫金で手作りする方法が選べてお客様の希望に合わせた方法で結婚指輪を作ることが可能です。
多彩な加工技術はこちらをご覧ください
https://www.tezukuri-kekkonyubiwa.com/option_pc.html
結婚指輪を新しく買い替えるなら是非、手作りでの製作をご検討ください!
ジュエリークラフトmaki大阪工房での指輪の手作りは、結婚指輪と婚約指輪のどちらも手作りで製作することが出来ます。どちらも「指輪」ですが、婚約と結婚で大きく意味や形が違いますが男性から見ればどちらがどのような意味で、どのような形をしているのか混同してよくわからないという方がいらっしゃいます。
男性が女性に指輪を贈って結婚を申し込む、プロポーズといえばそんな形が定番でしょう。一方、結婚式の場では男女が結婚のしるしとしてお互いに指輪を交換します。つまり婚約指輪と結婚指輪というのが別々に存在するわけです。女性は二度もらえてラッキーと思うかもしれませんが、男性にとっては少々負担かもしれません。
今回は結婚指輪と婚約指輪についてそれぞれの指輪の意味や必要性、そして選び方について紹介します。
婚約指輪(エンゲージリング)は、婚約の証として男性から女性に贈られる指輪のことをいいます。一般的には男性がプロポーズの際に女性に贈るもので、女性にとってその指輪を受け取ることは彼の愛を受け入れ結婚を承諾する、という意味になります。男女同権の時代に少々古めかしいのでは、と思われる方もいるかもしれませんが、これは古代ローマ時代からヨーロッパに綿々と伝えられてきた習慣です。日本に普及したのは昭和30年代と比較的歴史は浅いのですが、高度成長期で人々が豊かになってきたこともあり一気に広まりました。
一方、結婚指輪(マリッジリング)は結婚の証として男女の間で交換されるものです。左手の薬指にはめることが通例となっていますが、これは左手の薬指が心(心臓)に直結するものと考えられていた古代ギリシャの習慣によります。夫婦がつけることでお互いの絆を常に感じることができる一方、他人に対しては既婚者であることの印ともなるので、おかしなトラブルを避ける効果もあるとされています。日本では明治時代に文明開化の波に乗って普及し、大正時代には日常的につけるのが一般的となりました。
結婚は婚姻届を提出し受理されれば成立するもので、結婚指輪がなければ成立しないというものではありません。とはいえ結婚指輪は9割以上のカップルが購入しているものです。また男性の場合は結婚指輪をしない人も中にはいますが、女性の場合は既婚者で結婚指輪をしていない人というのはほとんどいません。そのため、少なくとも結婚指輪は用意したほうが良いといえます。
婚約指輪に関しては、結婚指輪に比べれば必要性は低いかもしれません。しかし女性の中には婚約指輪に憧れを持っている人も多く、贈らなかったことで後々心に影を落とすようなことがないとも限りません。経済的に厳しいのであれば、予算を抑えめにしてもデザインのおしゃれなものを選ぶなど方法はあります。あるいは結婚指輪を少し華やかなものにして、婚約指輪と兼ねるということも可能です。
婚約指輪は結婚指輪よりも高価な傾向にあり、デザインも華やかなものが好まれます。最も人気のある石はダイヤモンドで、中央に石を一つ留めたタイプのデザインが一般的ですが、メレと呼ばれる小粒のダイヤを大きなダイヤの両脇にあしらったものや、小粒のダイヤをリングの半周に埋め込んだハーフエタニティタイプも人気です。ダイヤモンドは高価でなかなか手が出ない、というのであれば、彼女の誕生石をあしらった指輪を選ぶのもおすすめです。4月生まれの場合はダイヤになりますが、その他の月は概ねダイヤよりも安価なので購入しやすいでしょう。
指輪を渡してプロポーズしたい、と考える男性も多いかもしれませんが、彼女の好みも大切です。先にプロポーズを済ませてから一緒に買いに行くというのも良いでしょう。試着をしてもらえばサイズを間違える心配もありません。
華やかなデザインが人気の婚約指輪に対し、結婚指輪はシンプルなものが主流となっています。夫婦おそろいでつけるため男性がしてもおかしくないもの、また日常生活で邪魔にならないものというのがその理由です。金額も婚約指輪よりはかなり安価になっています。
おそろいといっても全く同じデザインである必要はありません。男性には石のついていないプレーンなもの、女性には同じデザインでも小さな石をプラスした少し華やかさのあるもの、というパターンもあります。優雅なウェーブタイプやクールなスクエアストレートなど、デザインのバリエーションは豊富です。二人の好みに合ったものを選びましょう。
結婚したら結婚指輪をするので婚約指輪は出番がない、と考える人がいるかもしれませんが、そんなことはありません。シンプルな結婚指輪に華やかな婚約指輪を重ね付けすれば、パーティーなど華やかな場の装いにもぴったりです。また、最初から重ね付けを想定して、婚約指輪と結婚指輪をセットリングとして販売しているブランドもあります。その場合はちょっとしたお出かけなどにも気軽なおしゃれとして楽しめるのでおすすめです。
かつては「給料の3カ月分」といわれた婚約指輪も1カ月分程度が主流となり、シンプルな結婚指輪とセットになるようなものも販売されるなど、婚約指輪・結婚指輪も時代により変化してきました。ですが婚約や結婚の証となる指輪の大切さは変わることがありません。予算ももちろんですが、それぞれの役割を知り、好みも考えたうえで思いを込めて選ぶのが大切といえるでしょう。
大阪で昨今エタニティリングが大変人気になっています。エタニティリングとは指輪のアーム部分に、ダイヤモンドを敷きつめたデザインの指輪です。全周にダイヤモンドが埋め込まれているためキラキラと輝き豪華で可愛らしく女性に人気になっており、手作りでエタニティリングを作ることも可能なのでエタニティリングを結婚指輪にしたいというご希望の方が増えています。
ただ、カジュアルな印象があるということもあってエタニティリングを結婚指輪に選んでもOKなのか気になる方も多いことでしょう。結婚指輪としてエタニティリングを選んでも大丈夫なのか、また選ぶ際の注意点などをまとめてみました。
結論からお話しすると、エタニティリングはエターナル、つまり永遠をイメージさせる名前がついていて、永遠の愛を誓う結婚指輪として、エタニティリングはピッタリと言えるでしょう。結婚指輪は婚約指輪とは違い、ダイヤモンドなどの石を装飾しないデザインが以前の主流でしたが、近年はエタニティリングを選ぶ方も増えています。
エタニティリングには指輪のアーム部分全周にダイヤモンドが敷き詰められたフルエタニティと、半周だけに装飾されたハーフエタニティの2種類があります。
エタニティリングはダイヤモンドを、隙間なく敷き詰めているデザインなので見た目がとても華やかです。1粒だけ石を装飾したデザインの指輪とは異なり、どの方向から見てもダイヤモンドがキラキラと輝きます。1つ1つのダイヤモンドは小さいですが、それが指輪のアーム部分に連なっていることで、シンプルなデザインながら目を引く結婚指輪となっています。
1粒の大きなダイヤモンドをデザインした指輪も素敵ですが、予算的に購入するのが難しいというケースでもエタニティリングであれば大きい1粒ダイヤモンドにも負けない華やかな結婚指輪となるでしょう。
ダイヤモンドをあしらった結婚指輪はフォーマルなイメージがあり、身に着ける機会が少ないのではと感じる方もいるかもしれません。エタニティリングの場合、意外と日常使いしやすく毎日でも身に着けることが可能です。アーム部分に装飾されたダイヤモンド1粒1粒は、さほど大きくはないのでカジュアルなファッションにも合いやすいです。また、他のカジュアルリングとも重ね付けしやすいデザインなので、様々なシーンでエタニティリングの結婚指輪は楽しむことができるでしょう。
さらに、装飾した石にあまり高さがないのでタオルや服に指輪が引っかかりにくいという点も、エタニティリングが日常使いしやすいデザインと言われている理由の1つです。
見た目も華やかでなおかつ日常使いしやすいエタニティリングですが、結婚指輪として選ぶ際に注意しておきたいポイントもあります。結婚指輪は年齢を重ねても身に着けるものです。加齢などによって指輪のサイズが合わなくなり、サイズ直しをしなければいけない必要が出てくるかもしれません。
エタニティリングの場合、指輪のアーム部分にダイヤモンドが敷き詰められているので、デザインによってはサイズ直しが難しいケースもあります。特にアーム部分全周にダイヤモンドを敷き詰めたフルエタニティは、サイズ直しができないことが多いので注意が必要です。もし、サイズ直しをする可能性を考えるなら、アームの半周にだけダイヤモンドを装飾したハーフエタニティを検討してみましょう。ハーフエタニティのデザインによっては、サイズ直しがOKということもあります。
エタニティリングは地金部分が少ないデザインです。地金部分が少ないということはその分、指輪の強度も低下すると言えます。また、日本で結婚指輪に使われるマテリアルはプラチナやゴールドがほとんどです。特に多いプラチナは他のマテリアルと比較すると柔らかく、何かの衝撃で歪みが生じる可能性があります。
エタニティリングだと場合によって、指輪が歪みダイヤモンドが取れてしまうリスクがある点も注意ポイントです。万が一、ダイヤモンドが取れてしまった場合を考え、メンテナンスが充実しているジュエリーショップで購入することを検討してみると良いでしょう。
また、ダイヤモンドとダイヤモンドの細かい隙間に皮脂などの汚れが溜まりやすいデザインです。定期的に自分で洗浄する、汚れが酷い場合はジュエリーショップでのクリーニングを行うことで、ダイヤモンドの美しい輝きをキープできます。
エタニティリングは見た目が華やかで、結婚指輪として人気のデザインとなっています。華やかさやゴージャスさがありつつ、日常使いしやすいのも人気のポイントです。ただデザイン上、サイズ直しが難しいのでその点は注意が必要です。また指輪のアーム部分に装飾されたダイヤモンドが落ちたり、汚れが溜まりやすいのでメンテナンスをする必要があることも考えて、エタニティリングを結婚指輪にするかどうかを選ぶと良いでしょう。
また、ダイヤモンドを留めるための爪は飛び出ていると日常身に着けているときに爪が衣類に引っ掛かり洋服を傷めてしまったり、爪が外れてダイヤが外れてしまうということがあるのでダイヤモンドの止め方は爪の飛び出していない埋め込み型のエタニティリングを選ぶようにしましょう。
手作りでエタニティリングを作る場合はワックスで原型を作りますが、全周に埋め込むダイヤモンドはお店の職人さんが埋め込んでくれるので、お客さんが作る原型はシンプルな甲丸型で大丈夫です。そのため容易に手作り出来るのも魅力となっています。
結婚指輪の定番の金属としてはプラチナが一般的で多く、昨今はゴールドの価格相場が高騰しており高価になっていることもありますが、結婚指輪のデザインの多様化によりゴールドの結婚指輪の需要も増えてきています。
ゴールド素材ではイエローゴールド、ピンクゴールド、ホワイトゴールドが有名ですが、その他のカラーゴールドも存在します。関東ではお店も多いのですが、大阪でもカラーゴールドの結婚指輪を購入することが出来るのでしょうか?また、このようなカラーゴールドを使って結婚指輪を手作りすることが出来るのか解説します。
結婚指輪を探す時、サイズの次にデザインや色で迷ってしまうものです。買ったあとで後悔しないように選ぶには、指輪の色の違いについても知っておきましょう。
シンプルで軽めの印象を与える色です。ホワイトゴールドは、金に銀やパラジウムという白い金属を混ぜて白色に見えるようにしてあります。仕上げにロジウムコーティングというコーティングをすることによって、とても綺麗な銀色の輝きになっています。色味は私生活でも気軽に付けて馴染みやすい色です。結婚指輪のレアなカラーゴールドの中でも、シャンパンゴールドやローズゴールド、ピンクゴールドなどと同じく、使いやすい色で特別感もあります。よく目にする色ではなく少し変わった輝きが欲しい、どんな服を着ても合わせやすい色がいいという方にオススメです。プラチナと比べて落ち着いたグレーに近い色で白い手に馴染みやすいです。
プラチナに比べてゴールドがまだ安価だった時期にプラチナの代用として白系の結婚指輪として需要が増えましたが、ゴールドの高騰と、割金に必須のパラジウムの高騰によりプラチナよりも効果になる場合が出てきているようです。そのため、同じ白系でプラチナよりも安く購入できるというメリットが無くなり市場からは少なくなっています。
クールで強くかっこ良い印象を与える色です。ブラックゴールドは、金にパラジウムやプラチナ、銀を混ぜて作られており、指輪をすると少し独特なイメージになります。ブラックと言っても真っ黒ではなくグレーがかった色合いをしています。
ホワイトゴールドに比べて明度が落ちた上品な色合いのため、男性だけでなく大人の女性や尊敬できる女性にも渡される方がいます。落ち着いた雰囲気のカップルにオススメの色です。結婚指輪で黒を選ぶのはなかなか珍しいと思うかもしれませんが、大人の魅力を引き出す力のある色で、正義感の強い方や責任感のある方に合う色味です。ブラックゴールドはスタイリッシュな形を目立たせ、重量感があるので同時に高級感もあります。キラキラしたゴールド色よりも、クールで何度見ても飽きない色が良いという方にマッチすることでしょう。
薄緑がかった珍しい色です。純金に銀を混ぜることで作られています。他のカラーゴールドに比べてレアなので、人と違った雰囲気のオシャレな服が好きな方にオススメです。また、なかなか人と被ることがないので、2人だけのオリジナル感もあります。結婚指輪は人と違う個性的な思いを込めたい!という方や、仕事柄外す方が飾ってもオシャレな指輪がいい!という方にオススメです。また使えば使うほど味のあるカラーゴールドなので、長年使い続けるととても深みのある光沢になります。
純度を保ちながら銅を混ぜることによって作られます。イエローゴールドに比べてオレンジがかった明るさで太陽に近い色をしており、とても暖かみのある色です。そのため暖かい家庭を築きたいという思いを込めて買われる方もいらっしゃいます。オレンジゴールドの光沢は優しい印象があるので、穏やかな雰囲気のカップルにオススメなカラーゴールドです。イエローゴールドに似ていそうですが、意外と見るとレアな色なので、他と違う特別感のある結婚指輪になることでしょう。これからの未来の家庭に込める意思表明として、結婚式で指輪の色について紹介するのも盛り上がるかもしれません。
ピンク系の色が好きで、でもよく耳にするイエローゴールドより特別感が欲しいという方にオススメです。ゴールドの割金の銅の成分を多くし赤みを少し濃くした上品な光沢があります。可愛らしい方、情熱的な方、特別感を出したいなど個性的で人気のカラーゴールドです。
イエローゴールドに比べて日本人の肌の色に近く落ち着いた色合いになります。その為、ボリュームのあるデザインでも派手さを感じさせない結婚指輪になります。
カラーゴールドは純金に割金を加えて様々な色合いにするのですが、イエローゴールドは純金の色合いはそのままで結婚指輪に適した硬さにしたゴールドです。古くから日本人になじみのあるゴールドで結婚指輪以外のジュエリー製品にも多数使われています。
デザインによって派手な雰囲気を出したり、アンティーク調にすることも出来るので多種多様なデザインになります。
結婚指輪で初めてゴールドにこんなにも種類があることを知ったという方も多いことでしょう。結婚指輪がその人の身体の一部となるのです。その人の事をよく考える1番良い機会でもあります。人気色からレア色を知って、一番似合う色を見つけられると素敵です。
様々なカラーゴールドが存在するのがわかりましたが結婚指輪の手作りを検討しているカップルにとって実際に手作り出来るカラーゴールドはどれなのでしょうか?
残念ながら大阪ではイエローゴールドとピンクゴールド以外のカラーゴールドを使って結婚指輪を手作り出来るお店は無いようです。ゴールド地金の高騰によって関東でもカラーゴールドの結婚指輪は既製品でも少なくなっています。
ジュエリークラフトMAKI大阪工房でもイエローゴールドとピンクゴールドであれば彫金でもワックスでも手作りは可能です。
プラチナよりも特別感を出したい、カジュアルな風合いで日常身に着けやすいなどイエローゴールド、ピンクゴールドでも十分個性的な結婚指輪になるので結婚指輪の手作りをご検討の方はゴールドも視野に入れてご検討ください。
結婚指輪を選ぶ時に、素材やデザインと同じくらい大切なのが、リングの「幅」です。幅の違いは指輪の印象から着け心地までを左右する重要なポイントとなります。そこで、指輪の幅による印象の違いや着け心地を紹介します。それぞれのメリット・デメリットをしっかり押さえて、年齢を重ねても付けられる後悔のない結婚指輪を選択しましょう。
大阪・神戸では他人と被らない個性的なデザインを好むという土地柄もありますが、一般的に好まれる指輪幅はどのようなものでしょうか?
指輪には華奢な印象の細身のものから、がっちりとした印象の幅広のものまであり、いざ選ぶときにどれが良いのか悩んでしまいます。そこで、男性・女性それぞれが一般的に検討する太さはどれくらいなのか見ていきましょう。
女性の結婚指輪として一般的に検討される幅は2.0mm~3.0mmです。これはファッションリングよりも少し太めの幅で、耐久性・女性らしい繊細さを兼ね備えたサイズとして人気となっています。
男性の結婚指輪としては女性のものに対し少し太めの3.0mm~3.5mmが好まれています。男性は手が大きいのに加えて、経験としてファッションリングをする機会が女性ほど多くないため、耐久性や扱いやすさといった面でこの太さが選ばれています。
2.0mm幅はパッと見ただけでも細く華奢な指輪となります。そのため手になじみやすく繊細な印象を与え、細い指を美しく見せてくれる点が魅力です。また、重ね付けしやすく婚約指輪と共に手元を飾ることもできます。ただし、細い分耐久性は低くなります。フライパンや重いものを持って変形してしまうなんてことも。修理が難しい点や、ゴツゴツした手だとアンバランスな印象になってしまう点は押さえておきましょう。
2.5mm幅は耐久性と上品さを兼ね備えた太さとなっています。2.0mmよりもふっくらと柔らかい印象が出ます。重ね付けをしてもきれいにまとまるので、多くの人に選ばれています。そのため他の人と被ることもあり、個性を出すのが難しいと言えます。
3.0mm幅は男女問わず使えて、ペアリングなどに選ばれる太さです。程よく存在感を出せてまろやかでエレガントな印象を与えます。圧迫感もなく長時間つけられる点も人気の秘密。2.5mm幅と同様に多くの人に選ばれているため、他の人と被りやすいといった面も。
3.5mm幅の特徴は何と言ってもデザインの豊富さです。ファッション性が出せる太さのため、ミル打ちなど個性を出したい人にはピッタリです。カジュアルな印象が出る一方で、指輪を付け慣れていないと違和感を感じることも。
ボリューム感が出る4.0mm幅は、パッと見の存在感と重さにより「着けている」実感を感じられます。幅広だからこそ使い込まれていくほど味が出てくるのも魅力の一つ。ただし、指まわりが圧迫されているように感じるのは否めません。
太さがあるため、アレンジしやすい4.5mm幅は、手の大きな男性やかっこよく指輪を付けたい女性などに選ばれています。優れた耐久性と個性を出せるゆとりが魅力な一方、重ね付けには不向きです。他の指へあたる面積も増えるため圧迫感も大きいです。
これまで、幅による印象の違いを見てきました。これほど豊富な幅があることに驚いた人も多いのではないでしょうか。数ミリの幅の違いが、ガラリと手元の印象を変えてしまいますので、じっくりと検討することは欠かせません。指輪は永く着けるものだから、好みのものを選ぶことが大切です。それと同時に自分の手との相性をしっかりと見ることも忘れないでください。特に指の太さ、好みのフィット感、年齢を重ねても違和感なく着けられる幅かどうかは重要なチェックポイントです。日常生活の中で、重ね付けして結婚指輪を楽しむ予定の人は、それも考慮した太さを選択する必要も出てきます。幅によって耐久性も変わってきますので、自身の生活と照らし合わせて考えてみてください。
また、見落としがちなのが、幅によって変わってくる価格。幅が広ければ広いほど使われる金属が多くなるため価格も高くなります。指輪にもよりますが、太さが倍になると価格も倍になるなんてこともありますので、幅によって価格差があることも念頭に入れておいてください。
結婚指輪は夫婦の絆を表すと共に、二人の歴史を刻んでいくものです。それぞれの手の形や好みによって、選ぶべき幅は変わってきます。これから形作っていく夫婦の印象を投影した最高の結婚指輪を探すためにも、ぜひ実際に指に嵌めて客観的に指輪を見るようにしてください。永く使うものだからこそ、妥協することなく納得のいく指輪を見つけましょう。
結婚指輪はお互いの愛のしるしとして薬指に光り続けるものですが、毎日装着し続けるとなるとデザインや使い勝手なども意識しなくてはいけません。そこでこだわってほしいのが結婚指輪の表面の形です。大きく分けて丸い甲丸型と表面の平らな平打ち型の2種類があり、それぞれに特徴やメリット、デメリットがあります。今回は大阪で結婚指輪の手作りをして頂いたお客様の意見や統計をもとに、表面の形について詳しく解説していきましょう。
多くの人が指輪と聞いて思い浮かべるイメージが、丸い甲丸型と言われています。丸いかまぼこのようなフォルムをしており、優しいフォルムは女性からの人気が高いようです。表面が滑らかな為、指触りも良く、毎日装着し続けるものとして最適と言えるでしょう。また、全体的に丸いフォルムの為、光が当たると指輪そのものが光り、指先を綺麗に見せてくれるのもメリットです。
そしてこの甲丸型の最大のメリットは、水仕事の邪魔にならない点と言えます。指輪のデザインにもよりますが、シンプルで細目の物が多いことから、家事をしていても邪魔に感じないでしょう。食器などに当たってしまっても、フォルムが丸いことから傷をつけることもあまりなく、気を遣わずに毎日装着し続けることができるといった点は甲丸型ならではと言えます。また、細目の物が多いとは言いましたが、太目に作ることも可能で、その場合は宝石などを埋め込むこともできます。女性寄りのフォルムではありますが、幅広いものですと男性にも違和感なく装着できるものに変化するでしょう。
ただ、この甲丸型は結婚指輪の王道と言われるようなフォルムであることから、他の人と比べて特徴があまりない点がデメリットです。自分らしさや特別感を持ちたいと考えている人は、他のフォルムを選ぶことをおすすめします。
甲丸型とは異なり平打ち型は、その名の通り表面が平らになっています。甲丸型より幅広いものが多く、ファッションリングなどにも使用されることが多いフォルムです。簡単に言うと、切断面がはっきりしているものであり、直線的なラインを描いてくれるものを平打ち型と呼んでいるのです。結婚指輪らしい指輪を好まない人にとっては、この平打ち型がシンプルで人気のフォルムになっています。
この平打ち型の最大のメリットは表面が平らなところにあります。甲丸型のように丸くないので、装飾を施すことも可能ですし、表面に宝石を入れることもできます。人とは違ったデザインで、自分たちらしさを出したいといった人に人気が高く、特に男性が選ぶ結婚指輪は甲丸型よりも平打ち型と言われるぐらい、男性の指にも似合うものが多いでしょう。また、プラチナとゴールドなどを合わせた平打ち型の中には、エッジ部分をゴールドにし、シンプルながらにも都会的でシャープな印象になりデザイン性が高いものもあります。
ただし、こちらのフォルムの場合、甲丸型よりも幅が広く見えるので指に装着した時に思っていたよりも太く感じることが多少なりともあります。毎日装着し続けるものですので、装着している感じが気になるという人は他のフォルムを選択しましょう。また、エッジ部分が指に当たるのが気になるといった人は、その部分を丸く削ることも可能ですので、ショップで相談してみることをおすすめします。
甲丸型も平打ち型もそれぞれ特徴があり、メリットやデメリットがありますが、どちらを選べばいいのか迷ってしまうという人は、その間を取った「平甲丸型」がおすすめです。直線的で幅広い部分は平打ち型に近く浅い甲丸型になっています。その為、優しい印象とシャープな印象どちらも併せ持ったフォルムになります。甲丸型や平打ち型の良い部分が程よくマッチし、男性女性どちらにも違和感なく装着できると人気です。また、表面にデザインを施したりすることも可能で、文字やデザインを彫ることでより一層自分たちだけの指輪を作ることもできます。
また、平打ち型の角を大きく削って指輪の断面が台形になった鎬型(しのぎがた)というデザインにすることもできます。角を大きく削った形なので平打ち型よりも細く見えお洒落な印象を与える形です。
さらに特殊なフォルムに、「剣腕」があります。これは表面が三角形状になっていて独特なフォルムになっています。表面がつるんとしているものとは違い、フォルムそのものにデザイン性があり、個性的なフォルムを選びたいといった新郎新婦に人気です。また、それ以外にも多数のフォルムがありますので、自分たちが気に入るものを探してみましょう。
結婚指輪を選ぶ時、気に入ったデザインだけで選んでしまう人がいますが、実はフォルムもとても大切なのです。甲丸型や平打ち型、どちらもそれぞれにメリットがありデメリットがあります。自分たちのニーズに合っているのはどちらなのか、一度指に装着して比べてみることをおすすめします。一生に一度の大切な指輪ですから、じっくり時間をかけて気に入ったものを選びましょう。
ジュエリークラフトMAKIではワックスから指輪原型を作る「ワックスコース」と、金属をそのまま指輪に仕上げる「彫金コース」がありますが、どちらのコースも甲丸型、平打ち型の指輪も作ることが出来ます。また、店頭には沢山の見本リングがありますので実際に指に着けてみてどちらのデザインが自分に似合うか確認することが出来ます。
是非、結婚指輪の手作りをご検討くださいませ。
大阪にお住いの方で結婚指輪を購入しようと検討されているお客様にお得な結婚指輪の購入方法をご紹介します。結婚指輪の予算の平均金額はご存じでしょうか?2022年現在では戦争などの影響を受けて石油の高騰が続いており、それに伴って様々な物の値段が値上がりしています。
貴金属もその影響を受けてゴールドやプラチナの高騰が続いており、結婚指輪をはじめジュエリー製品も値上がりしている状況です。そのため現在の平均予算はペアで20万円~30万円となっているようです。
一般のお店に並んでいるブランドなどの既製品はブランドの開発費用、人件費など沢山の経費が掛かったうえで販売しているので簡単に値下げをすることは難しく、どうしても諸経費を含めた小売価格となりお店に並んでいる結婚指輪の値段も平均して20万円~30万円というのも理由の一つです。
結婚生活には新居の用意や結婚式、など様々なことにお金が必要となり結婚指輪にはそれほど費用をかけたくないという方が増えています。お客様にとっては20万円以上もするのであれば買うのを控えるという人も多いでしょう。このようなお客様に向けてペア10万円程度で理想の結婚指輪を購入できる方法をご紹介します。
大阪では結婚指輪が自分たちで手作り出来るお店や工房が増えています。大阪という昔から商売の町と言われ商業が盛んな街であることから値段の安いものが多く物価も東京などに比べると安くなっています。首都圏に比べると土地代や家賃にかかる経費も抑えることが出来るので物の価格に反映され価格転嫁しやすいのです。
既製品の結婚指輪についても東京に比べると値引き幅が多く安くなっていると思いますが、前述したように既製品の場合は諸経費が多くあまり安い値段にできないのが現状です。
そんななか価格を抑えてクオリティーの高い結婚指輪の購入方法がお客様自身による結婚指輪の手作りです。
それではなぜ、結婚指輪の手作りが安いのでしょう?手作りの方法でも鍛造で作るのが一番安く結婚指輪が作れます。
一般の結婚指輪は職人さんが一つ一つ丁寧に手作業で仕上げるために人件費がかかります。自分たちで作ればその人件費が不要になります。
また、手作り結婚指輪は完成した指輪の重さで値段が決定されます。最近の日本人は骨格が細く男性も女性も指の太さも細くなっているようです。重さで値段が決まる手作り結婚指輪の場合は指輪サイズが小さくなると値段も安くなるので、指の細い人は安く購入できるというわけです。
既製品ではサイズが小さくても大きくても値段は同じですが、使用する貴金属地金が少ないのにサイズの大きな人と同じ値段で購入するというのは腑に落ちない部分でもあります。
手作り結婚指輪はサイズが小さくなると値段が下がり、ほとんどの製作作業を自分たちで行うので加工賃や人件費を抑えて購入できるというのが大きなメリットです。
どのような結婚指輪を作ることが出来るのか、実際に鍛造で手作りした結婚指輪の製作例をご覧ください。
素材はプラチナで幅が1.5mmの結婚指輪です。レディスは特殊な金槌で叩いて槌目模様をつけ、メンズはシンプルな平打ち型の結婚指輪です。
素材はK18ピンクゴールドレディス幅が1.5mm、メンズは2.0mmでそれぞれ槌目模様を入れた結婚指輪です。
※2022年3月現在の価格です。価格は相場によって変動します。
大阪各方面から多数ご来店いただき結婚指輪を手作りして頂きました!
大阪市内|プラチナ950彫金手作り結婚指輪
MAKIさんのプラチナはハードプラチナ950で歪んだり傷つきにくい素材と聞き、プラチナ950のシンプルな甲丸リングを手作りしました。丁寧に作業を教えていただきありがとうございました!
大阪堺市|ピンクゴールドとイエローゴールドの彫金手作り結婚指輪
ゴールドの輝きに憧れて二人ともゴールドの結婚指輪を作りました。私は可愛らしい色合いのピンクゴールドでシンプルに、彼はイエローゴールドで槌目模様の世界で2人だけの組み合わせになって一生大切に出来る結婚指輪に仕上がりました!
大阪市内|シンプルな甲丸型彫金手作り結婚指輪
インターネットの検索でMAKIさんを知って彫金で結婚指輪を手作りしました。デザインは細身でシンプルな甲丸型です。作業は楽しく一生の思い出になりました!
大阪枚方市|槌目模様の彫金手作り結婚指輪
手作り出来るお店をネットで探してMAKIさんで結婚指輪を手作りしました。ふたりとも自作で槌目模様を入れた結婚指輪で、2人だけのオリジナル槌目模様が入った結婚指輪になりました!
当店では鍛造で結婚指輪を作る「彫金コース」がありますが、鍛造とは金属の棒から金槌で叩いたりしながら丸くして結婚指輪に仕上げていく方法です。
鋳造による金属の流し込みとは違って使用する貴金属地金はローラーで伸ばすことによって圧がかかり金属組織が密につまった金属になります。そのため同じプラチナやゴールドでも強度があり歪んだり傷が入りにくい金属になっています。
更に当店のプラチナは高品質な95%がプラチナのプラチナ950ですが、ハードプラチナになっており細くても歪みにくくなっています。
金属をそのまま指輪に仕上げていくので納期が早いのが鍛造製作の大きなメリットでもあります。既製品の結婚指輪をそのまま買って持ち帰るように、その日に作ってそのまま持ち帰ることが出来ます。
製作時間が3時間~4時間ほどかかりますが、選んで買うだけの結婚指輪より思い入れのあり一生大切に出来る結婚指輪になります!
大阪で結婚指輪の購入をご検討中のお客様は、ぜひジュエリークラフトMAKIでの結婚指輪の手作りを彫金コースでご検討くださいませ😃
結婚指輪を手作り出来るお店や工房が増えてきていますが、手作りする方法は大きく分けて2つの方法があります。
1つは貴金属の棒を使って指輪を作る彫金製法、もう1つはワックスを使うワックス製法です。それぞれの作り方には良い面、悪い面があります。また、作れる指輪のデザイン、価格などにどのような違いがあるのかというご質問を頂くことがあります。
手作りするお客様にとっても向き不向きなどがあると思いますので、今回はご質問に答えながらそれぞれの特徴をご紹介しますので結婚指輪の手作りをする際の参考にしてください。
プラチナやゴールドの貴金属棒から直接指輪に整形して仕上げる方法です。
実際にご来店いただいたお客様が結婚指輪を作るための作業手順を説明します。
お客様の指輪サイズを測り、その長さ分の貴金属棒を用意します。
用意された金属棒を丸めて指輪の形に整形します。
丸めた金属棒のつなぎ目をガスバーナーで溶接します。
芯金棒という棒に差し込んで叩いてゆがみを直し、少し伸ばしながらサイズをしっかりと合わせます。
ヤスリがけや、ハンドモーターに研磨治具を付けて手作業で表面を磨いて結婚指輪を仕上げます。
研磨が出来上がれば結婚指輪の完成です。
ストレート型で指輪幅は1.5mm、2.0mm、2.5mmのみ製作が可能です。
ワックスを指輪の形に削って原型とし、鋳造によってプラチナやゴールドに仕上げます。
お客様に行っていただく作業はワックス原型が完成するまでです。
ご来店いただいたお客様が結婚指輪の原型を作るための作業手順を説明します。
作りたい指輪幅に合わせてワックスを専用のノコギリで切り出します。
ワックスの穴にリーマーを差し込み広げて指輪サイズに合わせます。
幅や厚み、表面の模様などヤスリで削って希望の指輪の形に削ります。
表面をきれいに仕上げて結婚指輪の原型が完成です。お客様に行っていただく作業はここまでです。
原型は工房側で鋳造を経てプラチナやゴールドの結婚指輪に仕上げます。
ストレート型はもちろん、S字型、V字型など自由なデザインの指輪が作れます。表面に模様を入れたりもできます。
彫金コース | ワックスコース | |
素材 | ・プラチナ ・イエローゴールド ・ピンクゴールド | ・プラチナ ・イエローゴールド ・ピンクゴールド |
デザイン | ストレート型のみ | 自由 |
指輪幅 | 1.5mm、2.0mm、2.5mm | 自由 |
ダイヤ埋込み | 可能*1 | 可能 |
内側彫刻 | 可能*2 | 可能 |
製作時間 | 3時間~4時間 | 2時間~3時間 |
納期 | 最短当日 | 約1か月半 |
ペア予算 | 90,000円~ | 90,000円~ |
*1 彫金製法でダイヤなど天然石を埋め込む場合は納期が約2週間ほどかかります。
*2 コンピュータ彫刻は納期が約2週間必要です。手動彫刻は当日持ち帰り可能です。
彫金とワックスでは予算や貴金属素材は同じです。
大きく違うのは作れるデザインの違いと納期です。
彫金の場合は作れるデザインが限定されますが完成までの納期が早く、ワックスの場合は自由に指輪デザインが作れますが納期までの時間がかかります。
このため、自分たちの好みや納期を考えてどちらの製法で手作りするかを検討しましょう!
結婚指輪のデザインを決めるときにお互いの好みが違うためなかなか決まらないということはないでしょうか?男性と女性とで性別が違うと体の作りや性格や気質、本能的なものにより好みは違うのは当然です。その好みの違いをどのように埋めて結婚指輪のデザインを決定すればよいのか解説します。
さらに詳しく解説をご覧になりたい方は以下のページをご覧ください。
結婚指輪の女性の好みと男性が好むデザインの違い
一般的には女性は可愛いデザインを好み、男性は力強いデザインを好みます。結婚指輪のデザインにも可愛いデザインや力強いデザインがあり、ともに自分の好みを主張する場合にはなかなか決まらなかったりします。どのようなデザインがあるか写真の製作例をご覧ください。
可愛いデザインは細くて形がキュートな物です。女性に良く好まれます。
男性が好むのはストレートな分部が多い直線的なデザインで、幅も少し広めが好まれます。
このように結婚指輪のデザインでも男女で好みは分かれます。ただし、結婚指輪はジュエリーという位置づけから男性はあまり興味の無い方が多く、往々にして女性の好みに合わせて結婚指輪のデザインを決定することが多いです。
ですが、男性も自分の好みを主張する権利もあり、こだわりを持って結婚指輪のデザインを好みの物にしたいと思う方もいらっしゃいます。そのような場合はどのように男女の好みのデザインをすり合わせて決定すればよいのでしょうか?
その方法はいくつかあり以下のページで詳しく解説しています。興味のある方はぜひ覗いてみてください😃
さらに詳しく解説をご覧になりたい方は以下のページをご覧ください。
結婚指輪は長年身に着けるものですし、けっして安い買い物とは言えません。一生大切にするために後悔するようことのないよう結婚指輪を購入するにあたり注意しなければいけないところや選び方の注意をご紹介します。
ここでは簡単に注意点を紹介していますがもっと詳しく知りたい方は以下のページをご覧になり参考にしてください。
まず、金属アレルギーなどがないか?プラチナやゴールドは大丈夫と思いますが、最近はK10などの素材などいろいろな金属の結婚指輪が増えています。
また金属によって取り扱いに注意しなければいけません。
結婚指輪にはダイヤモンドを入れることがありますが、このダイヤの留め方には注意しなければいけないところがあります。
誕生石を入れることもありますが、石によっては柔らかい石や熱に弱いものがあるので注意しましょう!
結婚生活にはさまざまな出費が伴います。家賃や光熱費、お子さんが出来たら養育などの費用が必要です。無理して高い結婚指輪を購入してしまうと後で後悔するかもしれません。
結婚指輪のデザインは沢山ありますが、洋服に引っかかるようなデザインや年齢に沿わないようになってくるデザインは避けたほうが良いでしょう。
またサイズは年齢によって変わってくるかもしれません。特に女性の場合は妊娠するとサイズが大きくなってしまうことがあるのであまりぴったり過ぎるサイズよりは少し余裕があったほうが良いです。指輪が入らなくなってしまうよりは入ったほうが良いのでサイズの選択は慎重に!
ファッションと同じでジュエリーにも流行があります。一昨年ごろからシンプルなデザインの手作りが多くなり、単純に光沢に磨いただけの結婚指輪が増えてきていました。
昨年ごろからは手作りの特徴を活かしたデザインの結婚指輪が更に増えてきているようです。手作りの特性を活かした指輪とは、手作りするときにワックスを削ったヤスリ跡等をそのまま磨かずに表面のデザインとした結婚指輪です。
具体的にどのようなデザインかというとこの写真のようなデザインです!
表面が岩肌のような凸凹しているのが特徴で古美術品のようなアンティーク調の仕上がりになります。手作りした自然な風合いを活かしているのでナチュラル仕上げとも呼ばれています。
またプラチナではなくゴールド系を選ぶ人も増えています。ゴールドだとよりヨーロッパのアンティーク品のように見えてなんとなくおしゃれですよね😊
他にもいろいろな仕上げをした結婚指輪があります。ヤスリ跡そのままとか、ブラストつや消し仕上げにしたものやワザと表面に傷を入れたデザインなどです。ワックスは柔らかいので簡単に表面に模様を入れることが出来るので初心者の方でも簡単に手作り出来るので人気になっている理由でもあると思います。
こちらのデザインは半周を光沢仕上げにして、半周は細かい傷を入れてつや消し仕上げにしています。指輪を回してひっくり返すことによって見える部分が違うので気分によって指輪の風合いを楽しむことが出来ます。
こちらは指輪の表面を金づちで叩いて槌目模様を入れた結婚指輪です。金属になってから仕上げの段階で金づち加工をするので当店のオプションになりますが、ミラーボールのようにキラキラと輝き、こちらも人気です。
こちらは指輪原形を作る際にヤスリで削った削り跡をそのまま残して磨かずに仕上がりとしたデザインです。ヤスリでこすった細かいすじのような模様がそのまま残っており、あえてバフ仕上げもせずマット仕上げもせず自然な表面の仕上げです。内側には誕生石を埋め込んでいます。
こちらは槌目加工を施してピンクゴールドの女性物にはミル打ちをさらに加えてクラシカルな雰囲気に仕上げています。
こちらもヤスリ目を活かしたデザインですが、表面と側面や内側もすべてブラストによるつや消し加工を施した結婚指輪です。このヤスリ跡を残したデザインは作り手の癖や特徴が良く出るデザインで、この写真でもレディスとメンズの削ったヤスリ跡が違うのがわかると思います。適当に削ったようにも見えますが、意外といびつに削るのは難しくその人の特徴も出るので世界に二つとない表面の模様になります。しかもおしゃれに見えるので現在のトレンドになっているのでしょう!
とても人気の出てきたナチュラル仕上げですが、その人気の理由をまとめると
このように様々な良いところが今の時代にぴったりとはまっているのではないでしょうか。デザインの好みもあると思いますので、よろしければ参考にしてください😃
結婚指輪のデザインのトレンドも洋服と同じように年々変わってきます。
昨今の結婚指輪は幅が細目デザインの人気が出ており、あまり幅の広いデザインを手作りする人が減ってきました。
当店で手作りしていただくデザインの平均幅も女性物は2mm程度、男性物は2.5mm程度の幅の結婚指輪が多いです。
なぜ細身の幅が人気になってきたのかその理由を考えてみました。
上記以外も考えられると思いますが、主にこの4つが考えられる理由だと思います。
それぞれの理由を詳しく解説します。
5~6年前までは結婚指輪の幅は3mmくらいが平均の太さでした。
それ以前は幅の広いデザインが人気になっており、表面に様々な模様を施せるスペースがあるためそのスペースを活かして個性的なデザインが多く存在しました。
シンプルよりもより個性的なデザインが人気になっていましたが、流行にはサイクルがあり、幅広デザインに目新しさを感じなくなり細目が目新しくなって来たと考えられます。
景気が上向きになってきたとわ言え、一般にはまだ景気上昇が感じられず、物にあまりお金をかけない風潮になってきています。
その為、細い結婚指輪のほうが安価になるためお客様の予算ニーズにあっていると考えられます。
景気も上がった実感の無いなかで、貴金属地金はゴールド、プラチナ、それに割り金として混入するパラジウムが揃って高騰してきました。
地金高騰前の販売価格と同じにするためには結婚指輪の幅を細くして使用する地金を少なくして製品を作ることを余儀なくされ、幅の細いデザインが増えていった事も理由の1つになっていると思います。また顧客の購入予算の低下も拍車をかけて細くて安価なデザインが増えてきました。
日本人の体型も欧米諸国と同じように身長が伸び、手足も長くなってきているようです。
その半面、骨格その物は細くなってきており、指輪サイズもそれに伴って小さくなっているようです。
結婚指輪は薬指に着けますが、10年ほど前までは9号~10号くらいが平均の指輪サイズでした。
男性の場合は15号くらいが平均でした。
ところが昨今店頭に来客されるお客様のサイズを測ってみると女性で8号、男性で13号程度と少し小さくなってきており、以前ではほとんど居なかった女性5~6号と言うお客様もざらにいらっしゃいます。男性の場合も9号という方もいらっしゃいました。
骨格が細くなってきた要因としてインターネット、SNSなどの普及により外出する機会が減り、運動不足のため。また職業的にも肉体労働をする仕事が敬遠され、デスクワーク中心の職場が増えてきたことも考えられます。
手が小さく指が細くなると幅の広い指輪が全く似合わない物になります。その為、ビジュアル的にも細い指輪のほうが似合う人が増えて結婚指輪の細身デザインが増えていったとも考えられます。
実際にお客様が店頭で指輪幅の選考している所を見ると細い指輪のほうが似合うお客様が増えてきているように思います。
価格等の事もありますが、身につけて自分に似合う指輪が細身になってきているというのが一番の理由では無いでしょうか。
細身の結婚指輪が人気になってきた中でそのメリット・デメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
自分に似合う結婚指輪のデザインを選ぶ上でどのような事に注意しなければいけないかを説明します。
指が長く見える
指輪幅が細いと言うことは指先から指輪までの距離が長くなります。その為指が長く細く見えるという効果があります。
値段が安い
やはり使用する貴金属地金が少ないので価格も安くなります。
大きな手の人は似合わない
手が大きくて男っぽい人は女性物を着けたようになってしまう。
よく似たデザインになる
幅が細いのでデザインに限りがある。
このようにデメリットの部分もありますが、それほどデザインに拘らなければ価格も安くなるので細い結婚指輪のほうがメリットは大きいと言えます。
デザインに限りがあるとはいえ色々なデザインの結婚指輪を手作りすることが出来ます。
細身の結婚指輪の中でどのようなデザインが人気があり、手作りしていただくことが多いのかをランキング形式でご紹介します。
削った跡はお客様によって全て違うため完全に自分たちのオリジナル模様になります。
いつまでも飽きの来ない丸みのある甲丸型はTPOに左右されることなく永遠に身につけていられます。
ストレート型よりも柔らかな印象を与えるのでオシャレ感が増します。
小さな丸い粒々が並んだ模様はより可愛らしく繊細なイメージで女性に特に人気があります。
単色のデザインと違って2つの色合いのコントラストが美しく、アーティスティックなイメージになります。
コンビは加工料金が必要なので少し高価になります。
ここでご紹介した結婚指輪の写真は実際にお客様に手作りしていただいた指輪です。
このように細身の結婚指輪は幅広デザインに比べてメリットも多く、2020年現在のニーズに合ったデザインといえます。
お客様の手作りであれば削る範囲も少ないので短時間に簡単に作ることが出来ます。
また価格が安くなると言うのが大きなメリットになっています。
指輪を作る方法は幾つかあります。
「金属を曲げて作る鍛造」
「ロストワックスによる鋳造」
その他、機械でプレスによる製作方法などがありますが、お客様自身が手作りで製作する方法は主に上記の2つの方法があります。
それぞれにメリット、デメリットがありますのでまとめてみます。
このようにある程度の決まった形でシンプルなデザインを作る場合には鍛造でも作れます。
それほどデザインに拘らない人には適した方法だと思います。ただし、私どもでは金属を丸めてつなぎ目を溶接するのでどうしてもつなぎ目が出来るのが余り良くないと考えています。
金属のつなぎ目を溶接するには母体の金属の品位を落とした低い温度で溶ける金属ロー材と言われる物を使ってつなぎ目に溶かし込んでくっつけます。このつなぎ目があることによって指輪が歪んだ場合につなぎ目が折れてしまうことがあります。また、母体とは少し色の違う金属なのでよく見るとロー目と呼ばれる黒い筋が見えてしまいます。ホーニングつや消しにした場合はハッキリと黒い筋が見えてしまうので要注意です!
また、縁起物である結婚指輪なので丸い形は円ですが、これを「縁」とたとえて縁起を担ぐ意味もありますが、繋ぐ前の金属は円が切れている状態で「縁を切る」ともとらえられ、縁起が良くないとも取れるので当店では験担ぎの意味でも鍛造での結婚指輪の製作は行っておりません。
金属を溶接する鍛造法は昔ながらの方法で今でもプロの職人であれば鍛造で作る場合もありますが、レーザー溶接により母体と同じ金属の共付けによってつなぎ目も無く仕上げます。
初心者の人が作るの出あれば結婚指輪ではなくペアリングとして作るのであればよいかもしれません。
このようにワックスを使った方法だとデメリットよりもメリットのほうが多くなっています。ロウソクのロウのような素材を削って形を作るので力も必要なく簡単に削れてゆがんでいる形でも自分で削り出せる形であればどのような形でも金属に仕上げることが出来ます
現在はジュエリー製品の製造方法はこのワックスを使ったロストワックス製法が主流になっており、様々な形を簡単に作ることが出来るのでほとんど鍛造での製造は行っておりません。
制作中に折れたり削りすぎたりしても熱で溶かしてくっつけたり、盛り上げたりも出来るので修復も自由に出来るので失敗がありません。
鍛造では出来ない複雑な形でもワックスを使えば自分の好みの形が出来ます。
また縁起を担ぐ意味でも縁を切らないワックスでの製作方法が縁起が良い!
と言えます。
このような事から、簡単なペアリングなどのデザインを早く作りたい場合は鍛造。
歪んだ形や複雑なデザインで、縁起も考慮した一生物の結婚指輪を手にしたい場合は鋳造での製作が適しています。
当店でのお客様による手作り結婚指輪の製作はロストワックスでの原型製作のみ行っております
貴金属になった指輪の表面を仕上げる彫金工具と言えばヤスリなどを思い浮かべると思いますが、それ以外にも沢山の工具や治具があります。
どのような工具などがあるのか少しご紹介したいと思います。
キサゲとは先に鈍角に近い刃が付いた工具で、ヤスリで削ったヤスリ目をそぎ落としてヤスリ目を無くす為に使用します。
昨今ではこのキサゲを使わずにヤスリ目にいきなりハンドモーターのシリコンポイントなどで研磨してしまうことが多くなっており、余り使わなくなっているかもしれませんが私の場合は20年以上使っています。
長さの違うキサゲが並んでいますが、手前の短い物は20年以上使っていた物です。
キサゲの刃がだれてくると切れ味が悪くなるので砥石で研いで使います。その為どんどん短くなって使いにくくなったので新しいキサゲを新調した物が上の長いキサゲです。研ぎながら長年使うと短くなるので短くなったキサゲを比べて我ながら年期が入ってるなと感じます(^^;)
ハンドモーターの先につける研磨の為の治具です。
色々な形や素材、光沢を出すためのバフ状のものなど沢山の種類があり研磨する箇所に応じて使い分けます。
主にシリコンポイントを良く使用します。シリコンポイントとはゴム状の素材に研磨するための粒子が練り固められた様な物で形状は本当に沢山の種類があります。
自分で先を細くして細かい部分の研磨に使用したりも出来ます。
紙ヤスリで言うと400番ぐらいの荒目から初めて800番、1200番とだんだんきめの細かいポイントを使用していき光沢を出していきます。
ハンドモーターのポイントでダイヤポイントという物があります。
こちらは人工ダイヤの粒子を先に付けた物でヤスリの入らない細かい部分を削ったり、形を整えるのに使用したりします。
シリコンポイントと違ってダイヤなのでほとんどすり減ることが無く半永久的に使えます。
ハンドモーターの回転数を落として貴金属の表面に少しキラキラしたようなテクスチャーを入れる場合にも使用したりします。
プラチナやゴールドの製品にはその品位を表す刻印を入れますが、この刻印も形が色々あります。
平面のプレートのような物に刻印を打つ場合はストレートの形の刻印を使いますが、この写真の刻印は指輪の内側に打つための弓形に歪んだ形の刻印です。
弓形の刻印があればプレート平面にも刻印は打てますので私の場合はストレート型の刻印は持っていません。
先の刻印部分も指輪形状にカーブしているため平面に打つには少しコツが入りますが、慣れれば大丈夫です♪
指輪の内側にどのように打つのかというと、ヤニ台と呼ばれる物に指輪を固定して打つのが一般的な方法です。
普通の人には全く縁のない物なので知らない人がほとんどだと思います。
ヤニ台とは松ヤニを台(木、金属)に付けて松ヤニ自体を固定して使いやすくした物です。
松ヤニは暖めると柔らかくなりドロッとしたドロのようになり、冷めるとカチカチに固まります。また溶けた状態のときはベタベタとくっつくので指輪などの固定に使用します。
指輪を固定するには火で表面を炙ってドロ状に溶かしていき、指輪をぐっと押し当てて固定します。どのような形でもドロのように柔らかいのでその形に添って固定できます。
固まるとカチカチなので刻印や彫刻を施すのに使用でき大変便利な物です。
ざっくりと彫金工具についてご紹介しました。
色々な彫金工具について日を改めてご紹介していきたいと思います!
手作り結婚指輪ドットコムはお客様に指輪の原型を作っていただいて、その原型を元に鋳造によって結婚指輪を完成させますが、
初心者のお客様には作れない難しいデザインはフルオーダーによって製作も承っております。
フルオーダーのご注文は基本的に徳島店にご来店いただき、対面によって相談の上でご注文を承ります。
今回ご紹介の結婚指輪は徳島店にてご注文いただきましたネコの模様が入った結婚指輪のご紹介です。
ネコが座って尻尾がクリンと延びた様はとても愛らしく可愛らしいです。
レディスには毛糸玉に見立てたピンクダイヤを留めてネコが遊んでいるようにも見える萌系の結婚指輪です。
幅は4mmなのでこの浮き出たネコの模様をワックスで作るのはとても難しく、細かい部分はマイクロスコープを覗きながら製作いたします。
フルオーダーでは様々な模様をモチーフに結婚指輪の表面に入れるご依頼が多いですが、圧倒的にネコが多いです。
日本ではペットとして犬を飼ってらっしゃる方も対等にいると思いますが、なぜかご注文はネコが多いですね。
調べてみると犬と猫の飼育者数は若干ネコのほうが多いようです。
5年ほど前は双方の飼育数にあまり変わりは無かったようですが、犬の飼育数は年々減ってきているようです。
犬の場合は大型犬などだとそれなりに費用がかかり飼育環境も配慮しなければ飼うことが出来ない為でしょうか?
ペットショップに行ってみると圧倒的に犬のほうが個体数が多く販売されているのにはちょっと矛盾しているように見えますが、犬の場合はお金で買わないとなかなか手に入らないといった事からかもしれません。
今回ご注文頂いたネコの結婚指輪はただ座っただけのネコではなく、レディスとメンズを左右対称に作っているので並べると向かい合った夫婦のネコのように見えるのが特徴です。
単一方向に向いているよりも可愛らしさが倍増します。
また2つの指輪を合わせると尻尾がハートになる模様も隠されたデザインになっています。
このような細かい模様を作るためにはある程度の指輪幅が必要になり、値段も高価になってきますが、ネコ好きのお客様にとってはとても大事に出来る逸品になることは間違いないでしょう!
この度はご注文ありがとうございました(^^)
当店では手作りの結婚指輪以外にフルオーダーメイドでの結婚指輪の製作も承っております。
お店は元々フルオーダーメイド専門で結婚指輪の製作をしておりましたのでオーダーも得意分野です。
いつもは手作り結婚指輪のお客様のご紹介を中心にご紹介しておりますが、今回は先日ご注文承った、
フルオーダーでは初心者のお客様が手作りで作るのは難しいデザインのご注文を承っており様々なご注文を受けます。
そんな中で指輪表面にモチーフを取り入れたデザインが人気なのですが、モチーフの中でもネコのモチーフを承ることが多々あります。
今回もネコ好きのお客様からネコのモチーフを入れた結婚指輪のご注文を承りました。
指輪はまだ製作段階でワックス原型が完成しましたので原型の写真をご覧頂きたいと思います。
表面に細かい模様を入れる場合はプロでも手作業で細かいモチーフを作るのは難しく、CADを使ってコンピューターでモデリングをします。
写真では大きく写っていますが、指輪幅は3.5mmです。
実際に定規をご覧頂くとわかりますが、3.5mmの幅の中に細かいネコの模様を描くのも難しく、まして立体的なネコの形を作り上げるのは至難の業になります。手作業で原型を作れる場合は作りますが、フルオーダーメイドの場合は細かい模様を入れる結婚指輪の製作が多く、ほとんどの場合はCADを使って3Dのモデリングをコンピューターで制作し、CAMを使ってワックスを出力します。
指輪の注文時にはデザイン画を目の前で描きながらデザインを決定していくのですが、お客様との打ち合わせは実物に近い見本が在れば一番良いのですが、近い物が無い場合は平面に描いたデザイン画だけで完成を想像できるようにしなければいけません。結婚指輪の場合は指輪表面にシルエットのような形でモチーフを入れるので平面のデザイン画だけでも大丈夫なのですが、デザイン画は大きく描けるので実際の指輪幅のモチーフを作る場合は以下の点を注意して作る必要があります。
このようにデザイン画を立体モデリングする上での注意点が幾つかあり、その理由を説明します。この注意点はお客様自身がデザインを考えたりする場合の参考にもなると思います。
1.ネコのモチーフを作る場合は、最低限ネコだとわかる形を作り、余分な細かい部分は省く。というもので、例えば上のネコの原型の写真で言えば、ネコの毛並み、爪、ヒゲ、目など無くてもネコだとわかる形になっています。もしヒゲや爪などを作ってもごちゃごちゃしてわかりにくい物になり、肉眼では認識できず、逆にシンプルな方がネコだとわかる形になると思います。指輪をわざわざルーペで見ることは無いと思うので肉眼で認識できる形にするのが基本です。
2.上のネコの場合で言うと、尻尾の太さにあたります。実際に描いたデザイン画の比率だと尻尾はもう少し細いのですが、指輪幅にモチーフを置いた場合、そのままでは尻尾が細すぎて人間の髪の毛のような太さになり可愛らしいネコの尻尾になりません。これはコンピューターでモデリングしている段階でも画面を通して見ると大きく拡大出来てしまうのでわかりにくく、実際にワックスに出力してみてわかる事です。今回も1度原型に出力してみて尻尾が胴体に比べて細すぎたのでモデリングを修正して、再度原型を作り直しました。いくつかモデリングをこなしていると事前にわかるようになりますが、今回出来るだけ指輪幅を細くと言うことでモチーフのはいるギリギリの3.5mmの幅に細くしたのでわかりにくかったのが原因です。
3.モチーフがいくつか指輪表面に配置する場合、指輪は丸い円の形で指輪の回りに配置するようになるので、モチーフの間隔が5mmだったとして1つがトップにあり、次のモチーフが斜め45度に見えるようにするつもりでもサイズが小さければ外周も短いので真横に行き過ぎて指の間に隠れてしまうことがあります。指輪のサイズ(外周)に応じてモチーフの配置に気を付けなければ行けません。
4.指輪のサイズ、幅によってもモチーフの印象がもの凄く変わってきます。サイズが小さいと指輪幅も太く感じ、サイズが大きいと同じ指輪幅でも細く見えます。このため、レディスではちょうど良いモチーフの大きさ、配置になったとしてもメンズでは間の抜けたようなデザインになったり、モチーフが小さすぎたりします。お客様によってサイズの組み合わせは違うので、最初に双方のサイズからデザインの配置などを検討した上でモチーフの大きさなどを決定する必要があります。
5.こちらも4.の項目によく似ておりますが、今回のネコの指輪原型で言いますと、お客様のご希望でネコ、足跡、宝石の配置を出来るだけ上部に寄せて指輪を着けたときにトップ部分に全ての要素を見えるようにしたいとのご希望でしたので、余り中央部分に寄りすぎないようにある程度、間隔を空けてバランス良く全てのモチーフを上部に固めました。メンズのほうはサイズが大きいのでサイズに合わせてモチーフの間隔を広げるか、レディスと同じモチーフの間隔でサイズだけ大きくするかで印象が変わってきます。今回はモチーフの間隔はレディスと同じとし、指輪サイズだけ大きくするように作っています。
このように平面の紙の上にデザイン画を描くだけでその通りに作れば良いという訳ではなく、色々なバランスを考えながらフルオーダーの結婚指輪を作っていきます。
上記の注意箇所をふまえてCAMを使って出力した結婚指輪の原型は少しいびつな表面になっていますので原型の最終仕上げはやはり人間の手に寄って行います。3.5mmの幅だと肉眼での作業は困難でマイクロスコープという顕微鏡のようなものをのぞきながら原型の仕上げは手作業で行います。
上記のような注意点が良くわかるように過去に製作した結婚指輪の原型をご紹介します。
こちらは過去にご注文を承った結婚指輪のワックス原型ですが、手と手を握手したモチーフの指輪です。
写真はかなり拡大して撮っていますので大きさはわかりにくいですが、この写真を見ていただければその大きさが良くわかると思います。
このように指輪なので指の先っちょにちょこんと乗ったぐらいの大きさなので握手部分はかなり細かい細工です。
注文品なので完成品はお渡ししてしまって実物が在りませんが、握手している指1本の太さは0.5mmも無かったように思います。
当初、爪を入れることが出来るか?という質問も承ったように思いますが、写真を見ておわかりのように爪を作るのは至難の業で、もし仮に爪を作ったとしても肉眼で認識するのは困難ですし、見ても爪があるのか無いのかわからない大きさです。また、プラチナ等の貴金属に鋳造してからの仕上げの段階では研磨するのですり減って爪は無くなると思います(汗)
爪は無くても充分握手してる「手」だとわかるので充分なデザインだと思います。このように結婚指輪に入れるためのモチーフは大きさ、バランスなどを考えながらデザイン画の段階で仕上がりをイメージしてご注文を承るようになります。
今回ご紹介したネコの結婚指輪の完成は少し先になりますが、完成した折には改めてご紹介したいと思います。
最後に、過去にご注文を承ったネコのデザインの結婚指輪の完成品をご紹介いたします
こちらは2種類のネコのモチーフが入っています。レディスは伸びをするネコ、メンズは仰向けにゴロンとくつろいでいるネコです(^^)
ネコ以外の部分は全周に彫刻が入りキラキラした結婚指輪に仕上げています。
当店では手作りの結婚指輪の他にフルオーダーメイドでの結婚指輪のご注文も承っております。
オーダーの結婚指輪のなかで表面に手彫りで彫刻をする結婚指輪がありますが、人気なのはハワイアン彫刻です。
ハワイアン彫刻は表面全面に彫刻を埋め尽くす洋彫りですが、今回は最近では珍しい龍の彫刻を入れた和彫りの結婚指輪をフルオーダーを承りました。
手作りで結婚指輪を作る場合、原型をお客様に製作していただきますのであまり複雑なデザインの制作は難しく、フルオーダーの場合はかなり細かいデザインの結婚指輪も製作が可能になります。
龍の彫刻の場合ベースになる指輪はシンプルな甲丸リングなのでお客様に製作していただくことも出来たのですが、お客様は最初からフルオーダーがご希望でご来店くださいました。
そのため、店頭でオリジナルの結婚指輪や、フルオーダー見本などをご覧になり、珍しい龍の結婚指輪のご注文に決まりました。
まずベースになる平打ちリングをプラチナで製作します。表面が平らな平打ち側の表面を磨く場合、ヘラを使って表面を押さえて表面に光沢を出します。
プラチナの場合ヘラ掛けをするのとしないのとでは光沢の仕上がりが全然違います。当店でご注文いただく結婚指輪は手作り、オーダー問わずヘラ掛けをして表面を光沢仕上げにしていきます。金属ではおかしい表現ですが、プラチナは表面に粘りがあり単純にバフ研磨だけではピカッとした光沢にはなりにくいからです。
ご注文いただいた結婚指輪は女性物が4mm幅、男性物が5mm幅と幅広タイプなので余計に凸凹があると目立つので念入りにヘラ掛けして仕上げました。
ヘラ掛けによってキレイに光沢を出した結婚指輪は彫刻を施すためにツヤ消し作業をして表面をマット仕上げにします。
全面を彫刻で埋め尽くす洋彫りのハワイアンに比べて和彫りの場合はキャンバスに筆で絵を描くように彫刻を施すので、彫り跡をキラキラと目立たすためにツヤ消しにする事が多いです。
このつや消しの方法も幾つかありますが、和彫りの場合は一番きめの細かいサンドブラストによるつや消しが良く似合います。
サンドブラストとは、細かい砂の粒子を高速で吹き付けるもので、ピカピカの光沢面に砂によって微小の凸凹を付けると曇ったようなツヤ消しになります。ツヤ消しの中では一番人気のあるツヤ消し処理でもあります。
ツヤ消しにした結婚指輪を彫刻を施すための彫刻台にセットして手彫りで彫刻していきます。
写真を見ていただくと彫り跡の細い部分と太い部分があるのがわかります。
単純な模様だと機械で彫ることも出来ると思いますが、このような抑揚のある彫刻は手彫りではないと表現できない物になります。
また、レーザー彫刻はかなり細かい彫刻をする事が出来ますが、彫り跡はレーザーで焦がした跡なので表面に印刷したような仕上がりになりデジタルなイメージになります。
ダイヤの石留めなどが出来るジュエリー職人は沢山いらっしゃると思いますが、和彫りや洋彫りが出来、龍の彫刻が彫れる職人は日本には数人しかいないのではないでしょうか?!
彫刻を施すタガネも線の太さや彫り跡の形によって沢山の種類があり、その都度タガネをチョイスして彫っていきます。
ある程度の幅の広い指輪ではないと彫刻が出来ないため指輪自体も幅広で高価な結婚指輪になるので、最近では彫刻をする機会も少ないため職人も減っているのだと思います。
日本の建築でも木造の神社などの欄干の木造彫刻などを行う宮大工さんが少ないのと同じようなことだと思います。
当店では熟練した職人が彫刻作業を行っておりますのでこのような難しい彫刻もリーズナブルな価格で彫刻を承ることが出来、と同時に他ではなかなか見ない龍の彫刻のような温もりがあって味のある手彫り彫刻をご提供する事が出来ます。
写真は龍のお腹のあたりの彫刻面です。
龍の体のうねり具合、ウロコの感じとか手彫りならではの味のある彫刻です。
一度つや消しにしてから表面にピカピカ刃先の超硬のタガネを使って彫るので龍の彫り跡もピカピカしてとてもキレイです。
写真ではピカピカ感を表現できないのが残念です。
こちらが完成した手彫り龍の結婚指輪です!
龍の顔の表現も職人のセンスが無いと格好いい龍の顔にならないし、本当に熟練の技が栄える結婚指輪です。
内側にはコンピューター彫刻ですが、日本語で彫刻をいれて、表面と内側も和のテイストの結婚指輪になりました。
フルオーダーメイドの場合は、手作りよりも少しお時間をお待たせするようになりますがご注文ありがとうございました!
お渡し時には大変喜んでいただきました。この度は本当にありがとうございました!
末永くお幸せに(^^)
当店ではお客様に手作りしていただいた指輪の原型の製作作業は全行程を徳島店工房内で行っております。
指輪の鋳造、石留め、彫刻、仕上げなど全ての行程を当社で行うことによって中間マージンなど発生せず工房直販のリーズナブルな価格で販売が可能になっています。
お客様に作っていただいた指輪の原型は、まず埋没材という石膏のような液体の中に埋没するのですが
その際に真空脱泡機によって埋没材中の気泡を抜かないとキレイに鋳造が出来ません。
先日その真空脱泡機の真空ポンプが壊れてしまいました(×o×)
そのため新しい真空脱泡機を買ったわけですが、壊れたのは真空ポンプ部分だけなので
新しく購入した真空ポンプを機械から取り外す作業をしました。
そのままでも使えますが、真空ポンプは鋳造機と併用しているため単品で使える方が都合が良いからです。
中を空けてみると意外と簡単でした。沢山のホースが機械に繋がっていてホースを外し
電源ケーブルなどを外枠から外すと真空ポンプだけ機械の中から取り出すことができました
真空ポンプはオイル交換などが必要なのでこの方が使いやすいです(^^)
写真は指輪の原型を埋没しているところですが、
これで無事にお客様の指輪の鋳造が出来るようになりました。
お待たせしているお客様には急いで作業をしてまいりますのでよろしくお願いいたします!
今日は少し暖かい日になりました。
当店では結婚指輪の内側に入れる記念日やメッセージなどの彫刻は無料で行っております。
彫刻と言ってもコンピューターで彫刻を入れるので昔に比べて様々な彫刻が可能です。
こちらの彫刻は手描きでメッセージを書いていただいた物を
スキャン取り込みし彫刻した物です。
コンピューターのフォントと違って味のある文字になっています。
こちらはお客様オリジナルのキャラクターを手描きで描いていただき彫刻した物です。
可愛らしい顔文字のようなデザインと、ペンギンとおにぎりが合体したデザインです。
愛嬌もあるし、他には無いデザインなのでとても価値がある彫刻となりました。
更に英数字だけでなく日本語での彫刻も可能です。
こちらはおふたりの似顔絵をお持ちいただき、似顔絵を取り込んで彫刻デザインに直しました。
かなり細かいデザインでしたのである程度の幅が無いと線が潰れてしまって
わかりにくい物になってしまいますが、なんとか彫刻出来ました!
おふたりの似顔絵が笑顔になっていてとてもほのぼのとした印象を与えます。
このような彫刻は全て無料で行っておりますのでご希望があれば何なりとお申し付けくださいませ(^^)
今日から11月になりかなり寒くなってまいりました。
当店では熟練の職人が指輪の表面に1本、1本丁寧に手彫りで彫刻を入れることができます。
中でもハワイアンの彫刻は人気があり、熟練した職人しかなかなか出来ないこともありご依頼いただくことが多いです。
写真で拡大すると模様も大きく見えますが、幅3mmと細い指輪です。
肉眼では細かい部分が見えないので拡大顕微鏡を覗いての作業です。
ハワイアンの彫刻はモチーフとしてハイビスカス、波、マイレの葉、亀など縁起物のモチーフが組み合わさっています。
縁起の良いモチーフをふんだんに取り入れたデザインは結婚指輪に最適ではないでしょうか?
実物は彫刻面がキラキラ輝き、とても美しいのでご来店の際はぜひ、一度ご覧ください!(^^)
こんばんは!手作り結婚指輪ドットコム、大阪工房の槙です。
今回ご紹介する結婚指輪はピンクのカラーコーティングを施した珍しい結婚指輪です。
チタンでよく見かける表面に皮膜を付けた物とは違って金属を選ばず、プラチナでもゴールドでも電気メッキによって表面をコートします。
表面にメッキする場合、外側だとキズや擦れなどによって剥がれてきてしまいますのでキズの付きにくい内側や凹んだ部分に施すと長持ちします。
完成した手作り結婚指輪がこちらです。
素材はプラチナ製です。
内側と合わせるとハートになりますが、ハートの部分は凹んでいるのでハートの部分にもメッキをかけました。
レディスのピンクは派手目の色なので内側に施したデザインなら身につけていると見えないので派手さは感じません。
表面に見えるハートの部分だけなのでアクセントになってキレイです。
ダイヤモンドも埋め込んでいますので豪華にも見えます!
メンズは薄目のピンクなのでピンクゴールドとのコンビネーションの様に見えます。
こちらは派手すぎない大人のデザインになりました♪
ハートの部分がピンクカラーで統一されていて合わせたときに浮き上がるのでとてもメルヘンチックな気がします。
カラーコーティングは全部で5色、パープルピンク、ピンク、グリーン、ブルー、バイオレットがございます。
ゴールド系の指輪にはブルーやグリーンも色映えして珍しい指輪になります。
プラチナは白系なのでどの色を使っても発色よくコーティングが引き立ちます。
この度は本当にありがとうございました!
末永くお幸せに♥
手作り結婚指輪ドットコム大阪工房の槙です。
本日ご紹介するおふたりが手作りして頂いた指輪はS字型の柔らかなフォルムの指輪です。
手作りで指輪を作る作業はどなたも初めての試みのため
最初は少し緊張気味ですが、ワックスは柔らかく削るのは用意です!
真剣に作業が始まりました。
デザインはシンプルでよいということで作るのはそれほど難しくはありません。
お互いの指輪を作りあっていただいたので
彼は彼女の指輪を作り、彼女が彼の指輪のサイズに合わせます。
お互いのサイズにぴったり合わせていただきました。
S字型に削る場合、ストレート型に比べて少し削る部分が多いですが、
削る部分の指定は丁寧に教えながら削っていただきますのでご安心ください。
手作り結婚指輪のワックス原型が出来上がりました。
当店でワックスをお預かりしてプラチナで鋳造、仕上げをいたします。
完成した指輪がこちらです♪
レディスはホワイトダイヤを、メンズはブルーダイヤを埋め込んでいます。
昨今ではオシャレな男性が増えてきたようでメンズにもダイヤモンドを入れる方も増えてきたように思います
この度は本当にありがとうございました!
末永くお幸せに♥
年末はかなりご予約など沢山入り、加工も忙しくしておりました。
年明けで少し落ち着いたかなと思います。
ただし、また春先にご予約が多数はいると予想して結婚指輪の製作は急ピッチで進めております。
写真はプラチナでの鋳造を終え、バレル研磨まで仕上げた結婚指輪です。
この後サイズをキチンと合わせて表面を仕上げ、ダイヤなどを留めていきます。
左上の指輪はかなり大きいサイズで27号です!
先日30号という方もいらっしゃいましたが、25号以上のサイズとなると見た目にも凄く大きいですね。
話は変わりますが、貴金属地金相場がだんだん下がってきました。毎年年末は相場が急騰するのですが、クリスマスプレゼントなどの需要もあり貴金属相場が上がるのだと思います。
ですが、年が明けてしばらくするとそれも落ち着いて相場が安定してきます。地金相場が上がると指輪の価格にも反映してきますのでお客様にとっても購入しにくい物になってきてしまいます。ですので相場が下がるのは大歓迎です(^^)
気になるのはプラチナなどに割がねとして使用しているパラジウムの相場が下がらない事です。
プラチナの価格は下がってもパラジウムは高値を維持しているのでパラジウムとの合金であるプラチナ900の場合は余り価格は下がりません。
パラジウムも下がるのを期待しております(^o^)
手作り結婚指輪はワックスというロウソクのロウのような素材を削って指輪の形を作ります。
そのロウの原型を元に鋳造作業により結婚指輪が作られるのですが、ワックスの状態で作られる形にも限りがあります。
その部分をオプションによって貴金属指輪に仕上げてからダイヤを埋め込んだり、カラーコーティングを施したり出来ます。
こちらは、カラーコーティングを施すオプション加工です。メッキなので表面に付けた場合は擦れなどによって剥げてきますが、上の写真のように凹んだ部分、指輪の内側にカラーを施した場合は、擦れることが少ないので剥げにくくカラーが残るようになります。
表面に手彫りの彫刻を入れることも出来ますが、細身の指輪に文字やマークなどを入れる場合はレーザー彫刻で入れるとかなり細かく綺麗に仕上がります。
書体も色々ありますのでオススメの加工です。
このほかに、ダイヤの埋め込み、手彫り彫刻、ミル打ち加工などありますが、ワックスでは出来ないことがオプションで追加加工する事によってプロ並みの仕上げにする事が出来ます!