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親から譲り受けた婚約指輪
結婚指輪ガイド 結婚指輪・婚約指輪の知識

親から引き継いだダイヤモンドを婚約指輪にリフォームする

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新品を購入するイメージの強い婚約指輪ですが、既存の指輪をリフォームするという方法もあります。譲り受けた大切なダイヤモンド、そのまま身に着けるだけでなく、デザインを変えて新しいものへと生まれ変わらせることが出来るのです。思い出のこもった大切なダイヤモンドですから、メリット、デメリットを把握してリフォームの検討が出来ると良いでしょう。

譲り受けたダイヤモンドを使う

両親や祖父母の婚約指輪、またペンダントやブローチのダイヤモンドを譲り受け、新しい指輪へとリフォームする方もいます。欧米に伝わる、結婚式で身に着けると幸せな花嫁になるサムシングフォーという4つのジンクスがあり、その内の1つサムシングオールドは受け継がれたもの、伝統のあるものの象徴です。
着ける機会が減ってしまった、時が経ちデザインが合わなくなったというアクセサリーがもう一度生まれ変わるだけでなく、世代を超えて大切に受け継がれるダイヤモンドを身に着けることは、家族の強い絆を表すことでもあります

メリットデメリット

親から引き継いだダイヤモンドをリフォームで使う場合のメリットとしては、比較的費用が抑えられるという点にです。予算がない時や、婚約指輪にかかる費用を結婚式の資金として使いたい、などの場合は検討してみても良いでしょう。
ダイヤモンドは譲り受けたものを使用しますので、基本的な費用はリングの枠部分と工賃にかかる費用です。おおよその相場は10~15万程が多いようですが、リングの枠の素材や、追加で宝石を使用する場合など、デザインによって変わってきます。
店舗によっては元のアクセサリーの地金部分を下取りしてくれる場合もあるので、確認してみると良いでしょう。費用を抑えつつ、世界に1つだけの指輪を作成出来ます。
一方で期待通りのデザインに仕上がらないこともある、というデメリットも了承しておく必要があります。元のデザインからまったくの別物として生まれ変わるので、実際に仕上がったらイメージと違った、といったことを避けるためにも入念な打ち合わせが重要になります。
また前述の通り、作りたい指輪のデザインによって価格が左右される為、使用する材料や加工方法が複雑なものだと結果的に新品を購入した方が安価であった、ということもあるので見積もりも確認すると良いでしょう。ダイヤモンドの状態が加工の負荷に耐えられるかどうかを事前に確認してもらうとより安心です。
鑑定書付きのダイヤモンドであれば殆どは刻印がついています。事前の確認作業がしっかりとしている店舗でないと、預けたダイヤモンドが他のものとすり替わっていたなどといった事故の元になりえます。

譲り受けた婚約指輪をリフォーム

リフォームの注意点

いざ、親から引き継いだダイヤモンドを使って婚約指輪を作成しようと思っても店舗選びにも注意が必要です。というのも、全ての店舗がリフォームを請け負っている訳ではないのです。
リフォームは店側にとってもリスクがあり、特に既製品の販売を主としたチェーン展開の店舗では受け付けてもらえない場合があります。店舗選びのポイントとしては、ハンドメイドやフルオーダーを得意とする店舗であれば引き受けてくれやすいといえます。最近ではリメイク専門の店舗もありますので依頼してみるのも良いでしょう。
1つ1つに異なった対応が取れる店舗ということですので、サイズ変更や数年後デザインを変えたいといった場合でも安心といえます。

大切な思い出の品を受け継ぎながら、再び輝きを与えることが出来る婚約指輪のリフォームは、家族の繋がりを強くしてくれるでしょう。親から引き継いだダイヤモンドをもう一度美しく身に着けるだけでなく、数十年後に自分の子供が受け継いでくれるなら、より素晴らしい宝物となる筈です。