年末はかなりご予約など沢山入り、加工も忙しくしておりました。
年明けで少し落ち着いたかなと思います。
ただし、また春先にご予約が多数はいると予想して結婚指輪の製作は急ピッチで進めております。
写真はプラチナでの鋳造を終え、バレル研磨まで仕上げた結婚指輪です。
この後サイズをキチンと合わせて表面を仕上げ、ダイヤなどを留めていきます。
左上の指輪はかなり大きいサイズで27号です!
先日30号という方もいらっしゃいましたが、25号以上のサイズとなると見た目にも凄く大きいですね。
話は変わりますが、貴金属地金相場がだんだん下がってきました。毎年年末は相場が急騰するのですが、クリスマスプレゼントなどの需要もあり貴金属相場が上がるのだと思います。
ですが、年が明けてしばらくするとそれも落ち着いて相場が安定してきます。地金相場が上がると指輪の価格にも反映してきますのでお客様にとっても購入しにくい物になってきてしまいます。ですので相場が下がるのは大歓迎です(^^)
気になるのはプラチナなどに割がねとして使用しているパラジウムの相場が下がらない事です。
プラチナの価格は下がってもパラジウムは高値を維持しているのでパラジウムとの合金であるプラチナ900の場合は余り価格は下がりません。
パラジウムも下がるのを期待しております(^o^)
手作り結婚指輪はワックスというロウソクのロウのような素材を削って指輪の形を作ります。
そのロウの原型を元に鋳造作業により結婚指輪が作られるのですが、ワックスの状態で作られる形にも限りがあります。
その部分をオプションによって貴金属指輪に仕上げてからダイヤを埋め込んだり、カラーコーティングを施したり出来ます。
こちらは、カラーコーティングを施すオプション加工です。メッキなので表面に付けた場合は擦れなどによって剥げてきますが、上の写真のように凹んだ部分、指輪の内側にカラーを施した場合は、擦れることが少ないので剥げにくくカラーが残るようになります。
表面に手彫りの彫刻を入れることも出来ますが、細身の指輪に文字やマークなどを入れる場合はレーザー彫刻で入れるとかなり細かく綺麗に仕上がります。
書体も色々ありますのでオススメの加工です。
このほかに、ダイヤの埋め込み、手彫り彫刻、ミル打ち加工などありますが、ワックスでは出来ないことがオプションで追加加工する事によってプロ並みの仕上げにする事が出来ます!
先日、今回で3回目となるテレビ取材の申込みがあり、無事撮影も終わりテレビ放送していただきました。
今回は地上波ではなく、ケーブルテレビだったのですが、やはりカメラを向けられて喋るのは緊張します。
放送内容を少しだけ画像でご紹介いたします。
今回の取材はお店の紹介ではなく、ジュエリー職人としての私自身をピックアップした取材でした!
放送は12分ほどあり、とても長い時間取り上げていただけてありがたいのですが、その分喋らないといけないので大変でした(^^)
最近では編集で喋る内容もうまく繋いでもらうことが出来るようで助かりました。
指輪の製作工程などもご紹介していただきました!
ワックスを削る作業からバフ研磨でピカピカに磨く所まで、ほとんどの行程を撮影ご紹介していただいています。
指輪の作り方を説明しているところですが、撮影されているとは思わなかったのでちょっとビックリです。
無事に放送も終わって一安心です!
本当にお世話になりました!