結婚指輪のデザインを決めるときにお互いの好みが違うためなかなか決まらないということはないでしょうか?男性と女性とで性別が違うと体の作りや性格や気質、本能的なものにより好みは違うのは当然です。その好みの違いをどのように埋めて結婚指輪のデザインを決定すればよいのか解説します。
さらに詳しく解説をご覧になりたい方は以下のページをご覧ください。
結婚指輪の女性の好みと男性が好むデザインの違い
一般的には女性は可愛いデザインを好み、男性は力強いデザインを好みます。結婚指輪のデザインにも可愛いデザインや力強いデザインがあり、ともに自分の好みを主張する場合にはなかなか決まらなかったりします。どのようなデザインがあるか写真の製作例をご覧ください。
可愛いデザインは細くて形がキュートな物です。女性に良く好まれます。
男性が好むのはストレートな分部が多い直線的なデザインで、幅も少し広めが好まれます。
このように結婚指輪のデザインでも男女で好みは分かれます。ただし、結婚指輪はジュエリーという位置づけから男性はあまり興味の無い方が多く、往々にして女性の好みに合わせて結婚指輪のデザインを決定することが多いです。
ですが、男性も自分の好みを主張する権利もあり、こだわりを持って結婚指輪のデザインを好みの物にしたいと思う方もいらっしゃいます。そのような場合はどのように男女の好みのデザインをすり合わせて決定すればよいのでしょうか?
その方法はいくつかあり以下のページで詳しく解説しています。興味のある方はぜひ覗いてみてください😃
さらに詳しく解説をご覧になりたい方は以下のページをご覧ください。
結婚指輪は長年身に着けるものですし、けっして安い買い物とは言えません。一生大切にするために後悔するようことのないよう結婚指輪を購入するにあたり注意しなければいけないところや選び方の注意をご紹介します。
ここでは簡単に注意点を紹介していますがもっと詳しく知りたい方は以下のページをご覧になり参考にしてください。
まず、金属アレルギーなどがないか?プラチナやゴールドは大丈夫と思いますが、最近はK10などの素材などいろいろな金属の結婚指輪が増えています。
また金属によって取り扱いに注意しなければいけません。
結婚指輪にはダイヤモンドを入れることがありますが、このダイヤの留め方には注意しなければいけないところがあります。
誕生石を入れることもありますが、石によっては柔らかい石や熱に弱いものがあるので注意しましょう!
結婚生活にはさまざまな出費が伴います。家賃や光熱費、お子さんが出来たら養育などの費用が必要です。無理して高い結婚指輪を購入してしまうと後で後悔するかもしれません。
結婚指輪のデザインは沢山ありますが、洋服に引っかかるようなデザインや年齢に沿わないようになってくるデザインは避けたほうが良いでしょう。
またサイズは年齢によって変わってくるかもしれません。特に女性の場合は妊娠するとサイズが大きくなってしまうことがあるのであまりぴったり過ぎるサイズよりは少し余裕があったほうが良いです。指輪が入らなくなってしまうよりは入ったほうが良いのでサイズの選択は慎重に!
ファッションと同じでジュエリーにも流行があります。一昨年ごろからシンプルなデザインの手作りが多くなり、単純に光沢に磨いただけの結婚指輪が増えてきていました。
昨年ごろからは手作りの特徴を活かしたデザインの結婚指輪が更に増えてきているようです。手作りの特性を活かした指輪とは、手作りするときにワックスを削ったヤスリ跡等をそのまま磨かずに表面のデザインとした結婚指輪です。
具体的にどのようなデザインかというとこの写真のようなデザインです!
表面が岩肌のような凸凹しているのが特徴で古美術品のようなアンティーク調の仕上がりになります。手作りした自然な風合いを活かしているのでナチュラル仕上げとも呼ばれています。
またプラチナではなくゴールド系を選ぶ人も増えています。ゴールドだとよりヨーロッパのアンティーク品のように見えてなんとなくおしゃれですよね😊
他にもいろいろな仕上げをした結婚指輪があります。ヤスリ跡そのままとか、ブラストつや消し仕上げにしたものやワザと表面に傷を入れたデザインなどです。ワックスは柔らかいので簡単に表面に模様を入れることが出来るので初心者の方でも簡単に手作り出来るので人気になっている理由でもあると思います。
こちらのデザインは半周を光沢仕上げにして、半周は細かい傷を入れてつや消し仕上げにしています。指輪を回してひっくり返すことによって見える部分が違うので気分によって指輪の風合いを楽しむことが出来ます。
こちらは指輪の表面を金づちで叩いて槌目模様を入れた結婚指輪です。金属になってから仕上げの段階で金づち加工をするので当店のオプションになりますが、ミラーボールのようにキラキラと輝き、こちらも人気です。
こちらは指輪原形を作る際にヤスリで削った削り跡をそのまま残して磨かずに仕上がりとしたデザインです。ヤスリでこすった細かいすじのような模様がそのまま残っており、あえてバフ仕上げもせずマット仕上げもせず自然な表面の仕上げです。内側には誕生石を埋め込んでいます。
こちらは槌目加工を施してピンクゴールドの女性物にはミル打ちをさらに加えてクラシカルな雰囲気に仕上げています。
こちらもヤスリ目を活かしたデザインですが、表面と側面や内側もすべてブラストによるつや消し加工を施した結婚指輪です。このヤスリ跡を残したデザインは作り手の癖や特徴が良く出るデザインで、この写真でもレディスとメンズの削ったヤスリ跡が違うのがわかると思います。適当に削ったようにも見えますが、意外といびつに削るのは難しくその人の特徴も出るので世界に二つとない表面の模様になります。しかもおしゃれに見えるので現在のトレンドになっているのでしょう!
とても人気の出てきたナチュラル仕上げですが、その人気の理由をまとめると
このように様々な良いところが今の時代にぴったりとはまっているのではないでしょうか。デザインの好みもあると思いますので、よろしければ参考にしてください😃
結婚指輪のデザインのトレンドも洋服と同じように年々変わってきます。
昨今の結婚指輪は幅が細目デザインの人気が出ており、あまり幅の広いデザインを手作りする人が減ってきました。
当店で手作りしていただくデザインの平均幅も女性物は2mm程度、男性物は2.5mm程度の幅の結婚指輪が多いです。
なぜ細身の幅が人気になってきたのかその理由を考えてみました。
上記以外も考えられると思いますが、主にこの4つが考えられる理由だと思います。
それぞれの理由を詳しく解説します。
5~6年前までは結婚指輪の幅は3mmくらいが平均の太さでした。
それ以前は幅の広いデザインが人気になっており、表面に様々な模様を施せるスペースがあるためそのスペースを活かして個性的なデザインが多く存在しました。
シンプルよりもより個性的なデザインが人気になっていましたが、流行にはサイクルがあり、幅広デザインに目新しさを感じなくなり細目が目新しくなって来たと考えられます。
景気が上向きになってきたとわ言え、一般にはまだ景気上昇が感じられず、物にあまりお金をかけない風潮になってきています。
その為、細い結婚指輪のほうが安価になるためお客様の予算ニーズにあっていると考えられます。
景気も上がった実感の無いなかで、貴金属地金はゴールド、プラチナ、それに割り金として混入するパラジウムが揃って高騰してきました。
地金高騰前の販売価格と同じにするためには結婚指輪の幅を細くして使用する地金を少なくして製品を作ることを余儀なくされ、幅の細いデザインが増えていった事も理由の1つになっていると思います。また顧客の購入予算の低下も拍車をかけて細くて安価なデザインが増えてきました。
日本人の体型も欧米諸国と同じように身長が伸び、手足も長くなってきているようです。
その半面、骨格その物は細くなってきており、指輪サイズもそれに伴って小さくなっているようです。
結婚指輪は薬指に着けますが、10年ほど前までは9号~10号くらいが平均の指輪サイズでした。
男性の場合は15号くらいが平均でした。
ところが昨今店頭に来客されるお客様のサイズを測ってみると女性で8号、男性で13号程度と少し小さくなってきており、以前ではほとんど居なかった女性5~6号と言うお客様もざらにいらっしゃいます。男性の場合も9号という方もいらっしゃいました。
骨格が細くなってきた要因としてインターネット、SNSなどの普及により外出する機会が減り、運動不足のため。また職業的にも肉体労働をする仕事が敬遠され、デスクワーク中心の職場が増えてきたことも考えられます。
手が小さく指が細くなると幅の広い指輪が全く似合わない物になります。その為、ビジュアル的にも細い指輪のほうが似合う人が増えて結婚指輪の細身デザインが増えていったとも考えられます。
実際にお客様が店頭で指輪幅の選考している所を見ると細い指輪のほうが似合うお客様が増えてきているように思います。
価格等の事もありますが、身につけて自分に似合う指輪が細身になってきているというのが一番の理由では無いでしょうか。
細身の結婚指輪が人気になってきた中でそのメリット・デメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
自分に似合う結婚指輪のデザインを選ぶ上でどのような事に注意しなければいけないかを説明します。
指が長く見える
指輪幅が細いと言うことは指先から指輪までの距離が長くなります。その為指が長く細く見えるという効果があります。
値段が安い
やはり使用する貴金属地金が少ないので価格も安くなります。
大きな手の人は似合わない
手が大きくて男っぽい人は女性物を着けたようになってしまう。
よく似たデザインになる
幅が細いのでデザインに限りがある。
このようにデメリットの部分もありますが、それほどデザインに拘らなければ価格も安くなるので細い結婚指輪のほうがメリットは大きいと言えます。
デザインに限りがあるとはいえ色々なデザインの結婚指輪を手作りすることが出来ます。
細身の結婚指輪の中でどのようなデザインが人気があり、手作りしていただくことが多いのかをランキング形式でご紹介します。
削った跡はお客様によって全て違うため完全に自分たちのオリジナル模様になります。
いつまでも飽きの来ない丸みのある甲丸型はTPOに左右されることなく永遠に身につけていられます。
ストレート型よりも柔らかな印象を与えるのでオシャレ感が増します。
小さな丸い粒々が並んだ模様はより可愛らしく繊細なイメージで女性に特に人気があります。
単色のデザインと違って2つの色合いのコントラストが美しく、アーティスティックなイメージになります。
コンビは加工料金が必要なので少し高価になります。
ここでご紹介した結婚指輪の写真は実際にお客様に手作りしていただいた指輪です。
このように細身の結婚指輪は幅広デザインに比べてメリットも多く、2020年現在のニーズに合ったデザインといえます。
お客様の手作りであれば削る範囲も少ないので短時間に簡単に作ることが出来ます。
また価格が安くなると言うのが大きなメリットになっています。
指輪を作る方法は幾つかあります。
「金属を曲げて作る鍛造」
「ロストワックスによる鋳造」
その他、機械でプレスによる製作方法などがありますが、お客様自身が手作りで製作する方法は主に上記の2つの方法があります。
それぞれにメリット、デメリットがありますのでまとめてみます。
このようにある程度の決まった形でシンプルなデザインを作る場合には鍛造でも作れます。
それほどデザインに拘らない人には適した方法だと思います。ただし、私どもでは金属を丸めてつなぎ目を溶接するのでどうしてもつなぎ目が出来るのが余り良くないと考えています。
金属のつなぎ目を溶接するには母体の金属の品位を落とした低い温度で溶ける金属ロー材と言われる物を使ってつなぎ目に溶かし込んでくっつけます。このつなぎ目があることによって指輪が歪んだ場合につなぎ目が折れてしまうことがあります。また、母体とは少し色の違う金属なのでよく見るとロー目と呼ばれる黒い筋が見えてしまいます。ホーニングつや消しにした場合はハッキリと黒い筋が見えてしまうので要注意です!
また、縁起物である結婚指輪なので丸い形は円ですが、これを「縁」とたとえて縁起を担ぐ意味もありますが、繋ぐ前の金属は円が切れている状態で「縁を切る」ともとらえられ、縁起が良くないとも取れるので当店では験担ぎの意味でも鍛造での結婚指輪の製作は行っておりません。
金属を溶接する鍛造法は昔ながらの方法で今でもプロの職人であれば鍛造で作る場合もありますが、レーザー溶接により母体と同じ金属の共付けによってつなぎ目も無く仕上げます。
初心者の人が作るの出あれば結婚指輪ではなくペアリングとして作るのであればよいかもしれません。
このようにワックスを使った方法だとデメリットよりもメリットのほうが多くなっています。ロウソクのロウのような素材を削って形を作るので力も必要なく簡単に削れてゆがんでいる形でも自分で削り出せる形であればどのような形でも金属に仕上げることが出来ます
現在はジュエリー製品の製造方法はこのワックスを使ったロストワックス製法が主流になっており、様々な形を簡単に作ることが出来るのでほとんど鍛造での製造は行っておりません。
制作中に折れたり削りすぎたりしても熱で溶かしてくっつけたり、盛り上げたりも出来るので修復も自由に出来るので失敗がありません。
鍛造では出来ない複雑な形でもワックスを使えば自分の好みの形が出来ます。
また縁起を担ぐ意味でも縁を切らないワックスでの製作方法が縁起が良い!
と言えます。
このような事から、簡単なペアリングなどのデザインを早く作りたい場合は鍛造。
歪んだ形や複雑なデザインで、縁起も考慮した一生物の結婚指輪を手にしたい場合は鋳造での製作が適しています。
当店でのお客様による手作り結婚指輪の製作はロストワックスでの原型製作のみ行っております
貴金属になった指輪の表面を仕上げる彫金工具と言えばヤスリなどを思い浮かべると思いますが、それ以外にも沢山の工具や治具があります。
どのような工具などがあるのか少しご紹介したいと思います。
キサゲとは先に鈍角に近い刃が付いた工具で、ヤスリで削ったヤスリ目をそぎ落としてヤスリ目を無くす為に使用します。
昨今ではこのキサゲを使わずにヤスリ目にいきなりハンドモーターのシリコンポイントなどで研磨してしまうことが多くなっており、余り使わなくなっているかもしれませんが私の場合は20年以上使っています。
長さの違うキサゲが並んでいますが、手前の短い物は20年以上使っていた物です。
キサゲの刃がだれてくると切れ味が悪くなるので砥石で研いで使います。その為どんどん短くなって使いにくくなったので新しいキサゲを新調した物が上の長いキサゲです。研ぎながら長年使うと短くなるので短くなったキサゲを比べて我ながら年期が入ってるなと感じます(^^;)
ハンドモーターの先につける研磨の為の治具です。
色々な形や素材、光沢を出すためのバフ状のものなど沢山の種類があり研磨する箇所に応じて使い分けます。
主にシリコンポイントを良く使用します。シリコンポイントとはゴム状の素材に研磨するための粒子が練り固められた様な物で形状は本当に沢山の種類があります。
自分で先を細くして細かい部分の研磨に使用したりも出来ます。
紙ヤスリで言うと400番ぐらいの荒目から初めて800番、1200番とだんだんきめの細かいポイントを使用していき光沢を出していきます。
ハンドモーターのポイントでダイヤポイントという物があります。
こちらは人工ダイヤの粒子を先に付けた物でヤスリの入らない細かい部分を削ったり、形を整えるのに使用したりします。
シリコンポイントと違ってダイヤなのでほとんどすり減ることが無く半永久的に使えます。
ハンドモーターの回転数を落として貴金属の表面に少しキラキラしたようなテクスチャーを入れる場合にも使用したりします。
プラチナやゴールドの製品にはその品位を表す刻印を入れますが、この刻印も形が色々あります。
平面のプレートのような物に刻印を打つ場合はストレートの形の刻印を使いますが、この写真の刻印は指輪の内側に打つための弓形に歪んだ形の刻印です。
弓形の刻印があればプレート平面にも刻印は打てますので私の場合はストレート型の刻印は持っていません。
先の刻印部分も指輪形状にカーブしているため平面に打つには少しコツが入りますが、慣れれば大丈夫です♪
指輪の内側にどのように打つのかというと、ヤニ台と呼ばれる物に指輪を固定して打つのが一般的な方法です。
普通の人には全く縁のない物なので知らない人がほとんどだと思います。
ヤニ台とは松ヤニを台(木、金属)に付けて松ヤニ自体を固定して使いやすくした物です。
松ヤニは暖めると柔らかくなりドロッとしたドロのようになり、冷めるとカチカチに固まります。また溶けた状態のときはベタベタとくっつくので指輪などの固定に使用します。
指輪を固定するには火で表面を炙ってドロ状に溶かしていき、指輪をぐっと押し当てて固定します。どのような形でもドロのように柔らかいのでその形に添って固定できます。
固まるとカチカチなので刻印や彫刻を施すのに使用でき大変便利な物です。
ざっくりと彫金工具についてご紹介しました。
色々な彫金工具について日を改めてご紹介していきたいと思います!
手作り結婚指輪ドットコムはお客様に指輪の原型を作っていただいて、その原型を元に鋳造によって結婚指輪を完成させますが、
初心者のお客様には作れない難しいデザインはフルオーダーによって製作も承っております。
フルオーダーのご注文は基本的に徳島店にご来店いただき、対面によって相談の上でご注文を承ります。
今回ご紹介の結婚指輪は徳島店にてご注文いただきましたネコの模様が入った結婚指輪のご紹介です。
ネコが座って尻尾がクリンと延びた様はとても愛らしく可愛らしいです。
レディスには毛糸玉に見立てたピンクダイヤを留めてネコが遊んでいるようにも見える萌系の結婚指輪です。
幅は4mmなのでこの浮き出たネコの模様をワックスで作るのはとても難しく、細かい部分はマイクロスコープを覗きながら製作いたします。
フルオーダーでは様々な模様をモチーフに結婚指輪の表面に入れるご依頼が多いですが、圧倒的にネコが多いです。
日本ではペットとして犬を飼ってらっしゃる方も対等にいると思いますが、なぜかご注文はネコが多いですね。
調べてみると犬と猫の飼育者数は若干ネコのほうが多いようです。
5年ほど前は双方の飼育数にあまり変わりは無かったようですが、犬の飼育数は年々減ってきているようです。
犬の場合は大型犬などだとそれなりに費用がかかり飼育環境も配慮しなければ飼うことが出来ない為でしょうか?
ペットショップに行ってみると圧倒的に犬のほうが個体数が多く販売されているのにはちょっと矛盾しているように見えますが、犬の場合はお金で買わないとなかなか手に入らないといった事からかもしれません。
今回ご注文頂いたネコの結婚指輪はただ座っただけのネコではなく、レディスとメンズを左右対称に作っているので並べると向かい合った夫婦のネコのように見えるのが特徴です。
単一方向に向いているよりも可愛らしさが倍増します。
また2つの指輪を合わせると尻尾がハートになる模様も隠されたデザインになっています。
このような細かい模様を作るためにはある程度の指輪幅が必要になり、値段も高価になってきますが、ネコ好きのお客様にとってはとても大事に出来る逸品になることは間違いないでしょう!
この度はご注文ありがとうございました(^^)
当店では手作りの結婚指輪以外にフルオーダーメイドでの結婚指輪の製作も承っております。
お店は元々フルオーダーメイド専門で結婚指輪の製作をしておりましたのでオーダーも得意分野です。
いつもは手作り結婚指輪のお客様のご紹介を中心にご紹介しておりますが、今回は先日ご注文承った、
フルオーダーでは初心者のお客様が手作りで作るのは難しいデザインのご注文を承っており様々なご注文を受けます。
そんな中で指輪表面にモチーフを取り入れたデザインが人気なのですが、モチーフの中でもネコのモチーフを承ることが多々あります。
今回もネコ好きのお客様からネコのモチーフを入れた結婚指輪のご注文を承りました。
指輪はまだ製作段階でワックス原型が完成しましたので原型の写真をご覧頂きたいと思います。
表面に細かい模様を入れる場合はプロでも手作業で細かいモチーフを作るのは難しく、CADを使ってコンピューターでモデリングをします。
写真では大きく写っていますが、指輪幅は3.5mmです。
実際に定規をご覧頂くとわかりますが、3.5mmの幅の中に細かいネコの模様を描くのも難しく、まして立体的なネコの形を作り上げるのは至難の業になります。手作業で原型を作れる場合は作りますが、フルオーダーメイドの場合は細かい模様を入れる結婚指輪の製作が多く、ほとんどの場合はCADを使って3Dのモデリングをコンピューターで制作し、CAMを使ってワックスを出力します。
指輪の注文時にはデザイン画を目の前で描きながらデザインを決定していくのですが、お客様との打ち合わせは実物に近い見本が在れば一番良いのですが、近い物が無い場合は平面に描いたデザイン画だけで完成を想像できるようにしなければいけません。結婚指輪の場合は指輪表面にシルエットのような形でモチーフを入れるので平面のデザイン画だけでも大丈夫なのですが、デザイン画は大きく描けるので実際の指輪幅のモチーフを作る場合は以下の点を注意して作る必要があります。
このようにデザイン画を立体モデリングする上での注意点が幾つかあり、その理由を説明します。この注意点はお客様自身がデザインを考えたりする場合の参考にもなると思います。
1.ネコのモチーフを作る場合は、最低限ネコだとわかる形を作り、余分な細かい部分は省く。というもので、例えば上のネコの原型の写真で言えば、ネコの毛並み、爪、ヒゲ、目など無くてもネコだとわかる形になっています。もしヒゲや爪などを作ってもごちゃごちゃしてわかりにくい物になり、肉眼では認識できず、逆にシンプルな方がネコだとわかる形になると思います。指輪をわざわざルーペで見ることは無いと思うので肉眼で認識できる形にするのが基本です。
2.上のネコの場合で言うと、尻尾の太さにあたります。実際に描いたデザイン画の比率だと尻尾はもう少し細いのですが、指輪幅にモチーフを置いた場合、そのままでは尻尾が細すぎて人間の髪の毛のような太さになり可愛らしいネコの尻尾になりません。これはコンピューターでモデリングしている段階でも画面を通して見ると大きく拡大出来てしまうのでわかりにくく、実際にワックスに出力してみてわかる事です。今回も1度原型に出力してみて尻尾が胴体に比べて細すぎたのでモデリングを修正して、再度原型を作り直しました。いくつかモデリングをこなしていると事前にわかるようになりますが、今回出来るだけ指輪幅を細くと言うことでモチーフのはいるギリギリの3.5mmの幅に細くしたのでわかりにくかったのが原因です。
3.モチーフがいくつか指輪表面に配置する場合、指輪は丸い円の形で指輪の回りに配置するようになるので、モチーフの間隔が5mmだったとして1つがトップにあり、次のモチーフが斜め45度に見えるようにするつもりでもサイズが小さければ外周も短いので真横に行き過ぎて指の間に隠れてしまうことがあります。指輪のサイズ(外周)に応じてモチーフの配置に気を付けなければ行けません。
4.指輪のサイズ、幅によってもモチーフの印象がもの凄く変わってきます。サイズが小さいと指輪幅も太く感じ、サイズが大きいと同じ指輪幅でも細く見えます。このため、レディスではちょうど良いモチーフの大きさ、配置になったとしてもメンズでは間の抜けたようなデザインになったり、モチーフが小さすぎたりします。お客様によってサイズの組み合わせは違うので、最初に双方のサイズからデザインの配置などを検討した上でモチーフの大きさなどを決定する必要があります。
5.こちらも4.の項目によく似ておりますが、今回のネコの指輪原型で言いますと、お客様のご希望でネコ、足跡、宝石の配置を出来るだけ上部に寄せて指輪を着けたときにトップ部分に全ての要素を見えるようにしたいとのご希望でしたので、余り中央部分に寄りすぎないようにある程度、間隔を空けてバランス良く全てのモチーフを上部に固めました。メンズのほうはサイズが大きいのでサイズに合わせてモチーフの間隔を広げるか、レディスと同じモチーフの間隔でサイズだけ大きくするかで印象が変わってきます。今回はモチーフの間隔はレディスと同じとし、指輪サイズだけ大きくするように作っています。
このように平面の紙の上にデザイン画を描くだけでその通りに作れば良いという訳ではなく、色々なバランスを考えながらフルオーダーの結婚指輪を作っていきます。
上記の注意箇所をふまえてCAMを使って出力した結婚指輪の原型は少しいびつな表面になっていますので原型の最終仕上げはやはり人間の手に寄って行います。3.5mmの幅だと肉眼での作業は困難でマイクロスコープという顕微鏡のようなものをのぞきながら原型の仕上げは手作業で行います。
上記のような注意点が良くわかるように過去に製作した結婚指輪の原型をご紹介します。
こちらは過去にご注文を承った結婚指輪のワックス原型ですが、手と手を握手したモチーフの指輪です。
写真はかなり拡大して撮っていますので大きさはわかりにくいですが、この写真を見ていただければその大きさが良くわかると思います。
このように指輪なので指の先っちょにちょこんと乗ったぐらいの大きさなので握手部分はかなり細かい細工です。
注文品なので完成品はお渡ししてしまって実物が在りませんが、握手している指1本の太さは0.5mmも無かったように思います。
当初、爪を入れることが出来るか?という質問も承ったように思いますが、写真を見ておわかりのように爪を作るのは至難の業で、もし仮に爪を作ったとしても肉眼で認識するのは困難ですし、見ても爪があるのか無いのかわからない大きさです。また、プラチナ等の貴金属に鋳造してからの仕上げの段階では研磨するのですり減って爪は無くなると思います(汗)
爪は無くても充分握手してる「手」だとわかるので充分なデザインだと思います。このように結婚指輪に入れるためのモチーフは大きさ、バランスなどを考えながらデザイン画の段階で仕上がりをイメージしてご注文を承るようになります。
今回ご紹介したネコの結婚指輪の完成は少し先になりますが、完成した折には改めてご紹介したいと思います。
最後に、過去にご注文を承ったネコのデザインの結婚指輪の完成品をご紹介いたします
こちらは2種類のネコのモチーフが入っています。レディスは伸びをするネコ、メンズは仰向けにゴロンとくつろいでいるネコです(^^)
ネコ以外の部分は全周に彫刻が入りキラキラした結婚指輪に仕上げています。
当店では手作りの結婚指輪の他にフルオーダーメイドでの結婚指輪のご注文も承っております。
オーダーの結婚指輪のなかで表面に手彫りで彫刻をする結婚指輪がありますが、人気なのはハワイアン彫刻です。
ハワイアン彫刻は表面全面に彫刻を埋め尽くす洋彫りですが、今回は最近では珍しい龍の彫刻を入れた和彫りの結婚指輪をフルオーダーを承りました。
手作りで結婚指輪を作る場合、原型をお客様に製作していただきますのであまり複雑なデザインの制作は難しく、フルオーダーの場合はかなり細かいデザインの結婚指輪も製作が可能になります。
龍の彫刻の場合ベースになる指輪はシンプルな甲丸リングなのでお客様に製作していただくことも出来たのですが、お客様は最初からフルオーダーがご希望でご来店くださいました。
そのため、店頭でオリジナルの結婚指輪や、フルオーダー見本などをご覧になり、珍しい龍の結婚指輪のご注文に決まりました。
まずベースになる平打ちリングをプラチナで製作します。表面が平らな平打ち側の表面を磨く場合、ヘラを使って表面を押さえて表面に光沢を出します。
プラチナの場合ヘラ掛けをするのとしないのとでは光沢の仕上がりが全然違います。当店でご注文いただく結婚指輪は手作り、オーダー問わずヘラ掛けをして表面を光沢仕上げにしていきます。金属ではおかしい表現ですが、プラチナは表面に粘りがあり単純にバフ研磨だけではピカッとした光沢にはなりにくいからです。
ご注文いただいた結婚指輪は女性物が4mm幅、男性物が5mm幅と幅広タイプなので余計に凸凹があると目立つので念入りにヘラ掛けして仕上げました。
ヘラ掛けによってキレイに光沢を出した結婚指輪は彫刻を施すためにツヤ消し作業をして表面をマット仕上げにします。
全面を彫刻で埋め尽くす洋彫りのハワイアンに比べて和彫りの場合はキャンバスに筆で絵を描くように彫刻を施すので、彫り跡をキラキラと目立たすためにツヤ消しにする事が多いです。
このつや消しの方法も幾つかありますが、和彫りの場合は一番きめの細かいサンドブラストによるつや消しが良く似合います。
サンドブラストとは、細かい砂の粒子を高速で吹き付けるもので、ピカピカの光沢面に砂によって微小の凸凹を付けると曇ったようなツヤ消しになります。ツヤ消しの中では一番人気のあるツヤ消し処理でもあります。
ツヤ消しにした結婚指輪を彫刻を施すための彫刻台にセットして手彫りで彫刻していきます。
写真を見ていただくと彫り跡の細い部分と太い部分があるのがわかります。
単純な模様だと機械で彫ることも出来ると思いますが、このような抑揚のある彫刻は手彫りではないと表現できない物になります。
また、レーザー彫刻はかなり細かい彫刻をする事が出来ますが、彫り跡はレーザーで焦がした跡なので表面に印刷したような仕上がりになりデジタルなイメージになります。
ダイヤの石留めなどが出来るジュエリー職人は沢山いらっしゃると思いますが、和彫りや洋彫りが出来、龍の彫刻が彫れる職人は日本には数人しかいないのではないでしょうか?!
彫刻を施すタガネも線の太さや彫り跡の形によって沢山の種類があり、その都度タガネをチョイスして彫っていきます。
ある程度の幅の広い指輪ではないと彫刻が出来ないため指輪自体も幅広で高価な結婚指輪になるので、最近では彫刻をする機会も少ないため職人も減っているのだと思います。
日本の建築でも木造の神社などの欄干の木造彫刻などを行う宮大工さんが少ないのと同じようなことだと思います。
当店では熟練した職人が彫刻作業を行っておりますのでこのような難しい彫刻もリーズナブルな価格で彫刻を承ることが出来、と同時に他ではなかなか見ない龍の彫刻のような温もりがあって味のある手彫り彫刻をご提供する事が出来ます。
写真は龍のお腹のあたりの彫刻面です。
龍の体のうねり具合、ウロコの感じとか手彫りならではの味のある彫刻です。
一度つや消しにしてから表面にピカピカ刃先の超硬のタガネを使って彫るので龍の彫り跡もピカピカしてとてもキレイです。
写真ではピカピカ感を表現できないのが残念です。
こちらが完成した手彫り龍の結婚指輪です!
龍の顔の表現も職人のセンスが無いと格好いい龍の顔にならないし、本当に熟練の技が栄える結婚指輪です。
内側にはコンピューター彫刻ですが、日本語で彫刻をいれて、表面と内側も和のテイストの結婚指輪になりました。
フルオーダーメイドの場合は、手作りよりも少しお時間をお待たせするようになりますがご注文ありがとうございました!
お渡し時には大変喜んでいただきました。この度は本当にありがとうございました!
末永くお幸せに(^^)
当店ではお客様に手作りしていただいた指輪の原型の製作作業は全行程を徳島店工房内で行っております。
指輪の鋳造、石留め、彫刻、仕上げなど全ての行程を当社で行うことによって中間マージンなど発生せず工房直販のリーズナブルな価格で販売が可能になっています。
お客様に作っていただいた指輪の原型は、まず埋没材という石膏のような液体の中に埋没するのですが
その際に真空脱泡機によって埋没材中の気泡を抜かないとキレイに鋳造が出来ません。
先日その真空脱泡機の真空ポンプが壊れてしまいました(×o×)
そのため新しい真空脱泡機を買ったわけですが、壊れたのは真空ポンプ部分だけなので
新しく購入した真空ポンプを機械から取り外す作業をしました。
そのままでも使えますが、真空ポンプは鋳造機と併用しているため単品で使える方が都合が良いからです。
中を空けてみると意外と簡単でした。沢山のホースが機械に繋がっていてホースを外し
電源ケーブルなどを外枠から外すと真空ポンプだけ機械の中から取り出すことができました
真空ポンプはオイル交換などが必要なのでこの方が使いやすいです(^^)
写真は指輪の原型を埋没しているところですが、
これで無事にお客様の指輪の鋳造が出来るようになりました。
お待たせしているお客様には急いで作業をしてまいりますのでよろしくお願いいたします!
今日は少し暖かい日になりました。
当店では結婚指輪の内側に入れる記念日やメッセージなどの彫刻は無料で行っております。
彫刻と言ってもコンピューターで彫刻を入れるので昔に比べて様々な彫刻が可能です。
こちらの彫刻は手描きでメッセージを書いていただいた物を
スキャン取り込みし彫刻した物です。
コンピューターのフォントと違って味のある文字になっています。
こちらはお客様オリジナルのキャラクターを手描きで描いていただき彫刻した物です。
可愛らしい顔文字のようなデザインと、ペンギンとおにぎりが合体したデザインです。
愛嬌もあるし、他には無いデザインなのでとても価値がある彫刻となりました。
更に英数字だけでなく日本語での彫刻も可能です。
こちらはおふたりの似顔絵をお持ちいただき、似顔絵を取り込んで彫刻デザインに直しました。
かなり細かいデザインでしたのである程度の幅が無いと線が潰れてしまって
わかりにくい物になってしまいますが、なんとか彫刻出来ました!
おふたりの似顔絵が笑顔になっていてとてもほのぼのとした印象を与えます。
このような彫刻は全て無料で行っておりますのでご希望があれば何なりとお申し付けくださいませ(^^)
今日から11月になりかなり寒くなってまいりました。
当店では熟練の職人が指輪の表面に1本、1本丁寧に手彫りで彫刻を入れることができます。
中でもハワイアンの彫刻は人気があり、熟練した職人しかなかなか出来ないこともありご依頼いただくことが多いです。
写真で拡大すると模様も大きく見えますが、幅3mmと細い指輪です。
肉眼では細かい部分が見えないので拡大顕微鏡を覗いての作業です。
ハワイアンの彫刻はモチーフとしてハイビスカス、波、マイレの葉、亀など縁起物のモチーフが組み合わさっています。
縁起の良いモチーフをふんだんに取り入れたデザインは結婚指輪に最適ではないでしょうか?
実物は彫刻面がキラキラ輝き、とても美しいのでご来店の際はぜひ、一度ご覧ください!(^^)
こんばんは!手作り結婚指輪ドットコム、大阪工房の槙です。
今回ご紹介する結婚指輪はピンクのカラーコーティングを施した珍しい結婚指輪です。
チタンでよく見かける表面に皮膜を付けた物とは違って金属を選ばず、プラチナでもゴールドでも電気メッキによって表面をコートします。
表面にメッキする場合、外側だとキズや擦れなどによって剥がれてきてしまいますのでキズの付きにくい内側や凹んだ部分に施すと長持ちします。
完成した手作り結婚指輪がこちらです。
素材はプラチナ製です。
内側と合わせるとハートになりますが、ハートの部分は凹んでいるのでハートの部分にもメッキをかけました。
レディスのピンクは派手目の色なので内側に施したデザインなら身につけていると見えないので派手さは感じません。
表面に見えるハートの部分だけなのでアクセントになってキレイです。
ダイヤモンドも埋め込んでいますので豪華にも見えます!
メンズは薄目のピンクなのでピンクゴールドとのコンビネーションの様に見えます。
こちらは派手すぎない大人のデザインになりました♪
ハートの部分がピンクカラーで統一されていて合わせたときに浮き上がるのでとてもメルヘンチックな気がします。
カラーコーティングは全部で5色、パープルピンク、ピンク、グリーン、ブルー、バイオレットがございます。
ゴールド系の指輪にはブルーやグリーンも色映えして珍しい指輪になります。
プラチナは白系なのでどの色を使っても発色よくコーティングが引き立ちます。
この度は本当にありがとうございました!
末永くお幸せに♥
手作り結婚指輪ドットコム大阪工房の槙です。
本日ご紹介するおふたりが手作りして頂いた指輪はS字型の柔らかなフォルムの指輪です。
手作りで指輪を作る作業はどなたも初めての試みのため
最初は少し緊張気味ですが、ワックスは柔らかく削るのは用意です!
真剣に作業が始まりました。
デザインはシンプルでよいということで作るのはそれほど難しくはありません。
お互いの指輪を作りあっていただいたので
彼は彼女の指輪を作り、彼女が彼の指輪のサイズに合わせます。
お互いのサイズにぴったり合わせていただきました。
S字型に削る場合、ストレート型に比べて少し削る部分が多いですが、
削る部分の指定は丁寧に教えながら削っていただきますのでご安心ください。
手作り結婚指輪のワックス原型が出来上がりました。
当店でワックスをお預かりしてプラチナで鋳造、仕上げをいたします。
完成した指輪がこちらです♪
レディスはホワイトダイヤを、メンズはブルーダイヤを埋め込んでいます。
昨今ではオシャレな男性が増えてきたようでメンズにもダイヤモンドを入れる方も増えてきたように思います
この度は本当にありがとうございました!
末永くお幸せに♥
年末はかなりご予約など沢山入り、加工も忙しくしておりました。
年明けで少し落ち着いたかなと思います。
ただし、また春先にご予約が多数はいると予想して結婚指輪の製作は急ピッチで進めております。
写真はプラチナでの鋳造を終え、バレル研磨まで仕上げた結婚指輪です。
この後サイズをキチンと合わせて表面を仕上げ、ダイヤなどを留めていきます。
左上の指輪はかなり大きいサイズで27号です!
先日30号という方もいらっしゃいましたが、25号以上のサイズとなると見た目にも凄く大きいですね。
話は変わりますが、貴金属地金相場がだんだん下がってきました。毎年年末は相場が急騰するのですが、クリスマスプレゼントなどの需要もあり貴金属相場が上がるのだと思います。
ですが、年が明けてしばらくするとそれも落ち着いて相場が安定してきます。地金相場が上がると指輪の価格にも反映してきますのでお客様にとっても購入しにくい物になってきてしまいます。ですので相場が下がるのは大歓迎です(^^)
気になるのはプラチナなどに割がねとして使用しているパラジウムの相場が下がらない事です。
プラチナの価格は下がってもパラジウムは高値を維持しているのでパラジウムとの合金であるプラチナ900の場合は余り価格は下がりません。
パラジウムも下がるのを期待しております(^o^)
手作り結婚指輪はワックスというロウソクのロウのような素材を削って指輪の形を作ります。
そのロウの原型を元に鋳造作業により結婚指輪が作られるのですが、ワックスの状態で作られる形にも限りがあります。
その部分をオプションによって貴金属指輪に仕上げてからダイヤを埋め込んだり、カラーコーティングを施したり出来ます。
こちらは、カラーコーティングを施すオプション加工です。メッキなので表面に付けた場合は擦れなどによって剥げてきますが、上の写真のように凹んだ部分、指輪の内側にカラーを施した場合は、擦れることが少ないので剥げにくくカラーが残るようになります。
表面に手彫りの彫刻を入れることも出来ますが、細身の指輪に文字やマークなどを入れる場合はレーザー彫刻で入れるとかなり細かく綺麗に仕上がります。
書体も色々ありますのでオススメの加工です。
このほかに、ダイヤの埋め込み、手彫り彫刻、ミル打ち加工などありますが、ワックスでは出来ないことがオプションで追加加工する事によってプロ並みの仕上げにする事が出来ます!